Fate/cross silent   作:ファルクラム

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第7話「魔女との再戦」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 魔術師の用意は万端だった。

 

 実際のところ彼女には、自分が置かれている状況について何も判ってはいない。

 

 自分がなぜここにいて、そしてなぜ戦っているのかも。

 

 しかし、それでも襲ってくる「敵」はいる。

 

 ならば、迎え撃つ以外に無い。

 

 戦って勝つ。

 

 単純にして明解、唯一のルールがそこには敷かれている。

 

 空中に、溢れんばかりに描かれた無数の魔法陣。

 

 その物量は、先の激突時を大きく上回っている。

 

 敵は必ず来る。

 

 それが判っていればこそ、魔術師(キャスター)の備えは万全だった。

 

 果たして、

 

 空間の一角に魔法陣が描かれる。

 

 それと同時に、ピンクと青、2種類の衣装をまとった2人の少女が飛び出してくるのが見えた。

 

「戦闘開始ッ 一気に畳みかけるわよ!!」

「2度目の負けは許しませんわよ!!」

「「了解!!」」

 

 凛とルヴィアの声を背に受け、イリヤと美遊は接続(ジャンプ)から抜けると同時に駆けだした。

 

 それと同時に、響、凛、ルヴィアの3人は橋の下へと入る。ここにいれば、魔法陣の索敵から逃れる事ができるのだ。

 

 そのイリヤ達の目にも、既に戦闘態勢に入ろうとしているキャスターの姿が映っていた。

 

 イリヤは、並んで走る美遊にチラッと眼をやる。

 

 美遊は飛べるようになったのだろうか? それ次第で、戦いの様相はがらりと変わってしまうのだが。

 

 イリヤがそう考えた次の瞬間、

 

《行けますか、美遊様?》

「大丈夫」

 

 サファイアとの短いやり取りのあと、

 

 美遊は地面を蹴って宙に舞い上がった。

 

 「飛んだ」のではない。

 

 「跳んだ」のだ。

 

 美遊は魔力で脚力を強化し、大きくジャンプしたのである。

 

 ここまでは、昨日の響と同じである。

 

 だが、美遊はそこで止まらない。

 

 2度、3度と空中を蹴り、どんどん高度を上げていく。

 

 これが、苦心の末に美遊が導き出した「答え」だった。

 

 結局彼女は、自分を縛る「人は飛べない」と言う概念を打ち破る事は出来なかった。

 

 しかし、イリヤやルビーのアドバイスや、響が昨日やった魔力ジャンプを参考にした美遊は、自ら飛ぶ方法を編み出した。

 

 美遊は魔力で空中に足場を作り、それを蹴る事によって空中を移動しているのだ。

 

 イリヤのように小回りは効かないが、それでも長時間の空中移動が可能であり、空中戦を行う分には十分な効果があった。

 

 その間にも先制する形で攻撃を開始するキャスター。

 

 放たれた砲撃が、容赦なくイリヤと美遊を襲う。

 

 しかし、既に飛行の問題をクリアしている2人はこの攻撃を難なく回避して高度を上げていく。

 

《このまま魔法陣の上まで飛んでください!! そこなら攻撃は届きません!!》

「判った!!」

 

 ルビーの指示通り、攻撃を回避しながら上昇を続けるイリヤ。

 

 その間に、美遊も同じように高度を上げていく。

 

 凛が立てた作戦は、小回りが利き回避に優れるイリヤが囮を担当し、突破力と火力に優れる美遊が攻撃を担当する事になる。

 

 攻撃成功のカギは、イリヤがいかにキャスターの注意を引き付けられるかにかかっていた。

 

 やがて2人は、空中に浮かぶキャスターと同じ高度に達する。

 

 ここは既に魔法陣の上。攻撃が来ることもないし、魔力反射平面の効果も消えている。

 

 つまり、ようやく条件は同じになったのだ。

 

