私小説であり、試小説   作:陰月

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 サナイの所属する硯組組長が、暗殺される?
 過去に世話になったマスターに助力を願いに行ったのだが


五話 そのマスター、動かない

 

 オヤジが暗殺されるかもしれない、と情報を得てから未然に防ごうと動いた。

 しかし特定できず、このままではオヤジがいつ殺されるのかと気が気でない。

 かと言って人手不足のために、護衛をしながらの犯人探しもできそうにない。

 護衛に専念してただ待っていては、精神的疲労が蓄積して参ってしまう。

 そこで護衛だけでも頼めないだろうか、と言うのだ。

 「その情報を寄越した野郎に頼めば良いんじゃねぇか?」

 「、、、その方は亡くなりました」

 悔しさや悲しみ、心痛の面持ちで告げるサナイ。

 「、、、ほう」

 「情報を漏らしたことが原因なのか、別の要因なのか分かりませんが」

 「なるほどな、大体の事情は分かった」

 「では!」

 「待て待て、最後の質問だ。覚悟はあるか?」

 身を乗り出したサナイを片手で制し、含みのある笑みとともに尋ねる。

 「金、、ですか」

 「ん?いやいや違ぅ、こともねぇのか。そうか、お前にはまだ説明してなかったな」

 説明。マスターの言葉にサナイは首を傾げる。

 マスター曰く、基本的な仕事は喫茶店だが、裏の仕事として請負の仕事をしている。

 

 基本的ルール

 1、仕事内容は交渉次第

 2、裏の仕事を実行するのはマスターではない

 3、遂行者は三人から一人選ばれる(誰になるかはわからない)

 4、請け負うかは試験を受けてもらい、結果次第

 5、報酬は遂行者によって様々(報酬は遂行者に対してのもの)

 6、嘘、偽りには制裁を

 

 簡単に説明するとこのような内容らしい。

 他にももっと細かな決まりがあるようだが。

 「つまり、どんなモノを報酬として要求されるのか分からねえってこった」

 その覚悟があるか?

 改めて鋭い視線と共に聞かれる。

 「はい」

 「(えら)く簡単に言うな」

 「オヤジが守れるのなら」

 「へぇ、ちったぁマシになったようだな」

 感心するとマスターは懐から白いカードを三枚取り出した。

 「?」

 「成長してるようだからな、手向けだ。試験は無しだ」

 選びな、と座卓にカードを並べる。

 「これに請け負って貰える人の名前が?」

 「まあ、そんなとこだ。慎重に選びな」

 マスターに許可を貰い、カードを手に取ってみる。

 何の変哲も無い白いカード。ペラペラというわけでなく、しっかりとしている。

 裏も白いが薄っすらと模様があるようだ。もっとも、三枚すべて同じで区別できるような特徴はないが。

 「じゃあ、、、」

 

 カードを選ぶと、すべてが終わるまで大事に持っておくように指示された。

 「兄貴、上手くいったんですか?」

 「もしもん時は俺らが守りますよ」

 「ああ、、」

 その場で紹介されるのかと思ったのだが、協力者はまだいない。

 しかし、マスターが自分を騙すという可能性は考えられない。

 

 喫茶店からの帰路、男三人の進行方向には一つの人影が、、、




 
 どのように文章で表現すれば、人を惹きつけられるのか
 語彙力、文章力、知識、雑学、妄想力
 足りないものでいっぱいです
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