※この先前書きと後書きのキャラのセリフは台本台詞となります
ここは日本の首都東京の神田町
「はぁ…はぁ…はぁ…!」
その街の住宅街を一人の男子高校生が激走していた。
「やべぇやべぇやべぇ!このままじゃ遅刻だぁ!」
彼の名は『枢木雅(くるるぎまさし)』。神田町に通う高校2年生である。
「畜生!何で目覚ましが止まってんだよ!」
正確には寝ぼけた彼が目覚ましを止め、2度寝していたのだが彼はそれを知らないのだ。
「こうなったら近道するしか…!」
そう言って彼は目の前の十字路をスピードを落とさず右に曲がった瞬間…
「だっ!?」
「キャッ!?」
曲がった先で金髪の女性と頭から衝突し、2人同時に道路に仰向けで倒れてしまった。
その際人の目には見えない魂の様な物が2人の口から抜け出しそれぞれ違う体へ入って行った。
「っつ~…いってぇなこの野郎!!」
1分もしない内に女性が乱暴な言葉遣いで起き上がった。
「ったく誰だよ…ってそう言えば遅刻しそうなんだった!ええと…鞄…鞄…!あったぁ!」
そう言って女性は自分の周りを探し出し自身の鞄を手に取った。
「急げ急げぇ!」
そう言って女性は来た道を戻っていった。
キーンコーンカーンコーン
ここは神田町にある都立高校…
その高校では今まさにホームルームが行われていた。
「え~、雅君…枢木雅君…」
担任の男性教師が雅の名を呼ぶがまだ来ていない為返事が返ってこないのだ。
「え~と…欠席の連絡は来てないので遅刻と…」
担任が出席簿の雅の欄に遅刻と記入しようとした時…
「待ったぁぁぁぁぁぁぁ!!」
女性が教室の扉を勢いよく開けた。
「はぁ…はぁ…はぁ…枢木雅…遅刻ではありません!」
息を整えながら女性は発言したのだが…
「えっと…どちら様で?」
「え…?」
担任の発言にきょとんとなった。
「いやいや俺ですよ俺。枢木雅」
「いや、枢木雅君は男性でしょう」
「いや俺男なんですけど…」
「何か…いまいち話がかみ合ってないみたいだからはい」
そう言って近くにいた女子生徒が女性に手鏡を渡した。
「あ、どうも………って誰だぁ!?」
女性は手鏡を受け取り、鏡に映った自分を見て驚いた。
「記憶喪失?」
「………あ!こいつ今朝俺とぶつかった奴じゃん!……って俺もしかして入れ替わってる!?」
『今更!?』
女性の発言にクラス全員がツッコミを入れた。
「ってか入れ替わりって本当にあるんだな…」
「みたいだな…」
「で、その人の何か身分を証明するものあるの?」
「えぇと…あ、生徒手帳があった。」
女性は胸ポケットに入っていた生徒手帳を取り出しページを開いた。
「何々…国立音乃木坂学院3年絢瀬 絵里…か」
「絢瀬絵里ですって!?」
「なんだよオタ田!?」
オタ田と呼ばれた男子生徒が立ち上がり、その前にいた男子生徒が驚きの声を上げた。
「絢瀬絵里と言えばあの音乃木坂学院のスクールアイドル
「ミューズ?薬用石鹸か何かか?」
「ミューズではなくμ'sです!ちなみにμ'sとはギリシャ神話に出てくる9人の音楽を司る女神様の事です!」
『へぇ~』
オタ田と呼ばれた男性の説明にクラスの全員は関心の声を上げた。
「とりあえず貴女は枢木雅君で間違いないんですね?」
「いや、そう言ってんじゃないですか」
「まぁ、本人と仮定して…この後音乃木坂に連絡を取ってみますね」
「あ、はい。よろしくお願いします」
「それじゃ席についてください」
担任に言われ自分の席に着いた。
「よぉ、災難だったみたいだな」
「うるせ」
雅はクラスメイトにからかわれながらも席に着いた。
そして普通に授業を受け、昼休み…
「あ~、枢木君。さっき音乃木坂の理事長と連絡がついてね。放課後音乃木坂に来てほしいそうだよ」
「あ、はい」
購買部でパンを買った雅は途中であった担任にそう言われた。
「あと、枢木君が逃げないように宮本真君と長瀬優那さんも付き添いで行ってください」
『は~い』
宮本真と長瀬優那と呼ばれた男女は担任に呼ばれ返事をした。
「俺は逃げないって…」
「まぁ、保険って事で」
「……分かったよ」
雅は真に言われしぶしぶ了承した。
そして放課後、3人は音乃木坂に向かった。
雅(外見と声絵里)「はぁ…なんで俺がこんな事に…」
真「まぁ、元を辿れば遅刻寸前になったお前が悪いと思うけどな」
雅「ぐぅの音もでねぇこというなよ…」
優那「とりあえず次回『音乃木坂のスクールアイドル!』よろしくね!」
???『それよりも先に絵里(ちゃん)(ち)の身体を返して!!』
雅「誰!?」