《さあさあ、この空がバトルフィールドですよ!! 敵勢力を排除して制空権を我が物とするのです!!》

「何かテンション高いね!!」

 

 はやし立てるルビーに返事をしつつ、接近を開始するイリヤ。

 

 対してキャスターが迎撃の魔術を放つも、イリヤはそれを巧みに回避してルビーを振りかざす。

 

《低威力で構いません、距離を保って撃ちまくってください!!》

「うん!!」

 

 言いながら、魔力を高めるイリヤ。

 

 ともかく、キャスターの動きを止めることが重要だ。

 

「散弾!!」

 

 放たれる無数の魔力弾。

 

 1発の威力は落ちるが、仕留めるのが目的ではないので、こちらの方が都合が良いのだ。

 

 狙い通り、動きを止めて防御に入るキャスター。

 

 攻撃を仕掛ける、絶好のタイミング。

 

 そこへ、背後へ回り込んだ美遊が仕掛ける。

 

 手にした槍兵のカードを掲げる美遊。

 

「『ランサー』・・・・・・限定(インク)・・・・・・・・・・・・」

 

 ランサーを限定展開(インクルード)して、刺し穿つ死棘の槍(ゲイボルグ)を召喚しようとする美遊。

 

 だが、美遊が槍を出そうとした瞬間、

 

 彼女の目の前にいたはずのキャスターの姿が、幻のように消え去ってしまった。

 

「な、消え・・・・・・・・・・・・」

 

 驚愕に、目を見開く美遊。

 

 次の瞬間、

 

 キャスターの姿は、美遊のすぐ背後に移動して現れた。

 

 不意を突かれる美遊。

 

 とっさに振り返ろうとするが、間に合わない。

 

 そのまま強烈な攻撃を食らって、美遊は地面に叩きつけられてしまった。

 

「ミユさん!!」

《い、今のは!?》

 

 イリヤとルビーが焦って声を上げる中、

 

 地面に叩きつけられた美遊は、辛うじて身を起こす。

 

《申し訳ありません美遊様。物理保護の強化が間に合わず・・・・・・》

「大丈夫、大した事・・・・・・ッ!?」

 

 気遣うサファイアに気丈に答えようとするも、墜落の衝撃で足を負傷しており、思わず言葉を詰まらせる。

 

 直ちに治療に入るサファイア。

 

 だが、それを許すほど、キャスターは悠長ではなかった。

 

 座り込んでいる美遊に、サーチの光が無数にあてられる。

 

 地上に落ちた事で、美遊は再び魔法陣の攻撃範囲に入ってしまったのだ。

 

 見ていたルヴィアが、思わず悲鳴を上げる。

 

「逃げなさい美遊!! そんな集中砲火を受けては障壁ごと・・・・・・・・・・・・」

 

 凛が制止するのも構わず、飛び出そうとするルヴィア。

 

 しかし、間に合わない。

 

 魔法陣が輝き、魔力の砲撃が降り注ぐ。

 

 足を負傷している美遊に、回避の手段はない。

 

 降り注ぐ光。

 

 次の瞬間、

 

 ルヴィアを追い越す形で、飛び出す小さな影があった。

 

「響!!」

 

 悲鳴に近い凛の声が響く。

 

 集中攻撃を受けそうになっている美遊を見た響は、とっさに彼女を助けるべく飛び出したのだ。

 

 響はキャスターの砲撃が届く直前、座り込んだままの美遊を抱えるようにしてその場を離れる。

 

 一瞬の間をおいて、砲撃が着弾。

 

 衝撃で、響と美遊の体は大きく吹き飛ばされた。

 

 降り注ぐ、追撃の嵐。

 

 2度、3度とバウンドする2人。

 

 強烈な攻撃が、小学生2人を翻弄する。

 

 しかし、間一髪で響が間に合ったことで、2人とも大きな怪我をする事もなかった。

 

 降り注ぐ砲撃の嵐を必死に掻い潜り、響はどうにか美遊を連れて橋の下へ向かって駆ける。

 

