インフィニット・ストラトス 仮名   作:ぬっく~

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第1話

出会いとは突然だ、俺が彼女と出会ったのは。

入学式を終え、数ヵ月が経った時のことだ。

 

「あ~。全員、席に座れ」

 

担任がいつもの通り入って来て、今日が始まる。

だけど、その日は違った。

 

「転校生を紹介するぞ」

 

そう。転校生がいたのだ。

黒髪の前髪が目元まで隠れ、腰まである髪。

特に目立った特徴がないごく普通の子だった。

 

「自己紹介を」

 

「あ、はい!」

 

緊張していたのか、彼女は声が裏返ってしまう。

クラスの皆はクスクスと笑い、彼女は頬を赤くしてしまった。

 

「それぐらいにしておけ」

 

担任が注意して、彼女の自己紹介を再開する。

 

裡覇(うちは) 加奈(かな)です。よろしくお願いします」

 

それが俺……織斑一夏と彼女の最初の出会いだった。

 

 

 

 

加奈が転校生して来て数日が経った。

特にパッとした特技や趣味もない彼女は……まあ、クラスに馴染んだだけは良しとしよう。

虐めとかもなく、ごく普通の日々が流れる。

だけど、彼女から誰かに話しかけることもなく、かけられることもない。

だから、俺は。

 

「この後、開いているか?」

 

「え?」

 

いきなり話かけられた為、加奈は驚く。

 

「あ、すまん」

 

「う、うんん。大丈夫」

 

「そうか。で、この後は暇なのか?」

 

俺はもう一度、加奈に質問を問いかける。

 

「暇だけど?」

 

「そうか。これから俺たちと一緒にゲーセンに行かないか?」

 

そう言って、俺は後ろを指す。

後ろには、友人の鈴と弾たちがいた。

鈴は小学五年からの付き合いで、弾たちとはこのクラスになってから馬が合ってからの友だ。

 

「えっと……」

 

流石の加奈もこれには戸惑う。

いきなり声をかけて、ゲーセンに誘う。

これに戸惑わない人なんてそういない。

 

「一緒に行こうよ」

 

鈴が彼女の手を取る。

 

「う、うん」

 

彼女の了承を取ると。

 

「よっし、パッと行こうぜ!」

 

「今日は負けないぜ」

 

「俺の不敗伝説を見せてやるぜ」

 

「それはいいが。別にあれを倒してもいいのだろう?」

 

先程までの静けさは何だったのか、騒がしくなった。

 

「おら、行くぞ」

 

そう言って、俺は加奈の手を握り、教室を出た。

 

 

 

 

初めて訪れたゲーセン。

皆に流されるまま、私は彼らに付いていく。

 

「楽しかった?」

 

数時間が経ったころだろうか、鈴が私にそう問いかけた。

 

「う、うん」

 

「そっか」

 

鈴はそれを聞いて安心したのか、一夏たちを遠目で眺める。

 

「り、鈴は、一夏たちとは……」

 

「あ~。まあ、幼馴染かな」

 

「幼馴染……」

 

「うん。あいつってさ、孤独を特に嫌っていてね。そんなあんたを見て誘ったんだってさ」

 

鈴はやれやれと手を振り、私は一夏を見る。

 

「…………」

 

その時、私の中で何かが鼓動を打った。

私はその場から立ち上がり、一夏たちの元に寄る。

 

「私もやってもいいかな?」

 

「お?」

 

以外だったのか弾たちは驚き、一夏は持っていた物を私に渡す。

一夏がやっていたのはシューティングゲームだった。

私は一連の動作を確認し、ゲームが始まった。

 

 

 

 

それは突然のことだった。

加奈は自分から行動しない。そんな加奈が代わってほしいといってきたのだ。

俺たちは加奈に代わり、後ろに待機する。

そして、俺たちは加奈の実力を目の当たりにした。

初めてやったはずの加奈はノーダメージでそれをクリアしたのだ。

そして、ゲームをクリアすると笑顔でこっちを振り向く。

 

「加奈です。よろしくお願いいたします」

 

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