私小説であり、試小説   作:陰月

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 物語を考えていると、自分が今までに見聞きしたメディアや漫画、ゲームの影響を感じることがあります。

 誰かのことを考えて行動する
 皆が皆、そうあって欲しい


四話 その依頼、護衛?

 

 店を二人に任せ奥に入ると、仕切りを隔ててキッチンにたどり着き、更にキッチン横の部屋へと案内される。

 中は一段上がる形で、畳が敷かれた和室となっていた。

 居住スペースだというこの部屋は、本当に数年間人が住んでいたのかと疑うほど家具が少なかった。座卓に座布団が数枚、窓枠に小さな植木が1つ。

 マスターは座布団を差し出すと、お茶を淹れる為にキッチンへと向かった。

 五年前のオヤジも自分と同様に座ったのだろうか、とキョロキョロそわそわ。また、姿の変わらないマスターへの好奇心も重なり落ち着いていられない。更には今回のことに協力してもらえるのか、など様々な思考が頭をグルグル。そんな中で、

 「大の男が何そわそわしてんだ、硯はどっしり構えてたぞ」

 「っ!?」

 いつの間にか帰ってきていたマスターの声に驚き、体が一瞬浮いた。

 慌てて謝罪の言葉を述べようとするも、ズイッと目の前に湯呑が差し出されたので受け取ることに意識がいってしまった。

 「まずは茶でも飲んで落ち着け」

 座卓を挟むようにしてマスターが腰を下ろし、茶をすすって見せる。

 

 

 「落ち着いたか?」

 「はい、すみません」

 温かな茶によって体の中から暖められたことで肩の力が抜けたようだ。ついでに軽く深呼吸をすると、姿勢を正して口を開く。

 「今日伺ったのは五年前と同じように、組長を守って頂きたいのです」

 マスターはただ黙って茶をすする。

 「マスターもご存じのように、ウチの組は小さな組です。また、あの事件以来、存続こそすれ人手不足の日々です。」

 五年前、サナイが属する硯組と同じ系列の筆組との内部抗争があった。

 始まりはチンピラ同士の些細ないざこざだったものの、筆組には血の気の多い輩が多いためにコレを利用してのし上がろうとする馬鹿が出てきた。

 加えて、内部抗争なんて内輪の恥は小さく治めるべきものを、筆組の組長が煽り大事(おおごと)にしてしまったのだ。

 対して硯組組長は静かな人で、静かな人の下には静かな人間が集まるのか人手は少なかった。

 そして、その抗争に偶然巻き込まれたのがマスターだったのだ。

 「元々少なかった人間が、あの事件で犠牲になったしな」

 神妙な面持ちでサナイは頷く。

 「はい。五年前以降、内輪の争いは無かったんですが、最近になって蒸し返されているようでして」

 「また始まるのか?」

 「いえ、今回は向こうも個人が勝手に動いてるようで」

 

 

 「暗殺か、、、」

 「ええ。向こうで親しくしてくれてる人から情報を貰いました」





 妄想こねこね

 楽しい話を作ろ~♪
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