インフィニット・ストラトス 仮名   作:ぬっく~

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第2話

加奈が転校してから半年が経ち、鈴が家庭の事情で転校することになり、中国へと帰ってしまった。

そして一夏の元に一通の手紙が贈られて来たのだ。

 

「モンド・グロッソ?」

 

「あぁ。千冬姉が出場するから、その関係者の俺に贈られてきたんだ」

 

一夏が公欠届けを出したことが噂になり、その理由が日本代表の織斑千冬がドイツで行なわれる“モンド・グロッソ”の決勝戦が行なわれるということで、唯一の弟の一夏の元に招待状が贈られてきたのだ。

もちろん、旅費から宿泊費はアッチ持ちである。

 

「そう。ならお土産」

 

「おう」

 

加奈や弾たちが一夏がドイツに行くと言うことで、お土産を頼むのであった。

 

 

 

 

「予定通り、織斑一夏はドイツに向かいます」

 

一日の授業が終わり、加奈は帰り道にあるとあるカフェに入る。

そしてそのカウンタ-に座るとコーヒーを頼みながらそう呟いた。

 

「そう。なら、これをあなたに渡すわ」

 

加奈の隣に座っていたのは金髪の女性だった。

そのスタイルはグラビアアイドルをやっているような、女性がいたのだ。

加奈は渡された物を開けると、中には一枚の空港チケットだった。

 

「私も……ですか」

 

中に入っていたのは、ドイツ行きの交通チケットだったのだ。

しかも、一夏と同じ日の便であった。

 

「えぇ。あちらには必要な物は用意してあるから、合流次第開始してちょうだい」

 

「わかりました。では、スコールさんも気お付けてくださいね」

 

加奈はコーヒー代を置いて、出て行ってしまった。

 

 

 

 

そして、一夏がドイツに旅たち、加奈もその後を追うようにドイツへと向かった。

一夏はそのまま、ホテルへと向かう。

 

「こっちだ」

 

加奈がドイツに到着すると、スコールが用意したと思われる人物に呼び止められた。

そして、その男の後ろに続き、一台のワゴン車に乗り込む。

車は国道を抜け、とある廃墟の前に止まる。

 

「お前がXだな?」

 

「えぇ。そうよ」

 

加奈のことをXと呼ぶその男は近くにいた男に合図を送る。

送られた男は一つのアタッシュケースを加奈に手渡し、加奈はその中身を確認した。

 

「えぇ。確かに受け取ったわ。それで、ターゲットは?」

 

「ホテルを出て、今会場に入った」

 

男の回答を聞いた加奈は、アタッシュケースを閉める。

 

「では、始めましょう」

 

男たちはそれを聞くと、ワゴン車に乗って行ってしまった。

 

「我々の方も準備しましょ」

 

「了~解」

 

残った男たちともに加奈は別の所に向かう。

 

 

 

 

「ターゲットの確保したそうです」

 

「そう。大まかなことはそっちに任せるわ。あと、ターゲットには危害を加えないように言っといてよ。死にたくなかったら」

 

「うす」

 

加奈は報告を聞き、アタッシュケースの中に入っていたスーツと仮面を取り出す。

アタッシュケースに入っていたのは、IS用のスーツだったのだ。

そして、加奈の隣に《ラファール・リヴァイヴ》があった。

 

「ターゲットが到着したっす」

 

加奈はISスーツに着替え、仮面を着て表に出る。

 

「後は我々がやっておくわ」

 

そう言って、男たちがワゴン車からある少年を下ろす。

下した少年は、織斑一夏だった。

 

「さて、準備は整ったわ」

 

裡覇加奈。彼女は亡国機業と呼ばれるテロ組織の人間だった。

一夏はもちろんそのことなど、気付いていもいない。

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