OPERATION EX-AID   作:バケツ頭

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原作とは色々変えていこうと思います。なのでオリジナル要素は多めになると思います。


STAGE2 明かされる本当のFakt

謎のお姉さんに車に乗せられた永夢は先ほどと自分がした事を悔やんでいた。すでにMから永夢へと戻っており車の端で小さくなっていた。ゲームとなると歯止めが効かなくなるのは悪い癖だと常々思う。

 

 

「ど、どうしよう……ヒーローでも無いのに個性使いまくっちゃって………街も壊しちゃたし…下手すりゃ少年院………」

 

 

永夢は人助けをしたというのに只ならぬ絶望感を漂わせていた。

 

 

「人の命を救ったんだからもっと堂々としてなさいよ!!」

 

 

「ひっ!………す、すいません。ビビリですいません!」

 

 

「あ、あのね〜(全くさっきの強気はどこに行ったのよ!)」

 

 

「あの………僕はどうなるんでしょう?」

 

 

「これから貴方には幻夢コーポレーションの社長と会ってもらうよー」

 

 

「神ゲーを出しまくってる幻夢コーポレーションですか!?」

 

 

「そ、そうだよ〜(この子ゲームの事になるとまるで人が変わるみたい)所で、まだ自己紹介ができてなかったね。私は仮乃アスカ!」

 

 

「ぼ、ぼくは麻生永夢です。でもゲームの大会やニックネームなんかはMを使ってます」

 

 

軽く自己紹介を済ませた後、なんの変哲も無い会話を交わすこと10分。僕達は目的の場所に辿り着いた。あの幻夢コーポレーションに入れるなんて正に夢のようだった。もうエントランスに入った時点でゲームのポスターが何枚も貼られていた。

 

 

幻夢コーポレーションのゲームは全てやり尽くしたよ。まだやってないのは来週発売のマイティアクションXだけ。マイティアクションXはマイティアクションシリーズの二作目で現実にいたアクションヒーローマイティを元に作られたゲームだ。前作も発売後数週間で神ゲーとして言われてて今作も大いに期待できる。

 

 

ゲーム会社はブラックて結構聞くけどこの幻夢コーポレーションはそのような感じはしなかった。社員の人達はみんな笑顔で仕事をしていた。これも壇社長のカリスマ性の賜物だろうな。アスカさんについていく事数分、最上階にある社長室に到着した。

 

 

「社長さーん!Mをお連れしましたー!」

 

 

社長室に入ると幻夢コーポレーションのCEO壇黎斗が椅子に座ってパソコンの画面を見ていた。部屋にはマイティアクションXのポスターの他にもタドルクエストやバンバンシューティング、爆走バイクなどのポスターが飾られていた。

 

 

「君がM君だね」

 

 

「は、はい。麻生永夢です、その…貴方にお会いできて光栄です!」

 

 

「僕も有名な天才ゲーマーMに会えて光栄だ。大まかな事はアスカ君に聞いたね。私から話す事はそれらについての詳細と君の今後についてだ」

 

 

Mは出されたジュースを口に含み黎斗の説明を聞いた。

 

 

「5年前、我が社で開発中だった10種類のゲームにバグが発生した。そこから全く新しいコンピュータウィルスが生まれた。それがバグスターだ。バグスターはミクロ型のコンピュータウィルスで人間の脳内に寄生して成長、そして人間のストレスで発病する。この病気を我々はバグスターウィルス、通称ゲーム病と呼んでいる。」

 

 

「それがさっき僕が見たものの正体ですか?」

 

 

「ああ、君も覚えてるはずだ。5年前に突如人々が消滅した事件を、あれはバグスターウィルスによるものだ」

 

 

その時の事は世界中の誰もが知っている事だ。あの時の事はよく覚えている、一ヶ月間は殆どそのニュースばかりだった。あの一件は敵による犯行だと言われていたけど真相は分からずじまいだった。

 

 

 

「君も分かっていると思うが我々の活動は世間には知られてはいない、混乱を招きたくないからね。だが隠蔽にも限界がある。そこで我々は新プロジェクトとして適合者達を公式のプロヒーローとして育成する事に決めた」

 

 

「…………はい?」

 

 

「我々は未成年である君達を怪物と闘わせているんだ。本来ならば十数ほどの法律を破っている。そこで国から君達を一人前のプロヒーローとして資格を取り本格的に活動してもらう事を約束に活動を許可してもらった。さてここからだ、君には雄英高校に入学してもらう。勿論君の意見を尊重するよ」

