俺がギルド職員をするのは間違っているだろうか 作:RINTO
ランキングに乗っててめっちゃ嬉しかったので連日投稿です。(筆者意外とチョロいな)
これからも引き続きよろしくお願いします
ここ最近のギルドの仕事はいつにも増して忙しさに磨きがかかっている。先日行われた神の宴で神々同士確認したらしいのだが、数日後に毎年恒例のフィリア祭が開催されることが決まっている。
フィリア祭とは毎年ガネーシャファミリア主催で開かれている大きな祭りである。
毎年沢山の屋台とかが出るからなんとか顔を出したいのだが例のごとく仕事があるのでまず無理だろう。
はぁ、仕事サボってでもいいから行こうかな。あ、でも警備とかでギルドが関わるから見つかったら終わるな……
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「ってことで当日は私たちも警備につきますのでよろしくお願いします」
「分かりました。こちらこそ今年もよろしくお願いします。確認終わったら声掛けて下さい。今日中に運び入れろと上から言われてるんで」
今、俺は何をしているかって? エイナとガネーシャファミリアのとある責任者との会話を横で聞いてる。もちろんギルドの仕事でね。ってかこれなら俺っていらないんじゃないかな……
「レオン? そんなとこで突っ立ってないで、確認作業手伝ってよ。ただでさえ他のも仕事忙しいんだから」
「分かりましたよー」
エイナに咎められて渋々仕事に手をつけるのだった。
今、俺はエイナ、他の一部のギルド職員がバベルまでわざわざ出向いて何をしているのか。わざわざってとこ大事な。
何はともあれ数日後開かれるフィリア祭のメインイベントである
この祭りの主催をしているガネーシャファミリアにはモンスターのテイムを得意としている冒険者が数多くいる。
その冒険者が闘技場を舞台にダンジョンのモンスターを手懐けるのを観客に見せつけるというサーカスのようなものだ。
まぁ、ダンジョンからモンスターを連れ出してくることに関しては批判的な声も少なくない。その反対派を抑えているのもギルドである。
イベントをやってるのはガネーシャファミリアなんだからそっちでなんとかしてくれないかな? これ以上仕事増やさないで欲しいです…… ガネーシャさんあなた群衆の主でしょ? 何とかしてください。
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今は、リストと目の前のモンスターを一つずつ数や種類があっているかの確認作業中だ。それにしても、本当にこのゲージ壊れないよね? 今何も武器とか携帯してないから出られたら終わりなんだよな……
まぁ、笑えない冗談はその辺にしたとしても相変わらずモンスターはモンスターだと改めて思う。俺たちを見る目が殺気に満ち溢れている。こうやってみるとこの催しに反対的な意見をだす人の気持ちも分からなくないな。こんなの脱走したらヤバすぎだからな
「ソードスタッグにトロール、それにシルバーバックと。これで全部ね。レオンは終わった?」
「ちゃんと終わらせたよ」
「ならこれで全部だね。それと今日は直帰でいいらしいよ」
マジか。普段散々文句言っているがたまには言っておこう。ロイマングッジョブ‼︎
そうと決まれば早く家に帰ってゆっくりしようかな。
「なら俺はそろそろ……」
「それで今日この後時間あるよね? こないだ家まで送ってもらったしさそのお礼したいから。夜ご飯何処かで一緒に食べない?」
せっかく家でゆっくりできると思ったのに…… まぁ、エイナとは一緒にいても疲れなくもないのでここはありがたくお言葉に甘えておこう。
「分かった。お店はどこにするんだ?」
「私に任せておいて」
まぁ、どこでもいいのだけれどあんまり人が多いところはやめて欲しいんだよな……
周りの男どもの目がヤバイんだよね。それだけが本当に嫌になるんだよな。アドバイザーの方の仕事にも支障が出てくるし。いや、もう出ちゃってるんだけどね。
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「今日は
「お疲れ様。この前のは大したことじゃねぇよ。感謝されるようなことじゃない」
「もう、そうゆう時は素直にどういたしましてでいいの。レオンは本当に素直じゃないよねぇ〜」
「余計なお世話だよ」
時々思うのだがエイナは本当に俺の一個下か怪しく思うことがある。周りの人間にすごく気をつかえるし。一言でいうなら面倒見のいいお姉さんと言ったところだろうか。
あのベルとか言った冒険者もさぞ恵まれてるな。こんないいアドバイザーが担当で。まぁ俺だったら面倒なことは全部冒険者に丸投げである。はい、そこアドバイザー失格とか言わない。言っとくけどダンジョンの知識だけならエイナより上です。
