俺がギルド職員をするのは間違っているだろうか 作:RINTO
今回辺りからオリジナル要素が強くなってくると思います。
楽しんでもらえれば嬉しいです。
リリファンの人はお待たせしました。
本作品では始めてちゃんとリリが出てきます。これから話によってはそれなりに出てくるのでお楽しみを
サポーターの騒動から数日後、俺とエイナはベルに呼ばれて人の少ないカフェに呼ばれていた。今回のことについて俺とエイナに迷惑をかけたことについてのお礼をしたいということらしい。
ベルもそうゆうところは意外と律儀というかしっかりしてるんだぁと感心していた。
仕事を定時で切り上げて二人揃ってギルドを後にしてカフェに向かった。ギルドを出るときにミイシャが面白いものを見つけたような目で俺たちのことを見ていた。あいつはあとで説教してやる。
「ゴメンね、昨日の段階で教えておけたらよかったんだけど」
「本当に大変だったよ。今から出かけるから仕事にかたをつけろとか言うんだからな」
「まぁ、それもこれも昨日、私が声かけたのに誰かさん面倒だってスルーして帰ったからなんだけどね」
「あ、面目ないです。すいません、次から気をつけます」
やっぱりエイナには勝てないわ…… これは決定事項らしい。
「すいません、エイナさん、レオンさん。こっちが呼んだのに遅くなってしまって」
エイナとくだらないことで言い合っていると俺たちを呼んだベルが一人の少女を連れて店に入ってきた。おそらく、あの少女がベルのサポーターなのだろう。
その姿を見てエイナは少しばかり顔をしかめていた。まぁ、それもそのはずだろう。自分の担当冒険者を危険に合わせた張本人にがベルと一緒にいるからだ。
「は、初めまして、ベル様のサポーターをしていますリ、リリルカ・アーデです」
「こちらこそ初めまして。ギルドでアドバイザーをしているレオン・クリフだ。」
「同じくエイナ・チュールです」
いやぁ、明らかにエイナの奴不満そうだなぁ。顔とか声に出ちゃってるよ。普段の営業スマイルはどこに行ってしまったんだか。こうゆう時こそ笑顔〜、笑顔〜だよ?
「今回はベル様や、ギルドのお二人には大変ご迷惑をかけしました。本当にすいませんでした」
アーデさんが俺とエイナに対して深々と頭を下げていた。それだけ、真剣に今回のことについて反省しているということだろう。
「いやいや、アーデさん顔を上げて下さい。今回の件についてはベルに任せてたからいいんだよ。二人とも無事に帰ってきてくれたからそれでいいんだ」
この間、エイナが、嫌な予感がすると言ったあの日実際ダンジョン内ではトラブルが起こっていたらしい。あくまで、ベル本人から聞いた話なのだが。一度はサポーターに裏切られて命を落としかけたのにもかかわらず、もう一度手を差し伸べられるベルの器の大きさには驚かされる。ただの女の子好きという線も捨てきれないが……
「そう言ってもらってえて助かります。ですが、今回の件は一生をかけてこの命に代えてでも償っていくつもりなんです。リリはベル様にそれぐらいの返しきれない恩がありますから」
このサポーターの話を聞く限り根はとても仲間想いのいい子に思えた。過去に何があったかは知らないがそれも込みで問題を解決したベルは人の悩みを解決してあげられる何か不思議な力があるのかもしれないな。もしかしたら俺も…… いや今はいいか。
「それは貴方の本心から言っていることのなの?それとも、罪滅ぼしなだけ?」
おいおい、エイナさん顔怖いって。ベルも笑顔が引きつってるから勘弁してあげてやれよ。それにしても、こんなに強い口調で言われてるのにサポーターの子は一切動じないんだな。それだけ覚悟があるというか芯がしっかりしているということなのだろう。
「もちろん本心からに決まっています。リリは決して、罪滅ぼしなんかでサポーターを続けませんから」
彼女の迷いのない言葉にエイナもようやく心を許したのだろう。いつもの優しい笑顔に戻った。やっぱりその笑顔の方が似合ってるわ。
「ゴメンね、アーデさん。なんか威圧するような言い方をして。あなたの気持ちはよく伝わったから。これからベル君をよろしくね」
「はい、任されました。これからよろしくお願いしますエイナさん」
なんか女性同士でなんか盛り上がってて俺とベル完全に蚊帳の外なんですが……
まぁ、サポーターとエイナとが和解出来てよかった。ベルも今日の一つの目的が達成出来て一安心というところだろう。
「それで、エイナさんとレオンさん。リリのことをさん付けで呼ぶのはやめて下さい。お二人がよろしければベル様のようにリリと呼んで下さい」
「分かった。改めてよろしくねリリちゃん」
「よろしくな、リリ」
しばらく、たわいもない話をしているうちに随分とエイナとリリとの会話が自然になってきた感じがする。まぁ、話の内容が俺やベルの悪口や不満なのには納得がいかないが……
「そういや疑問に思ってたんだけど、リリはどうしてベルを様を付けて呼ぶんだ? まさか、ベル。お前がそう呼べとか言ったのか?」
「そんな訳ないじゃないですか…… からかうのはやめて下さいよ」
「すまん、すまん。それで、本当のところはどうなんだ?」
「私が様を付けるのは尊敬などを込めてなので気にしないで下さい。あ、それともレオンさんも様付けで呼んで欲しいんですか?」
「え、それじゃあ……」
ふと、横を見ると俺を蔑むような目で見てくるエイナがいた。ちょっとそこまで怒らなくてもよくないですか?
