瀕死の重傷を負った神啓介を連れて一文字修也が向かった先は、何度も改造手術に携わった男、結城丈二が経営する病院だった。
そして、時だけが流れ雄介が浦の星女学院に初出勤する日がやってきた。
しかし、そこで彼が目撃したのは……生徒会長黒澤ダイヤと理事長である小原鞠莉のいざこざだった……
【雄介編】
(雄介)「なぁ、鞠莉理事長。」
(鞠莉)「何!?」
(雄介)「そろそろ教えてくれたって良いだろ?この学校で昔スクールアイドルがあった事と、それに鞠莉理事長も参加してた事……。」
俺が真剣な顔をしてそう言うと鞠莉理事長は、驚いた顔をしていた。
(鞠莉)「……流石は、IQ600の本郷先生……バレてたみたいですね。では、話しましょう……私とダイヤ、そして今は休学してる
【鞠莉・過去編】
今から二年前……。
この学校に廃校の危機が迫ってる事を知った私とダイヤ、それに果南はある日スクールアイドルを始めようと思い行動に踏み切った。
最初は、果南からの一方的なアプローチだった。それに、私はあんまりやる気じゃなかった……。だって、練習はキツイし踊りだってよく分かんなくなる……。
でも、この3人だから頑張ってついてこれたし楽しい学校生活が送れたはずだったのに……。
それをぶち壊したのが……東京でのライブだった……。
他のスクールアイドル達のダンスや歌に魅了された私達は同時に不思議な緊張感が込み上げてきた。
結局、そのステージでは歌えずにただ、恥をかいて帰ってきた……。
それと同時に私達スクールアイドル
【雄介編】
俺は、鞠莉理事長の今まで身の回りで起きた事を聞いた。
それは、ものすごく悲惨であった。
しかし、今必要なのは俺ではなく彼女達だと俺は思った。
その後、俺は全校の前で自己紹介すると早速担任をする事になった。教科は科学……。
そして、クラスは2年1組だった。
(??)「本郷先生!」
誰かが俺を呼ぶ声がした。俺は、振り向くとそこには少し大人しそうな生徒と懐かしい人が居た。
(雄介)「絵里!?」
俺は、思わずビックリした。μ'sのなかで教育学部に進んだのは俺と絵里だけだったからだ。
しかし、まさかここで再会するとは思ってもなかった。
(絵里)「久しぶりね。」
(雄介)「あぁ、で、そっちの子は?」
(梨子)「初めまして、本郷先輩。私は、音ノ木坂学院から来ました。
そう言って深々と頭を下げたのは、音ノ木坂学院の後輩の桜内梨子だった。
(絵里)「で、今日から本郷先生の持つクラスに転入するからよろしくね!」
(雄介)「分かった。でも、本郷先生って慣れないな。」
(絵里)「そんなものよ?教師って。じゃあ、私3年生のHR行くから。」
そう言って絵里は、3年の教室へ向かった。
俺は、梨子を連れて教室へと向かった。
(雄介)「じゃあ、先に行くからここで待ってて。」
(梨子)「分かりました。」
その返事を聞くと俺は、教室へ入った。
【梨子編】
「ドキドキ……」
少しづつだけど、心臓の音がはやくなっていくのを感じた。まさか、この学校に偉大な大先輩が2人も居たことに驚きを隠せなかった。
不安とワクワクが胸の中で混じって……。
(梨子)「変な感じ……。」
それは、新しい何かが怒りそうな予感だった……。
【雄介編】
俺が教室に入るとみんな慌てて席についた。俺は、教壇に立つとみんなの方を見た。そこには、居眠りしてる千歌と真剣にこっちを見る曜の姿があった。
(雄介)「今日からみんなの担任をする事になった本郷雄介だ!よろしく。君達が初めての担任になるから分からない事も多いと思うがみんなと協力して良いクラスを作りたい。そこで、このクラスに新たらしい仲間がやって来た。桜内!中に入ってくれ。」
俺が呼ぶと梨子は、ゆっくり教室に入ってきて俺の隣に立った。
(梨子)「初めまして。東京にある音ノ木坂学院から来ました。桜内梨子です。宜しくお願いします。」
(千歌)「奇跡だよ!!!」
と言いながらさっきまで寝ていたはずの千歌が立ち上がった。
そして、梨子の近くへやって来て彼女の両手を掴んだ。
(千歌)「一緒にスクールアイドルやりませんか?」
千歌の質問に少し笑をこぼした。
しかし……
(梨子)「ごめんなさい。」
それが、桜内梨子の答えだった。
【千歌】
私、高海千歌。今さっき転入生の桜内梨子ちゃんに大大大アプローチをしたのに……振られちゃった……。
少しショックな千歌です。
それに、あの日以来啓介君の行方が不明になってるし……あぁー!!
