「すぅ……はぁ………。」
闘技大会午後の部です。
次の試合は
堕天騎士 VS 藍 となっております。
(こ、香ばしい…って言うんだっけこう言うの。)
本当にやばいと感じた。そんな彼(?)が禍々しい剣を携えて僕の前に現れたのだ、しかも顔が見えないタイプの装備なのがまた怖い。一体なんの用事なのだろうか?まさか、何か気に触るようなことをしてしまったのだろうか?
「貴様は…」
「ひゃ、ひゃい…!」
「貴様は、実に面白い戦いをするな。」
「そ、そうでしょうか……?」
「ああ、貴様だけ、まるで戦略シュミレーションのゲームをしているようだ。」
「う……あの……控えた方がよろしいでしょうか………………?」
「クク、何か勘違いしてないか?」
「え?」
「それで良い、それが良いのだ! 逆境こそ我が戦場! 死線こそ我が享楽! 精々、玩具箱の中身を選別しておくが良い、我を愉しませて見せよ!」
言いたい事は伝えたのか、「フハハハハハ!」と高笑いしながら自分の待合室へ帰って行った。なんだったんだろう。
***
[さあ、始まりました! 『歩く黒歴史』『ロールプレイ最強』などの異名を持つ堕天の騎士! ベル・ナイトメア対! 『一騎当千』『一人軍隊』等、圧倒的な戦力で制圧することで早くも二つ名スレで名のついたネクロマンサー!藍ちゃんのバトルです!]
[正直次の試合がこんな禍々しくなってるとは思ってもいませんでした。]
[それではお二人とも、頑張ってください!]
『グオオオオオォォォォォオ!!』
「クク、いいなぁ、とても良いぞ!さあ来い、屍共よ!我が剣の錆にしてヌァ?!」
[決まったぁぁぁ! 口上を述べていてもお構いなしに遠慮なくいったぁぁぁ!!]
「く、クク!そうか!そうだったな!ここは戦場!無駄口叩く暇さえ与えてくれぬと言うわけか!」
頭狙ったけど頭は兜がしっかり防御してました。
なら次は足元を狙っていきましょう、転ければゾンビさん達が袋叩きにしてくれますし。
「二分、A班攻撃、B班防御そして鼓舞!」
「なかなか堅実な戦い方をするじゃないか!」
これで少しでも体力を削ってくれれば…
「だが無意味だ!」
「え?…………ええぇぇ!?」
何故、何故!?
なんでみんな動かないの!?
「驚いているようだな、冥土の土産に教えてやろう。
ゾンビなどのアンデッド系モンスターは聖水等の光属性のアイテムを使うと麻痺状態、または消滅する!」
「そ、そんな………。」
序盤だからって油断していた、ましてや今は昼間、ゾンビさん達の力も半減している! 急いでB班のゾンビさん達に迎撃の指示をするも、聖水を投げつけられた!
ゾンビさん達が動けない!?
「これで、終いだ!」
「うぅ……! まだ、です。」
さあ、お披露目ですよ!
プニさん達、やってください!
「な、なんだと!?」
[す、スライムが!?スライムがゾンビの口から!?にゅるにゅる!?にゅるにゅるって!?]
[落ち着いてください。]
活躍なかったですからね、逆転しますよ!
「プルプル!」