「いや、やっぱりそのままでいいです……」
あまり変な言動は取らないように気をつけようと心に決めた一瞬だった。
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「本当によかったよ。エイナがリリと喧嘩にならなくて。喧嘩になるんじゃないかってベルと俺はヒヤヒヤしてたんだからな」
「流石にそこまではしないわよ。まぁ、最初にのこのこベル君と歩いて来たときはイラッとしたけど」
「まぁ、エイナの気持ちは分かるから何も言わないけど」
今はベルたちとカフェで別れて、辺りが暗くなって来たこともありエイナの家まで送って行っている最中だ。
「それにしてもベル君とリリちゃんはまるで姉弟みたいよね。本当にしっかり者のお姉ちゃんって感じしたしベル君を任せられそう」
「確かに。ベルは色々抜けてるとこあるしな。リリがいれば人間関係で危険なことはないだろうな」
それくらいリリはしっかりしてるように話していて感じた。ベルのサポーターに丁度いいだろう。あれくらいの世話焼きと考えたらエイナもリリに性格が似てるからすぐに仲良くなれたのかもな。
俺もリリの性格は嫌いじゃないしこれから仲良くやっていけそうだ。
「そ、そうだ。レオン、もう時間も遅いことだし私の家でご飯食べていかない?」
「え、いやいいよ。わざわざ作ってもらうの申し訳ないし」
「日頃の感謝を込めてだから」
「わ、分かったよ……」
女性の家に呼ばれるなんて初めてだからって緊張なんかしてないからな。決してそんなことはない……はずだ。
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あぁ、何やってるんだろ。いくらレオンだからっ普通に『家来る?』とか言っちゃったんだろ。家に男の人なんて呼んだことないのに。
だ、大丈夫よ、エイナ。平常心、平常心だからね。
「その辺に座ってて。今作るから待っててね」
「いや、俺も手伝うよ。待ってるだけじゃ申し訳ないからさ」
レオンってこうゆうところ妙に優しいというか気が効くよね。普段あんなに面倒、面倒言ってるくせにこうゆう時だけ動いてくれるとか反則でしょ……
それよりも料理に集中しないと。でも、なんかレオンがいつもより近いし……これじゃあ全然集中出来ないじゃないよ。はぁ…… 私何考えてるんだろ。
「痛っ‼︎」
「おいおい、エイナ大丈夫かよ。包丁使ってるんだからよそ見してるなよな。ちょっと傷口見せてみろって」
「え、あ、うん……」
「ちょっと傷口水で洗っとけよ。今、絆創膏用意するから」
え、レオン普段から絆創膏とか持ち歩いてる人なの。何それ、私よりもよっぽど女子力高くない?それともみんなこれくらい当たり前なのかな。
「あと、怪我してるんだから調理は俺に任せて休んでていいぞ」
「え、でも」
「任せとけって。これでも普段それなりに料理してるんだから。一人暮らしの男を舐めるなよ」
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「どうだ?味の方は。普段他の人に食べてもらうことないし、普段と違う環境で料理したから心配でさ」
「うん、とっても美味しいよ。レオンが料理出来るなんて意外だな」
「まぁ、一人暮らしが長いと嫌でも出来るようになるんだよ。お金にも最初の頃はあんまり余裕がなかったからな」
それにしてもレオンの料理が美味しすぎる。お世辞とか抜きでお金が取れるレベルだと思う。まぁ、こんなこと言ったらレオンがまた調子に乗っちゃうから言わないけど。
「それじゃあ、俺はそろそろ帰るわ。明日も仕事だしな」
「うん、じゃあまた明日ね」
そこで、レオンとは別れた。なんか、最近レオンと一緒にいると心の中がモヤモヤすることが多いんだよな。これっていったいなんなんだろ。いや、本当はこのモヤモヤが何かは自分でも分かっている。レオンのことが好きなのだと。なんとも思っていない男を家にあげる程私はお人好しじゃない。今度、ミイシャに相談してみようかな。絶対に色々からかわれるとは思うけど……
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はぁ、俺何やってるんだろうか。エイナの家に上がって絆創膏をしてあげたり、料理を振舞ったり。まぁ、エイナが料理を美味しいって食べてくれたから良かったけど。
それに、最近なんかエイナといることが多いけど時々なんか気持ちがモヤモヤすることがあるんだよな。なんか、これって病気か何かなのかな。
まぁ、とにかく今は早く帰って明日の仕事に備えて寝よう。そうしよう。
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これからも作品、作者ともどもよろしくお願いします
それでは次回更新までしばしお待ちを
それでは