激しく打ち付けるように降るなか肩に銃で撃たれた跡のある少年が頬に龍の刺青をいれた男から逃げていた
しかし少年と男とでは1歩分が違うのですぐに追いつかれた
「どうやらここまでのようだな……」
男が銃口を少年に向けるそして銃爪に手をかけると銃爪を引こうとした
その刹那雨を切り裂き銃弾が男の頭に命中する
頭から鮮血を噴き出しながら男が倒れる
「あら……あなたは?」
そこへプラチナブロンドのロングヘアーに黒い色の服装に身を包んだ女性がやってくる
「僕は……ーーーです」
「なるほど……(この子なかなか面白い目をしてるわね)」
「親は?」
「いません……そこの男に殺されました」
「なら……私たちの仲間にならないかしら?」
「いいんですか……?」
「もちろんよ……よろしくね」
「はい……」
こうしてベルモットとキルデビルは出会ったのだ
〜 〜 〜
「まっ……待ってくれ……見逃してくれ」
「だめだ……あんたは
黒い色の服に身を包みプラチナブロンドの髪の男が冷徹な眼差しで男を見る
「じゃあな……」
男はなんの躊躇いもなく銃爪を引いた
パーンッというかわいた銃声音が轟く
「冷徹なところは相変わらずなのねキルデビル」
「ベルモット
男がため息をつく
「あら……別にいいじゃない」
ふふふっと妖艶に笑うベルモット
「警察が来る前にずらかるぞ」
男は自分のいた痕跡を消すと部屋をあとにした
「ただいま〜」
「ふん……どうやらうまく殺ったようだな」
銀髪の男がそういった
「当たり前だよ……俺を誰だと思ってるのさジン兄ちゃん」
ジン兄ちゃんと呼ばれた男がフンッと鼻で笑う
「そういや……あの方がお前を呼んでたぞ」
「あの方が……?なんだろう」
「さぁな……あの方はお前を特に可愛がってるみたいだし」
「まぁ、行ってみればわかるか」
キルデビルはある部屋へと向かった
「来てくれたみたいだね……待ってたよキルデビル」
男と女の声が混じったような声で話す
「なんのようです……?」
「君にやって欲しいことがあるんだ」
やって欲しいこと……なんのことだ?
「ジンとウォッカと一緒にとある遊園地に行って欲しいんだ」
「遊園地にですか……?わかりました」
キルデビルはなんで遊園地なんだ?と思いながらも了承する
「キルデビル……君は私の大切な存在だ無茶はしないでくれよ」
「わかりました……」
「では……健闘を祈る」
そういうとブチッと通信がきれる
「あの方はなんて……?」
部屋を出ると心配そうにベルモットがキルデビルを見ていた
「遊園地にジン兄ちゃんとウォッカ兄で行けってさ……あの方の考えてる事はよくわからないよ」
キルデビルが肩をすくめる
「そう……まぁいいわ。後で私の部屋に来てねお酒用意しとくから」
そういってベルモットは部屋に戻っていった
「はぁ……いやな予感しかしないけど行かないとベルモット姉さんの機嫌悪くなるしな」
前に断ったことあったけど大変なことになったし
自分の部屋に戻り銃をテーブルの上に置き返り血の着いた服を脱ぎ普通の服装に着替える
そして部屋を出てベルモットの部屋に向かう
コンコンとノックをし
「俺だよ……キルデビルだよ」
という。すると「どうぞ」と言うので中に入る
ベルモットの部屋の中はシンプルなもので銃関係や服にベッド以外はなかった
「ここは相変わらずなのね……」
ベルモットが左肩をそっと触る
そこにはだいぶ塞がってはいるがまだすこし穴があいていた
「まぁ、雨の日にはすこし傷むからね……」
雨の日……それはベルモットとキルデビルが出会った日だった
「そう……まぁいいわ飲みましょ。今日はギムレットよ」
カクテルグラスに淡緑色の液体が注がれていた
ギムレット……ジンをベースに作られたカクテルか
「いただきます……」
口の中に適度な甘みが広がる
「今更だけど……あなたを組織に入れて良かったのかってすこし後悔してるわ」
「……」
「確かにあなたは頭もいいし狙撃の腕もいい……でも本当にあなたを犯罪者にしてよかったのかって後悔してるの」
ベルモットがキルデビルにもたれかかりながら静かに語る
「すくなくともおれはよかったと思ってるぜ……あの時姉さんに会ってなかったらおれは死んでたかもしれないし……何よりもみんな優しいから大好きだし」
「そう……ありがとう」
「ふふっ……それよりも私と楽しいことしない?」
さっきまでのシリアス雰囲気はどこへやらでベルモットがいやらしい手つきでキルデビルの体をまさぐりはじめた
「ええい!やめんか……この馬鹿姉が!!」
手をつかみ止めさせようとするがもう片方の手で触ってくる
「弟の童貞をいただくのは姉の私よ……」
「ちょっ……まじで……やめ……」
もうダメだ……そう思った時、ジンとウォッカがやってきた
「おい!ベルモットおまえ何やってる!」
ジンがベルモットを取り押さえその間にウォッカがキルデビルを助ける
「ありかとう……ジン兄ちゃん、ウォッカ兄」
「ちっ……だからあれほど気をつけろと言ってたのに」
ベルモットに説教をしてたジンが舌打ちをしながら言う
「キルデビル……今日はあっしと一緒に寝ましょう……ベルモットよりは信用できるでしょ?」
確かにとキルデビルは思いうなずいた