平穏に暮らしたい俺の部活動   作:二次元ラブ100%

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俺の抑えきれない感情

依頼を解決した数で勝負することになったわけなのだが。

未だに依頼はこない。もうそろそろ夕焼けも終わるぐらいの時間になる。そのときだった。

 

「こ、こんにちはー……」

 

一人の少女が入ってきた。

お団子ヘアーで、制服を少し着崩してる。おまけに化粧もしてるし、髪も染めているな。ただ一つ言えるのは胸がでかい。

 

まあ、興味がないので本にまた目を戻す。

 

「えっと、平塚先生から聞いてきました……」

「そ。とりあえず座りなさい」

 

とりあえず会話だけは聞いておくか。別に興味はないがな。

ただ一つ。こんなリア充みたいなやつがこの部に相談に来るのは少しばかり気になる。私、気になります!

 

「えっと……」

「2年F組由比ヶ浜 結衣さんね」

「すげえな。お前全校生徒知ってんじゃねえの」

「そんなこともないわ。あなたのことは知らなかったもの」

「そうですか」

 

比企谷がまた視線をそらす。

 

「それで、由比ヶ浜さんはなぜここに」

「えっと……」

 

由比ヶ浜という女子が身を悶えさせている。

 

「………わり、俺飲み物買って来るわ」

「私野菜100%ジュースでいいわ」

「…………」

 

すごい。ナチュラルにパシった。

ちょっと雪ノ下の変わらなさぶりは感心する。昔からこういう感じだ。

 

「それで、なぜ?」

「えっと、あの……。私実は……」

「ちょっと待ちなさい。芥川くん。あなたも出て行ってもらえるかしら」

「…………あい」

 

俺は部室からでていく。

 

「本当、昔から変わらないわね。読めてるくせに読めないふりするんだから」

 

小声で雪ノ下がそう呟いた。

 

 

雪ノ下に部室を追い出されて暇だ。

このままバックれてもいいが平塚先生に見つかると敵に回してしまう。ここは素直に残るべきだよなあ。

かといってなんもすることねえし、教室で寝るとしよう。放課後の教室。誰一人も残っていない、俺だけの教室だ。

そう、一人でいい。落ち着くし。あと、無理して能力を隠すこともなくていい。

俺ははっきりいって天才だ。自分の能力を上手く隠せている。もちろん雪ノ下にはバレているが、それほど問題ではない。

ただ唯一の失敗といえばJ組に入ったことだろう。入試を受けた時は上手く真ん中あたりを狙ったつもりだが、周りの学力がわからなかつたから結構いい点数を取ってしまった。それだけだ。

 

「ああ、落ち着くなあ」

 

自分の机に座り、空を眺める。

ちょうどオレンジ色の光がこの教室に差し込んで来る。窓も開いているのかとても幻想的で他ならない。

 

––––––ああ、憎たらしいなあ。

 

自分の中で感情が、湧いてくる。

これこそが、俺の過去に繋がる鍵だ。たまに、憎悪がものすごく押し寄せてくる。何もかも憎たらしくなる。

自分すらも、この世界すらも憎たらしく思うようになる。

不思議だ。世界はこんなにつまらない。

 

昔、人から言われた。お前は異常だと。おかしいと。

自分でも思う。俺はおかしいと。

 

「あはは……。あの太陽を、夕日を壊したい」

 

自分でも抑えきれないこの感情。

この時を俺は「狂人」と呼んでいる。駆逐されないか心配だ。それは「巨人」。

 

「何もかもなくなれば、俺は何も望まなくて済むのに」

 

欲しいものがなくなればなにも欲しがらなくなる。新しいものが出ればほしくなる。

そして人々は欲しいもののために戦う。みっともないなあ。とは思うな。

 

「…………ああ、なんかもうどうでもいいや」

 

この世界がバカらしいなあ。

 

「…………芥川くん。ここにいたのね」

「…………雪ノ下?」

 

なぜか雪ノ下が来た。

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