 あの魔法陣によるサーチは、遮蔽物があれば効果を遮断できる。橋の下に入れば、ひとまず安心だった。

 

 その間、上空では尚も、イリヤが散発的にキャスターに攻撃を仕掛けている。

 

 イリヤが放つ攻撃を、キャスターが防御。

 

 逆に、キャスターの攻撃を、イリヤが回避していく。

 

 しかし、状況は芳しくない。イリヤの攻撃は、ほとんどキャスターに届いていないのだ。

 

 やはり、決め技を持つ美遊が、一時的に戦線離脱したのは痛かった。

 

 しかしどうやら、イリヤとしても単独でキャスターを倒すつもりはない様だ。取りあえず、時間を稼いで美遊が復帰するのを待つ心算らしい。

 

 その間、何とか橋の下へと戻ってくる響。

 

 この下にいれば、キャスターの砲撃を食らう事はない。

 

 と、

 

「この、馬鹿ァッ」

 ゴンッ

 

 戻ってきた響に、凛の容赦ないゲンコツが落とされた。

 

「・・・・・・痛い」

「当り前よ、痛くしてるんだから!!」

 

 腰に手を当ててがなりまくる凛。

 

 またしても無謀なことをした響。ここは、年長者としてケジメをつけなくてはならない場面である。

 

「あんた、どんだけ無茶な事やれば気が済むのよ!?」

「だって・・・・・・」

「『だって』じゃない!!」

 

 反省の色を見せない響に説教をする凛。

 

 しかし、その間に治療を終えたのか、美遊は自力で立ち上がって近づいて来た。

 

「凛さん、もうその辺で。時間もありませんし」

「・・・・・・・・・・・・ったく」

 

 頭を掻きながら、向き直る凛。

 

 この無謀な少年には言いたい事は山ほどあるが、それらは後回しである。お説教は勝った後にいくらでもできる。

 

「響」

 

 美遊に声を掛けられ、振り返る響。

 

 そこには、いつも通りまっすぐにこちらを見据えてきている、美遊の静かな瞳がある。

 

「美遊?」

「さっきは・・・・・・その、ありがとう・・・・・・助かった」

 

 それだけ言うと、美遊は踵を返し、再び魔力の足場を蹴って上空の戦場へと向かう。

 

 その姿を、響は地上から見送るのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 空中に戻った美遊は、孤軍奮闘を続けるイリヤの元へ駆け寄る。

 

 ここまでイリヤは、牽制と回避に専念し、どうにかキャスターを引き付ける事に成功していた。

 

「あ、ミユさん、もう大丈夫なの?」

「ええ」

 

 言いながら、サファイアを構えなおす美遊。

 

 合わせるように、キャスターも戦闘態勢に入るのが見えた。

 

 状況は戦闘開始前に戻った形だが、既に先ほどの戦法は通用しないだろう。敵が転移魔術を使える以上、通常の攻撃手段では回避されるのがオチだった。

 

 しかし、

 

「・・・・・・・・・・・・まだ、手はある」

 

 低く、

 

 しかし確信の籠った声で、美遊は言い放った。

 

 まだまだこれから。

 

 勝負を捨てる気は、さらさら無かった。

 

 同時に、戦闘を再開する2人。

 

 互いに魔力弾を放ちながら接近。キャスターに攻撃を掛ける。

 

 対してキャスターも応戦。

 

 空中で激しい撃ち合いが始まった。

 

 さしものキャスターも、イリヤと美遊を同時に相手取るのは厳しいのか、障壁を張って防戦に回っている。

 

 一方のイリヤ達も、キャスターの防御障壁を抜くだけの威力を持った攻撃を撃てず、状況は膠着状態に陥っている。

 

 このままでは、体力的に劣るイリヤ達が先に力尽きてしまう事は目に見えていた。

 

 だが、今度は先ほどとは違う。

 

