生まれ変わっても私は"私"   作:*Alice*

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第1話

 

「教授~、教授~、何処ですか~、これからこないだの論文の受賞式があるんですよ~出てきてください!お願いします!私の!わ・た・し・のっ!クビがとぶ前に何とぞ!なにとぞぉ~~」

 

......出ていきたくねぇ~。

どうしよ、資料室で新しい本ずっと読んでて受賞式の事すっかり忘れて徹夜して今人の前出るの嫌なんだけどな~.....まぁ受賞式くらい、いっかな~...眠いし寝よっかな~、ゴロゴロしてたらホントに眠くなってきたし.....うん、寝よう。おやすm~バタンッ!

 

「教授!見つけましたよ~!こんなところで...って教授!寝てないんですか!かぁ~これだから教授は教授何ですよ、いくら勉強ができて美人で家がお金持ちでもこれじゃ~.....あれダメな要素が少ない。ってそうじゃなくて受賞式行きますから早く用意してください!」

 

うるさ~.....めっちゃ眠たい中そんなおっきな声出さなくても良いじゃんか~.....眠っ....受賞式でしょ~服装なんだよ、ドレス?スーツ?パジャマで良くない~?あっダメ、さーせ~ん。ん?ふざけてないよ全然、嫌だな~私が君の事からかった事あった?.......さーせ~ん。

 

 

私、御影月火はこんなだらしなさ溢れるダメ人間だが実は、じ・つ・はっ!それなりに有名な.....知る人ぞ知る.......知ってる人がいたら良いな~.....まぁいるんだけどねwww......さーせ~ん。

まぁそれなりに有名歴史家で今は大学の教授何てやっている。ついこの間中国の地下から漢王朝時代の銅鏡を私の研究チームが発見し、それについての論文が何故か国のお偉いさんにえらく気に入られ受賞.....何故だし。

私はただただ知識が欲しいだけなのに.....、たくさん知識が身に付くよ~と飛び級させられ、今も昔も知識は知識と歴史を主軸にした研究所に放り込まれ、たくさん本くれるって言うから自分の研究所建てられ、大学に面白い資料があるからと研究所と兼任しながら教授になり、アミダくじで決めた場所に研究チーム送ってようやく静かに本が読めると思ったら銅鏡見つけましたよ!って怒るよ?ホントに怒るよ?激おこぷんぷん丸だかんね?.........まぁ最後愚痴ちょっと入ったけど私の経歴なんてこんなもん。昔っから本ばっかり読んでた。

好きなジャンルなんて無い、手当たり次第読んで、読んで読みまくった。私が10歳の頃にはもう高校で習う範囲は教科書から参考書、資料集まで全て読み切って一時期は周りと全然話も会わないから私の世界にはパパとママとメイドの理沙しかいないと思って過ごしてた。......子供よね~、世界に3人しかいないなんて、今思うと笑っちゃう。まぁ今も付き合いのある知り合いは全然いないのだけれど....

 

「教授~、その"私回想語ってます"みたいな顔してるとこ悪いんですけど迎えの車ひっさげて理沙嬢が来たみたいなので行きますよ~」

 

......ちっ!回想で上手く誤魔化して受賞式フケる作戦が台無しだよ、まったくこれだから助手君は....

まぁ理沙が来たなら行くしかあるまい連れていってくれたまえ!

 

「あの、教授もしかして.......はぁまたですか。

わかりましたよ、では失礼して」

 

助手君はそう言うと私に背中を見せしゃがみこむ

 

うむ!善きにはからえである!!

私は助手君の背中に飛び乗り迎えの理沙が待つ裏門へと向かったのである。

 

 

 

「月火さま~、お待ちしておりました~。ホ・ン・ト・ にっ!お待ちしておりました~。助手さんもお疲れ様です~いつもいつもすいませんね~。」

 

「い、いえ!理沙嬢!自分は当然の事をしたまでであります!お迎えありがとうございます!」

 

......どうよ?助手君の私と理沙への対応の差。

理沙は確かに可愛いしほんわかした雰囲気のお姉さん系。胸はでかい......胸はデカイ。

何故か2回言わなければ言えない気がした。解せぬ。

 

「月火さま~、私の胸を恨みがましく見ても月火さまのささやかな、さ・さ・や・か・なっ♪胸はオオキクなりませんよ♪」

 

音符着けんなよ、音符。別にそんな脂肪の塊など私はいらん、いらんたら、いらん。

........やはり世の中胸なのか。世は無情だ。

大体大きい胸の何がそんなn

 

「あちゃ~、ちょっとからかいすぎましたかね?月火さま、お一人で百面相なさって....可愛いゎ~」

 

「...教授も大概ですが、理沙嬢も理沙嬢で..」

 

「何かおっしゃいましたか~助手さん?」

 

「いえ.....何も、いや...はい、すいません」

 

まったくこれだから....はっ!私は今まで何を!

ん?助手君がなにやら小さくなっているがまぁ良いだろう。理沙行くならそろそろ行くぞ。助手君?いつまでそうしている!置いていくぞ!

 

「ちょ、ちょっと教授!そりゃ無いですよ!まって!待ってください~!」

 

「ではでは~出発します~。車酔いにはご注意くださぁ~い」

 

「えっ!?酔うこと前提で運転しないでください~~~」

 

 

私ちょっと騒がしく、でも退屈で興味深い毎日を過ごしている

 

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