私小説であり、試小説   作:陰月

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 今回は投稿が遅れてしまいました。
 気を付けます。


 煎餅おじさん、こと組長の簡単な紹介からです
 


十三話 その想い、届く?

 

 この硯組組長、誰彼構わずもてなし仲良くなる。人当たりの良さで有名だった。

 近所の住民とも仲が良く、回覧板を回すついでにお茶して帰ってくることもしばしば。

 あくまでも一般の人を優先して動くよう、日々部下に言い聞かせている。

 地域の集まりや行事にも意欲的に参加し、楽しもうと勤しむので人気者。

 今では、老若男女問わず皆が『ハルちゃん』と愛称で呼ぶ始末。

 裏では孤児院へ経済的援助をしていたり、養子として引き取ったりもしている。なんて噂が流れていたりする。

 

 「おおサナイか、おかえり。お前も喰うか?」

 「いえ、俺は結構ですから」

 『ん?』と親戚のおじさんのようなテンションで煎餅を持ち上げて見せる組長。

 だったが、隣のガクトが目に入ると別の意味で『ん?』と首を傾げた。

 「客人か、サナイ」

 「はい、マスターからの紹介でして」

 

 マスター

 この単語を聞いた途端に組長の表情が変わった。

 「、、悪いが先に帰っててくれ。戸締りはしっかりな」

 「あなた、、、」

 「キンヤとマドカは家まで送ってやってくんな」

 「「はい」」

 心配そうに寄り添う女性に、心配するな、と優しく告げ部下と共に送り出した。

 先程までの親戚のおじさんではなく、当代硯組組長の顔がそこにあった。

 事務所の窓から三人が見えなくなるまで見届けると、改めてソファに座り直し、目の前の二人にも座るよう促す。

 そして、口火を切る。

 「さて、何から話すかなぁ」

 言葉では悩んでいる雰囲気を醸し出しているのだが、サナイには組長が怒っていることがよくわかった。

 ある程度の覚悟をしていたとはいえ怖いものは怖いものである。ドッと吹き出す冷や汗で体温を下げながら、椅子から飛びのきすぐさま土下座の体勢に移った。

 「スンマセン、オヤジには止められていましたが」

 他に頼る当てがない、でもこのままでは組長が暗殺される。

 しかし大恩ある組長をどうしても守りたかった。

 そこでふと、過去に一度だけ力を貸してくれた人が居たことを思い出した。

 その人は一年前まで、世界中の銃弾飛び交う場所を渡り歩いていたと話していた。

 そして、その場の流れとはいえオヤジに力を貸してくれた。

 当時の駆け出しだった自分から見ても、絶対的だと感じる力でもって。

 ヤクザの世界に関係ない人間を巻き込むことが、いかに恥ずかしいことかも重々承知している。

 

 「全ての責任は俺が負います。マスターの身の安全も、残りの人生費やして保障する心づもりです」

 だから今回だけは容赦して欲しい、と。

 





 ヤク〇さんへの知識は、あくまでも妄想であり漫画知識でありフィクションです。

 この後書きを書きながらヤク〇映画でも見ておくんだったと思いました。


 ただ、偏見とかはないです。
 人それぞれで事情がある。
 自分に迷惑をかけられないなら万事オッケーです。
 
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