私の頭がパンクしそうだよ!!
スクールアイドル部を作るには、顧問だって必要だしメンバーも必要だし……どうしよう!?
(曜)「千歌ちゃん、どうしたの?」
そう言いながら私の前に来たのは、幼馴染みの曜ちゃんだった。
(千歌)「ダイヤさんに何とか納得してもらえないかなって思ってさ。」
(曜)「そうだね……先生達は、みんな顧問とかがあって……。て、まって!」
そう言いながら曜ちゃんは立ち上がった。
(曜)「千歌ちゃん、ウチらの担任は??」
(千歌)「本郷先生!?」
(曜)「だって、本郷先生は今日来たんでしょ?なら、何も部活とかを持ってないはず!」
(千歌)「そうか!その手があった!!」
私達は、ある答えに辿り着くと本郷先生の元へ向かった。向かった先は、科学準備室。
(千歌)「本郷先生!!!」
私は、思いっきり扉を開くとそこにはお弁当を食べてる本郷先生の姿があった。
(雄介)「どうした!?てか、入室する時はノックしろ。」
(曜)「すみません。でも、先生にどうしてもお願いがあって……。」
(雄介)「お願い!?」
(千歌)「はい!実は……新しく作ろうとしてるスクールアイドル部の顧問をお願いします!!」
そう言うと私達は頭を深々と下げた。
(雄介)「良いよ。ただし、条件。今日転入した桜内さんを部の仲間に入れて3人で俺と絢瀬先生を納得させたら。」
(千歌)「絢瀬先生!?」
(曜)「千歌ちゃん、数学の一文字先生の事だよ。確か、旧姓が絢瀬だったから……。」
疑問を持った私にすかさず曜ちゃんが説明をしてくれた。
(雄介)「期間は、2週間後。場所については、後で指名するでOK?」
(千歌)「わかりました!やります!!失礼しました!!」
(曜)「失礼しました。」
私達は、そう言って科学準備室をあとにした。
それから、梨子ちゃんへ猛アピールをした。でも、中々良い返事が聞けない中……。
私達に、残された期間は後三日になった休日。私は、海の音が聞きたいと言う梨子ちゃんの願いを叶える為に果南ちゃんにお願いして私と梨子ちゃんと曜ちゃんの3人でダイビングをしていた。
でも、梨子ちゃんは何も聞けずにいた。
(千歌)「梨子ちゃん聞けた?」
(梨子)「ダメ……聞けないの。」
(曜)「まだ潜る?」
(千歌)「そうしようよ!」
私がそう言って潜ろうとすると梨子ちゃんは待ったをかけた。
(梨子)「もう良いよ……私に、音楽の才能なんて…ないのかも……。」
(千歌)「そんな事ない!!」
自分の事を否定する梨子ちゃんに私は、大声でそう言った。
(千歌)「そんな事ないよ!何事もやる前から諦めちゃダメだよ!」
(曜)「千歌ちゃんの言う通りだよ。梨子ちゃん、もう1回潜ろ?」
(梨子)「うん、分かった。」
そう言うと私達は、最後に1回潜った。
そして、耳を済まして海の音を探した。
「タラランラン…タラランラン…」
僅かだけど……音が聞こえた気がした……。
(梨子)「聞こえた……。海の音……。」
(千歌)「私にも聞こえたよ!」
(曜)「私も!!」
そう言って3人で抱き合ってると急に波が変な動きをし始めた。
(果南)「千歌!早くこっち来て!!」
果南ちゃんの声に聞こえた私達は、慌てて船の方に行こうとするが中々前に進まない。
(???)「今だ!小娘たちを殺せ!!」
誰かの声と同時に黒タイツの集団が私たちを取り囲んだ。
(千歌)「これって……この間の!?」
(梨子)「どうなってるの?ショッカーは、随分前に音ノ木坂学院の大先輩達が倒したはず……。」
(曜)「え!?音ノ木坂学院の先輩???」
私は、浜辺の方を見るとここから数十メートル離れていた。もうダメだと思った。私たちの周りを囲んでる集団の手には、銃が準備されていた。
(雄介)「そこまでだ!!ネオ・ショッカー!!!」
そう言って私達の前に飛び込んできたのは……担任の本郷先生だった。
【雄介編】
俺は、仕事を終えて学校から家へ帰ろうとネオサイクロン号を走らせていたら教え子である千歌達がネオ・ショッカーに襲われているところを目撃して救出に向かった。
(雄介)「大丈夫か?」
(梨子)「はい。」
(曜)「でも、先生ここから浜辺まで数十メートルもあるのに……どうして!?」