 前に出るのは美遊ではなく、イリヤ。

 

 本来なら囮役のはずのイリヤが、積極的に前に出て攻撃を仕掛けていた。

 

 素早く接近すると同時に、ルビーに魔力を込めて振るうイリヤ。

 

《速攻ですッ とにかく手数で圧倒しましょう!!》

「判った!!」

 

 ルビーの指示に従い、攻撃を繰り返すイリヤ。

 

 その速攻が効いたのか、イリヤの攻撃が一時的にキャスターを圧倒する。

 

 動きを鈍らせるキャスター。

 

 そこへ、一気に勝負を仕掛ける。

 

「行くよ!!」

 

 魔力を込めたルビーを、鋭く振るうイリヤ。

 

 放たれる砲撃は、散弾。

 

 しかし、その攻撃はキャスターに読まれていた。

 

 イリヤが攻撃に入る直前、キャスターはまたしても転移魔術を駆使して回避行動をとる。

 

 放たれる散弾。

 

 しかし、姿を消したキャスターには当然、命中しない。

 

 その間に、キャスターはイリヤの背後へと回り込み、杖を構えた。

 

 その杖の先端に収束する魔力。

 

 先ほどの美遊と同じ。

 

 そのままイリヤもやられてしまうのか?

 

 そう思った次の瞬間、

 

 イリヤが放った魔力弾は、全て壁に当たったように反射し、背後にいたキャスターに襲い掛かった。

 

 驚いたのはキャスターだろう。まさか、かわしたと思った攻撃を食らうとは思っていなかっただろうから。

 

 答えは魔力反射制御平面である。

 

 イリヤはキャスターが転移魔術で回避することを見越し、敵が張った反射平面を逆に利用する事で、虚を突く作戦を思いついたのだ。

 

 勿論、自分に向かって反射するわけだから、イリヤにも魔力弾は襲ってくる。そのためイリヤは、予め障壁を展開して防御したのだ。

 

 案の定、動きを止めるキャスター。

 

 散弾を数発食らった程度では、大したダメージにはならない。

 

 しかし、キャスターの動きが一瞬でも止まれば、それで十分だった。

 

「今だよ、ミユさん!!」

 

 イリヤの合図に答えるように、

 

 上空に回り込んでいた美遊が、サファイアをまっすぐに構えていた。

 

「弾速最大・・・・・・狙射(シュート)!!」

 

 放たれる魔力砲撃。

 

 イリヤにばかり気を取られていたキャスターの反応が遅れる。

 

 次の瞬間、美遊の攻撃をもろに直撃されたキャスターは、そのまま地面に叩きつけられた。

 

 まさに、先ほどの美遊への攻撃を、意趣返しされた形である。

 

「や、やった!?」

《まだです。ダメージは与えましたが致命傷ではありませんッ 早く詰めの攻撃を!!》

 

 警告するルビーに対し、

 

 動いたのは地上で待機していた魔術師2人だった。

 

Anfang(セット)!!」

Zeichen(サイン)!!」

 

 詠唱と同時に、手に握りこんだ宝石を投擲する。

 

「轟風弾五連!!」

「爆炎弾七連!!」

 

 解き放たれる炎と風。

 

 ここぞとばかりに最大火力で攻撃を仕掛ける凛とルヴィア。

 

 その圧倒的な攻撃力を前に、近くで見ていた響は思わず声を失って見入るほどであった。

 

 やがて爆炎が晴れる。

 

 それと同時に、空を覆っていた魔法陣の群れも消えていくのが見えた。

 

「勝ったの?」

「ええ、魔法陣が消えたと言う事は、倒したとみて間違いないでしょう」

 

 尋ねる響に、ルヴィアが嘆息交じりに答える。

 

 予定より苦戦を強いられたが、これで決着である。

 

 後はカードを回収し、鏡面界が崩壊する前に脱出するだけである。

 

 だと言うのに、

 

