優美子のヤンデレが発覚してしまってから一週間がたった。
最近は慣れてきたが、はじめの方は大変だった。クラスの女子と喋っていると
「あの女好きなの?」
がくるし、寝てて返信が遅れただけで
「ごめんなさい、私何か怒らせるようなことしたかな?」
ときた。アニメとかで見てる分には羨ましいなーとか思っていたけど、慣れるまではキツかった。
慣れてくるとただ嫉妬深さが行き過ぎてるだけに感じるし、俺に尽くしてくれている事がよく分かる。
「ねぇ何考えてるの?」
「優美子の事だよ」
嘘は言っていない。ただ優美子が思っている様なこととは違うけど。
「嬉しいな」
そう言って彼女は抱きついてくる。今は、彼女の部屋で俺の膝の上でテレビを見ながら座っていたけど対面座位になり抱きついてくる。
こういうスキンシップは多くなったが、まだヤッてはいない 。1回怒らせて逆レされそうになった。その時の事はあまり思い出したくない。
あの時は優美子に何も言わずに女友達と遊んでいるのがバレた。ご丁寧に写真まで撮られて。多分、あの時の視線が優美子だろう。
「ねぇ、なんであの女と遊んでたの?ねぇ」
優美子の家に呼ばれたと思ったら、手首を縛ってくくりつけられた。
「いや、あの、悪かった。」
とりあえず、謝ることしか頭に無かった。
「いいよ。愛君は何も悪くないんだよ。私に魅力が無いのが悪いんだもん」
ああ、彼女の目から生気が失われていく。何とかしなければ。
「違うんだ優美子。優美子に魅力が無いわけじゃないんだよ」
「ううん。私が悪いの。だからね私のことを沢山教えてアゲル」
そう言ってくる彼女に恐怖を感じた。この時だけは彼女がヤンデレじゃ無かったら、などという意味の無いことを考えてしまう。
「ほら。どう?なかなか悪くないと思うんだけど」
意味の無いことを考えているうちに彼女が服を脱いでいた。白く美しい肌に細過ぎない脚。そして、何より目がいくのは胸。
こんなに完璧な身体なのに興奮しないのは、やはり彼女の纏うヤンデレ独特の雰囲気なのだろうか。
「ほら。早く服を着て!」
多分このままじゃ襲われる気がする。だから何とか彼女を落ち着かせようとした。しかしこの行動が彼女の行動をよりエスカレートさせてしまう。
「私の身体じゃダメ?でも大丈夫だよ。私愛君の為ならなんでもしてあげられるから、すぐに私しか考えられなくしてあげる。」
彼女がどんどん近寄ってくる。俺は頭を何とか回転させ一つの名案を思いつく。
「優美子待ってくれ。やっぱりそういうことはまだしない方がいいと思うんだ。ヤッたら、俺は優美子にハマってしまって毎日ヤリまくって、早く倦怠期を迎えちゃうかもしれないだろ?だから、ちょっとずつ距離を縮めて行かないか?」
自分でも言っていることはめちゃくちゃだと思うけど、基本的に彼女は俺の言うことは聞いてくれるので、なんとかなる気はする。
「でも私に魅力が無いからあの女と遊んでたんでしょ?」
「いや、そうじゃなくて、誘われたから遊んだだげなんだ。それに俺が好きなのは優美子だけだよ」
「ほんと?もうあの女とは遊ばない?」
落ち着いてきたみたいだ。やっぱり俺の意思は尊重してくれるみたいだから、何とかなったな。
「ああ、遊ばない。約束する。だから服を着てくれ」
「うん、分かった」
彼女が服を着てから、縛っていた俺の手首を開放してくれる。手首に少し痛みを感じるが、まぁ大丈夫だろう。
「ごめんね。手首痛かったよね」
俺の手首を撫でながら聞いてくる彼女は普段の彼女の様だ。
「ああ、少し痛いけど大丈夫だよ」
その後は普通に話をしたり、テレビを見たりしていた。すると彼女が
「抱きついてもいいかな?」
と聞いてくる。
「良いけど、どうして?」
やっぱり直接愛君の体温を感じたくて」
少し恥じらいながら言ってくる彼女を可愛いなぁと思う。
俺は両手を広げて
「おいで」
という。キャラじゃないなぁと思いつつも抱きついてきた彼女の柔らかさを堪能する。女の子独特のいい匂いと男にはない柔らかさが、凄く良い。彼女の身体を堪能しつつも彼女の言葉に耳を傾ける。
「ねぇ愛君。ずっとイッショに居ようね」
この終わらせ方に意味は無い(断言)
次はクーデレかいちゃいちゃするヤンデレ掛けたらなぁと思います。
それではまた次回!