(千歌)「それ私も思った。」
(雄介)「それは、良いから。早く腕に掴まって!!後、酸素マスクも付けて!」
俺は、そう言うと3人はちゃんと言う事を聞いた。それを確認した俺は、地面のあるところまで潜ると地に足を付け思いっきり力を入れた。
猛スピードで海から飛び出すと何とか浜辺に辿り着く事が出来た。
しかし、3人は息を切らしていた。
(梨子)「やっぱり、凄い……。」
(千歌)「た、助かった……。ありがとう、本郷先生。」
(曜)「あんなスピードで海を泳いでそれでジャンプまでするって……先生一体何者!?」
俺の正体を知らないかもしくは、忘れている千歌と曜は、俺に聞いてきた。
(???)「そこまでだな!本郷雄介。」
俺達の前に新たな改造人間が現れた。そいつは、魚をモチーフにした若干、仮面ライダーオーズのシャウタコンボに似ている改造人間だった。
(雄介)「お前がネオ・ショッカーの改造人間か?」
(電気サメ男)「いかにも。俺様の名は、海の王者サメのDNAと電気を受け継いだ男、電気サメ男だ!!」
(絵里)「雄介!!!」
怪人が自分の紹介をしてるとそこへ絵里もやって来た。
(雄介)「いつもナイスタイミングだ!お前達は、一文字先生の所へ行って!」
(千歌)「それじゃ本郷先生は!?」
(雄介)「アイツを倒す!」
(千歌)「それは、危険だよ!私達と逃げよ?」
(雄介)「それは、できない。早く行け!」
(電気サメ男)「何をボサッとしている!!」
すると、電気サメ男は猛スピードで俺に体当たりをして弾き飛ばされた。
(3人)「「「先生!!!」」」
すると、電気サメ男は俺の首を掴み持ち上げた。
(雄介)「お前達が近くにいると本気で戦えない……だから、絵里の所へ行ってくれ。」
(曜)「分かった。行こう!」
ようやく分かってくれたらしく千歌達は、絵里の所へ向かった。それを確認するとチョップで電気サメ男の手を切るとその場から離れると、左腕を腰の位置へ。右腕を左斜め上方向へ伸ばして構えると、そこから、右腕を円を描くように回すと同時に
(雄介)「ライダー!!!」
と言いいながら右斜め上方向へ持ってきた。
そして……
(雄介)「変身!!!」
と叫ぶと、俺は右腕をネオタイフーンのある腰の位置へ左腕を右斜め上方向へ動かした。
それと同時に保護シャッターが開きバックルの部分にある風車がもの凄い勢いで回転しだすと緑色のオーラが俺を包み込むと仮面ライダーネオ1号の姿に変身した。
(千歌)「嘘!?」
(曜)「本郷先生が仮面ライダー!?」
(果南)「あれが……仮面ライダー……。」
初めて見た2人は大声でそんな事を言っていた。
(1号)「行くぞ!!」
俺がそう言って電気サメ男に、近づこうとした瞬間、隣からライドルが飛んで電気サメ男に、命中した。
(電気サメ男)「な、何だ!?これは???」
(?)「そこか!トゥッ!X(エックス)キック!!」
そのライドルを目印に千歌たちの隣から俺と似た姿をした戦士が飛んで必殺キックを放った。それをもろに受けた電気サメ男は簡単に爆発した。
そして、その仮面の戦士は、俺の前に着地した。そして、ライドルをベルトのバックルにしまうと仮面を外した。それを確認した俺も仮面を外した。
(雄介)「てことは、手術は成功したんだな。」
(??)「はい……でも、何で俺を!?」
(雄介)「君には、君にしか出来ないことがある。その力を誰の為に使うかは、君次第だ。神啓介……いや、仮面ライダーX!!」
ただ、あそこにいる3人は驚いてた……。
それもそのはず……自分達の幼馴染みが、突然改造人間になって帰ってきたらそれはビックリするだろう……。
(千歌)「ねぇ、本当に啓介君なの???」
仮面を外した啓介に近づいた千歌は、思いっきり彼の懐に飛び込んだ。 そして、思いっきり泣いた……。
《次回予告》
一撃でネオ・ショッカーを粉砕した新ライダー、
仮面ライダーX。
そして、残された期間を使って千歌達が歌うことにした二つの曲とは!?
音ノ木坂学院の講堂で新しいスクールアイドルが誕生しようとしてた!!!
第4話「新生スクールアイドル…Aqours!」