 

 

僕次第か……ここでの決断が僕の人生の大きな分岐点である事には違いない。だがここでYesといえばもう後戻りは出来ない。本当に僕なんかがヒーローになれるのか…………

 

 

『ヒーローになれるかだって?愚問だな。さっきのお前は確実にヒーローしてたぜ』

 

 

あれは君だろM、僕は只見ていただけだよ。

 

 

『まあそういうなよ。俺とお前は一心同体、だからあれはお前がやった事だ。マイティみたいなヒーローになりたいなら答えは一つだよな?』

 

 

「…………分かりました。僕、やります」

 

 

「分かった。それじゃあ他の適合者達も紹介しておこう。入りたまえ」

 

 

社長がそう言うと後方の扉から三人の少年達が入って来た。歳は僕と変わらないくらいだろう。左から、ショートカットの美少年。髪に銀色のメッシュが入り交じり迷彩色の服を着た少年。そしてサングラスをかけアロハシャツの上からジャケットを被さってある少年。彼らが社長の言っていた適合者達か。

 

 

「彼らが君と同じ適合者だ。じゃあ先ず自己紹介から「社長、こいつが4人目の仮面ライダーですか?」そうだヒオリ君、4人目の仮面ライダーの麻生永夢君だ」

 

 

ヒオリと呼ばれた美少年は永夢を睨みつけるや否や無愛想にこう言った。

 

 

「仮面ライダーはボク達3人で十分だ」

 

 

「まあそう言うなよヒオリ。こいつ結構やるみたいよ?」

 

 

「どうせそれも嘘だろキリヤ。それに俺はお前らと組んでるつもりはないぜ?」

 

 

「はぁ、先が思いやられるな。とりあえず自己紹介だけでもしてくれ」

 

 

「夜神ヒオリだ。新人、お前はno thank youだ。せいぜい、ボクの邪魔をするな」

 

 

「花山タイガ、俺には近づくな。群れるつもりはねえ」

 

 

「そんじゃ次は俺だな。俺は空条キリヤ、よろしくな名人!」

 

 

「名人?」

 

 

「だって名人だろ?天才ゲーマーMさんよ」

 

 

「な、なんでそれを知ってるの!?」

 

 

『正体を隠してプレイしてるのに何故バレてんだ!?こいつただ者じゃねえ』

 

 

知らないよそんな事。

 

 

一通り自己紹介が終わると夜神君が僕の目の前に来てこう言い放った。

 

 

「ところで新人、お前の初戦の動画を見させてもらったがお前はふざけているのか?」

 

 

「え?」

 

 

「ボク達仮面ライダーの仕事はヒーローと同じ命を扱う仕事だ。それをゲーム感覚でやってるなどふざけるにも程がある」

 

 

「そ、それは」

 

 

「何か間違ったことでも言ったか?ゲームオタクが」

 

 

鋭い目つきで睨んでくるヒオリを見て永夢は思わず後退りをしてしまった。

 

 

『さっきから黙って聞いてりゃ人のPLAYSTYLEに文句つけやがって!』

 

 

でもこの人の言っていることは間違って無いよ。

 

 

『おい永夢俺に変われ!』

 

 

駄目だよ、君が出て来たら火に油を注ぐ事になる。

 

 

『いいから変われってんだよ!!』

 

 

………………分かったよ。

 

 

渋々永夢は眼鏡を外し眼鏡ケースに入れた。すると外した瞬間、永夢の目つきが鋭くなり猫背な背中をピシャリと伸ばした。この場にいる誰もが永夢の変化に気がついた。永夢は変わったのだ、もう一人の自分Mに。そしてMに変わった瞬間からヒオリにメンチを切っていた。

 

「さっきから好き放題言いやがってよ!何が悪いんだ、ああ!!結果人助けてるんだから良いだろうがこのヒモ野郎のヒモリさんよ!」

 

 

「貴様!逆ギレか?それにボクの聞き間違えか、貴様今僕の事をヒモリと言ったか?」

 

 

「見るからに細くてひょろっとしてる。どっから見てもやわなヒモリにしか見えないね」

 

 

「ボクはヒモリじゃない!ヒオリだ!」

 

 

「ボクハヒモリジャナイッ!ヒオリダ!」

 

 

「そんな言い方はしていない!」

 

 

「ソンナイイカタハシテイナイッ!」

 

 

「なら彼の実力を測って見たらどうだね?模擬戦でもやったらどうだろう」

 

 

「そりゃあいい、この野郎に一発お見舞いする事が出来るなら是非お願いしたいな」

 

 

「ヒオリ君はどうかな?」

 

 

「お願いします、ボクもこいつを叩き斬きらないと気が治らない」

 

 

「おおーコワイコワイ」

 

 

なあ、俺が出れば万事解決だろ相棒!