「それより貴女、五連って何ですの!? 勝負ドコロでケチってんじゃねーですわ!!」

「う、うるさいッ 成金のあんたとは経済事情が違うのよ!!」

 

 戦いが終わったとたん、早速いさかいを始める凛とルヴィア。

 

 何と言うか、お約束通りの光景には苦笑しか出ない。

 

 その間に、イリヤと美遊も降りてくる。

 

「お疲れ」

「ほんとだよ。すごい大変だった」

 

 やれやれとばかりに肩を落とすイリヤ。

 

 その傍らでは美遊が、相変わらずの無表情で立っている。とは言え、こちらも疲れは隠せない様子だった。

 

「ともかく、これで2枚目。残りは・・・・・・・・・・・・」

 

 言いかけた美遊が、不自然に言葉を止めた。

 

 それと同時に、一同も気づく。

 

 空間を満たすような、強大な魔力。

 

 振り返る視線の先、

 

 そこには、

 

 巨大な魔法陣を従えた、キャスターの姿があった。

 

 顔色を無くす一同。

 

 先ほどの凛とルヴィアの攻撃で完全に仕留めたと思っていたのだが、キャスターは間一髪で転移魔術を使い、回避に成功していたのだ。

 

 高まる魔力が、圧倒的な出力でもって膨れ上がる。

 

「まずいッ 空間ごと焼き払うつもりよ!!」

 

 焦慮を帯びた凛の警告。

 

 キャスターとの距離は離れているが、そんなことは関係ない。巨大な魔法陣は、この鏡面界そのものを焼き尽くせるだけの破壊力を秘めている。

 

 反撃は、もう間に合わない。

 

 反射路を形成して、逃げるだけの時間ももう無い。

 

 ここまでか?

 

 誰もがそう思ったとき。

 

 小柄な影が、一同の中から飛び出した。

 

「ヒビキ!!」

 

 背後から呼ぶ姉の声を背に、響はキャスターに向かって駆ける。

 

 正直、飛び出したのはとっさの行動である。何らかの策があったわけではない。

 

 だが、

 

 なぜかは知らない。

 

 しかし、この状況を打破できる者がいるとしたら、自分だけだと思っていた。

 

 自分の中にある「それ」に、そっと意識を向ける。

 

 掲げる掌。

 

 同時に、響は秘かな声で呟いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

限定展開(インクルード)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 次の瞬間、

 

 響の手に、一振りの日本刀が出現する。

 

 背後でイリヤ達が驚きの声を上げる中、

 

 響は刀の切っ先を、キャスターに向けて構える。

 

 次の瞬間、

 

 ドンッ

 

 強烈な踏み込みの音と共に、加速する響。

 

 キャスターの方でも、自分に向かってくる相手に気付いたのだろう。急いで詠唱を完成させようとする。

 

 だが、その前に響は、更に一歩踏み込む。

 

 殆ど、音速を超える勢いの響。

 

 更に一歩。

 

 同時に、詠唱を完了するキャスター。

 

 その強烈な魔力が解き放たれようとした。

 

 次の瞬間、

 

 突き込まれる切っ先。

 

 その鋭い一閃が、キャスターの体を真っ向から貫いた。

 

 血しぶきを上げる刃。

 

 キャスターの体は、まるで獰猛な獣に食いちぎられたように切り裂かれる。

 

 断末魔の悲鳴を上げるキャスター。

 

 同時に、振り返りながら刀を構えなおす響。

 

 警戒しつつ、追撃に備える。

 

 しかし、その必要はなかった。

 

 イリヤ、美遊との戦闘。

 

 凛とルヴィアの連携攻撃。

 

 そして最後の響の一撃。

 

 それら一連の戦闘により、キャスターは既に限界を超えていたようだ。

 

 やがて、魔女の体は幻のように消滅していく。

 

 最後に、響の手元には、魔術師の絵柄が描かれたカードが残されるのだった。

 

 

 

 

 

第7話「魔女との再戦」      終わり

 

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