「話は変わるけどレオンは
「どうって?」
急にどうしたのだろうか。まぁ、
「モンスターを地上に出してるわけだしリスクが無いわけじゃないし。反対意見がギルドに来ているのは知ってるよね?」
「当たり前だろ、対応に追われてるんだし。まぁ、祭り自体はいいんじゃないの?人が集まって街全体が盛り上がるから」
「私もレオンと同じ考えかな。ってことは街のために当日の警備はさぞかし頑張ってくれるんだろうなぁ〜」
「お、おう。もちろんだよ」
やってしまった。完全にエイナにいいように乗せられてしまった。ほら見てよ、エイナこっち見て完全勝利したかのごとく微笑んでるよ。もうこれは仕事サボれなくなったな。
さよなら、俺のフィリア祭……
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「そちら観客の整理をお願いします。こちらは周りの警備に当たりますので」
今日は何はともあれ
「レオン? ちょっと聞いてる?」
「どうした?何か問題でもあったか?」
「そんなわけないでしょ。あったらそれはそれで大変じゃない」
そりゃそうだ。厄介ごとが降ってくるのは御免である。エイナの話によると昼には別のギルド職員と交代するためにお祭りを回る時間がそれなりにはあるらしい。
神は俺のことを見捨てなかったようだ。まぁ、神などは普通に街を歩いていたりするので物珍しくもないのだが。
警備の仕事を始めてしばらくたった頃、周りからは浮くように目立つ白髪の少年がやってきた。隣には少年のファミリアの主神であるヘスティア様も一緒だった。
「あ、エイナさん、レオンさんこんにちは。」
ベルに挨拶をされて軽く挨拶を返しておく。なんかこうゆうの苦手なんだよな。別にコミュ症ってほどじゃないし。アドバイザーやってるんだしあっちゃ困る。
「こんにちは、ベル君。」
「ベルくん、 このヒューマンの青年とハーフエルフの女性は誰なんだい?」
「紹介が遅れました、神ヘスティア。私はエイナ・チュール、彼はレオン・クリフ。ギルドでアドバイザーをしております。それで私はベル・クラネル氏を担当をさせてもらっております」
「そうかい。いつもベルくんがお世話になってるね。これからもベルくんをよろしく頼むよ‼︎」
「「はい‼︎」」
相変わらずエイナは話が上手いな。相手が冒険者だろうと神だろうと臆せずに話してるし。相手に失礼がないように常に気を使っている。
あと、ベルの主神様はとても気さくな方だな。どちらかというとヘファイストス様に近い感じだろうか。それにしても、ベルの主神様は可愛いな。それと、アレだ。胸部がそのアレなんだ……
「それで、ベル君は私たちに何かよう?」
「実は少し人を探してるんです」
どうやら忘れ物を届けるために人を探していたらしい。何か厄介なことを持ってきたのかと思って焦った時間を返してくれ。なんか、ベルには巻き込まれ体質的な雰囲気を感じるのだ。なんとなく……
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その後、ベル達とは分かれ仕事に戻った。もう直ぐ昼休憩の時間だ。これでやっと俺もフィリア祭を楽しめる……はずだったのだが。
「えぇ?
マジかよ…… 俺の休み時間が〜、お祭りがぁ〜〜
まぁ、そんな呑気なことを言ってられる状況じゃないので急いで周りの関係者と連絡を取り合った。こうゆうヤバイ時ほどほうれん草は大事だから覚えておくといい。
ほうれん草って食べるやつじゃないからね。報告、連絡、相談の方だから。ここテストに出るぞ〜
ガネーシャファミリアからの情報によると逃げたのはソードスタッグ、トロール、シルバーバックらしい。どのモンスターもヤバイのは変わらないが特にソードスタッグやトロールは20層よりも下の中層域のモンスターのために普通の冒険者じゃ対処できない。
そんな時目にアイズ・ヴァレンシュタインと主神ロキの姿がはいった。彼女らもフィリア祭に遊びに来たのだろう。この際体裁は関係なく頼むしかない。
「アイズさん、ちょっとお願いが」
「あぁん?うちのアイズたんに何の用や。ギルドの人間が」
「ロキ、直ぐに喧嘩腰になっちゃダメ」
「はい、すいません。言い過ぎました。ゴメンなさい」
神様の方が尻に引かれてるってどうゆうことだよ。ってか今はそんな事考えてる場合じゃない。今の現状をアイズさんに伝えると快く討伐を引き受けてくれた。ロキ様な方は渋々と言った感じだったが。
これで事態にもかたがつくことだろう。ガネーシャファミリアにはそれなりのペナルティーがギルドから課されると思うが。
この後、俺の考えが裏切られようとしていることに周りもエイナも俺自身も知るよしは無かった。
感想下さい(切実)
次回も楽しみに
それでは