 

 

『ああ…………どうしよう、どうしてこんな事に。僕は喧嘩すらした事ないのに。それに彼に失礼だよヒモリなんて言ったら』

 

 

 

大丈夫大丈夫、任せとけって!俺はあんな奴に負けない。喧嘩もノーコンテニューでクリアだぜ!

 

 

『意味がわからないよ』

 

 

「面白くなって来たなあ。俺は名人が勝つ方に賭けるけど乗るかタイガ?」

 

 

「そんなもんに興味はない。用は済んだな、俺はもう帰る」

 

 

そう言うとタイガはバカバカしいと言わんばかりな態度で帰って言った。相変わらずの無愛想な態度だな、にしても名人は面白い性格してんだな。

 

 

「模擬戦は一週間後にでもどうだ?ちょうど休みだろ?」

 

 

「構わないぜ!」

 

 

「分かりました、新人!首を洗って待ってろ」

 

 

捨て台詞を吐きヒオリは部屋を出た。本当にムカつく奴だな、ちょっと先にやってるからって同期のくせに新人新人言いやがって。

 

 

「言われなくても首はちゃんと毎日洗ってますから笑」

 

 

「それでは永夢君、今日の所はもう帰りたまえ。帰るときに必要な書類を貰ってからね。アスカ君、彼を送ってあげなさい」

 

 

「わっかりましたー!!」

 

 

「ああ、じゃあ自分もついでに乗せてくれよ」

 

 

「キリヤが乗せてって言うの珍しくない?」

 

 

「名人と話したいだけだよ」

 

 

こいつニヤついてやがる、一体何を考えてるんだ。それに服の着方が海軍大将だし。でも悪い奴じゃなさそうだ。そうだ帰る前にダメもとで言ってみるか。

 

 

「社長!」

 

 

「何かね?」

 

 

「ゲームのポスター貰っていいですか?」

 

 

「ああ、構わないよ」

 

 

「あざまーす!!」

 

 

8枚のポスターを貰い永夢はキリヤと共に車に乗っていた。ちなみにもうMから永夢に戻っている。車を数分走らせているが只管沈黙が続いた。空条君はずっと僕の事を凝視しているだけだった。

 

 

「あの……僕の顔に何かついてる?」

 

 

「いいや、さっきのもう一人の自分的なやつは何だったのかなあって思ってさ」

 

 

「あ、あれは…………何ていうか……ゲームをする時にスイッチみたいなのが入っちゃって」

 

 

「ふーん、話は変わるが仮面ライダーになろうなんて思ったのさ」

 

 

「えーと……そのみんなを守れるようになりたいから、かな。空条君は何で仮面ライダーになったの?」

 

 

「キリヤでいいよ、自分も下の名前で呼ぶから。で、仮面ライダーになった理由はねバグスターの正体を知りたかったからかな」

 

 

「え……誰かを守りたいとかじゃなくて?」

 

 

「うん、自分はバグスターの正体が知りたいだけさ」

 

 

適合者達は本当に個性が強い連中ばかりだね。何か辛い過去でもあったのかな…………

 

 

「着いたよーキリヤ」

 

 

「おっ、サンキューアスカさん!そんじゃ名人またな!」

 

 

「う、うん。バイバイキリヤ君」

 

 

悪い奴じゃなさそうだし今度利用してやるか。もしかしたら…………あいつなら自分のパートナーになってくれそうだな。キリヤは今後の展開に胸を膨らませながら自分の家に戻った。

 

 

To be continue…………

 

 




Next Stage〜

一週間後、ついに始まったMvsヒオリの模擬戦。激戦を繰り広げる中突如バグスターウィルスの反応が。急いで急行するMとヒオリ。更にヒオリには驚くべき秘密があった!


「お前………まじか!?」


「き、貴様、死に晒せえ!!」


「変身……!」


《タドルメグル タドルメグル タドルクエスト〜!!》


次回、STAGE3 天才ゲーマーはNo thank you


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