体調崩しぎみで休みました学校。
「私も何か召喚したい」
唐突に六花が言った。
「私にはキメラがいるが、管理局もキメラ対策をしてくるはず。そうなるとキメラより強力な魔獣が必要になってくる。」
そこで俺はいつかに永琳にやった方法を試す。
「俺のだす条件をクリアできたらなんでも願いを一つ叶えてやろう。」
「本当か。やる。」
「じゃあ今から結界を張るから、それ破ったらクリアな。」
「了解した。」
「お、おい良いのか紅?」
「いいんだよ。別世界でもこうしてたし。」
「さらっと別世界から来ました報告してんじゃねぇよ・・・」
「霊力の5%を解放。『封殺防御』模倣、展開。出力、0.1%」
俺は六花の封殺防御を模倣する。威力絞って。
「0.1か。舐められたものだな。ジャッジメントルシファー!!」
六花が炎を出しながら突撃してくる。おこる爆発。
煙が舞う。だが、そこには煙があってもはっきりわかる程光を放つ、無傷の結界。
「はぁっ・・・はぁっ・・・まさか、無傷とはな。」
「だが今の一撃、申し分ない。試しに、これを使ってみろ。」
そういって俺は槍を差し出す。
「これは?」
「魔槍グングニル。霊力によって力を増す神器だ。」
「!・・・でもいいのか?」
「今のは技に破壊性能が少なかっただけで、ダメージはしっかり通っていた。つまり、合格ってこった。」
「・・・わかった。これを使って、今度こそ結界を割る。」
六花は槍に力を込めて、思いっきり投げる。
結界に槍が当たった瞬間、結界は消し飛んで、そのまま槍も消滅した。
「やった・・・」
「よし、よくやった。召喚させてやろうじゃないか。」
「今回やるのは魔獣召喚でいいな?」
「ああ。邪王真眼にふさわしい魔獣を召喚する。」
「よし、じゃあ召喚の儀を始めよう。」
「基本的な手順は丹生谷の時と一緒だから。」
「分かった。 召喚!」
キュイイイイイン、と音が辺りに響く。
《汝、どのような魔獣を求めるか》
わりとダンディな声が聞こえてきた。
「最強。そして従順。」
《望む属性はあるか》
「万能。なんでもできるやつ。」
《大きさは》
「自由に変更可能。」
《容姿は》
「強そうなの。」
《了解した。ならば贄として心臓3、脳みそ7を差し出してもらおう。》
「あ、それ全部俺が出す。」
《・・・ふむ、よかろう。我も命は無闇に奪いたくない故。》
「なんだ、いいやつじゃん。遠慮なく取ってってよ。」
《贄は確かに受け取った。しばし待たれよ。条件を満たす魔獣を送ろう。》
「よし、どんな奴が来るかね。案外フェンリルみたいなやつかもよ?」
「フェンリルは氷特化なイメージがある。故に万能ではない。」
そう六花が言った直後、地面に魔方陣が展開された。大きい。これは・・・
「まずいな。vanishment・this・world」
教室では狭すぎると判断したため、架空世界をつくりだす。
その直後、魔方陣から凄まじい咆哮が聞こえてきて、たまらず全員が耳を塞ぐ。
でもくみん先輩は起きない。なんだこの人。
『我を召喚したのは誰ぞ』
その声とともに巨大な龍があらわれる。
「わ、私だ!邪王真眼、小鳥遊六花!」
『貴様のような小娘が・・・面白い。貴様の力、我に見せてみよ』
「い、良いだろう!邪王真眼、解放!」
『ほう、光と闇が同時に・・・』
「裂け、闇の扉。開かれし闇を解放せよ。終焉の王の力で虚構を打ち壊し、終止線へと導け」
六花の後ろの空間が裂け、時計、それに城が現れる
「シュバルツ・アッシェンプッテル!!!」
空間の裂け目から光線が打ち出され、龍に直撃する。だが。
『なるほど。確かに力はあるようだ。』
龍は無傷だった。
「そんな・・・全力の究極魔法が・・・」
『ふむ、今はまだダイヤの原石、と言った所か。邪王真眼よ、我はそなたを気に入った。』
「え、じゃ、じゃあ!」
『ああ。我はそなたに付き従おう。我が名はオリジン。始源の龍、そして龍の王なり。』
「や、やったぁ・・・」
『我は普段そなたの、そうだな、右腕にでも入っていようか。我が必要になれば名を呼べ。』
そういうと龍は光となり六花の腕に吸い込まれていった。
「つ、疲れたぁ・・・」
「よかったじゃないか。龍の王だって。」
「でも、何で右腕?格好いいけど」
「六花でも少し龍の力が使えるみたいだぞ?それ」
「本当!?・・・しかし、魔力が枯渇してしまった。休息をとる必要がある。」
「ところで、時間大丈夫なのか?紅」
「勇太よ。俺はそんなヘマするような男じゃない。教室以外の時は凍結済みだ。」
「そうか。それはよかった。」
「じゃあそろそろ解散にするが、間違っても人前で使うなよ?」
「ああ、わかってるよ。」
「勇太。疲れた。私を背負って帰れ。眠い。」
「なんでだよ!紅に瞬間移動で送ってもらえ!」
「あ、俺面倒だからパスで。帰るか、諏訪子。」
「そだね。みんなじゃね~」
俺は空間転移を使って移動した。
「勇太。おんぶ。」
「お前若干寝てるだろそれ!」
はい、記念すべき十話。やりました。
そういえば前作の幻想郷のUAが1500突破してました。ありがとうございます。
がんばります。