からかさでございます。
全然思い付きませんです。
「じゃあ学習委員は───」
今は委員を決めている訳だが、一色がふざけて勇太を学級委員に指名したから、やや勇太が不機嫌そうに黒板の前で話している。あ、丹生谷の方向いて機嫌良くなったぞあいつ。
「ふぅー、終わったぁー」
「お疲れ富樫。で、誰に投票するよ?」
「投票?」
投票?なんかあったっけ。
「クラス可愛い子ちゃん決定戦だよ。なあ、誰がいいと思う?」
「そんな事したら女子大激怒だぞ。良いのか?」
「だいじょぶだって。こういう時の男子の結束は凄まじいんだぜ?」
「ねぇ、富樫くん」
「はっはい!」
急に後ろから声が掛かった。丹生谷(表)だ。
「理科室、昼休みでいいかな?」
「理科室?」
「ほら、理科の先生に頼まれたでしょ?」
「ああ、うん。」
~昼休み~
ちょっと面白そうだから理科室までこっそりついてきた。
「2、4、6、8、10・・・12個。」
「よし、これでこの段は終わりね。」
「うん。ところで丹生谷さんってよくこういうことやるの?」
「うん、まあ指名されてだけどね。富樫君もよくやってるの?」
「いや~、俺は小学校に一回やったか、くらいだよ」
「へぇ~、意外。富樫君モテそうなのに。駅でもそう思ったし。」
「え・・・覚えてたの・・・?」
「当たり前でしょ?」
「で、でもまだ名前も知らなかったし・・・」
「だからよ。教室で、あーこの人だー、ってね」
「へ、へー。そうなんだー」
(こ、これは来るか!?リア充ライフが!)
「こねーよアホ。妄想も大概にしとけ。」
「うおっ、紅、いつからいた!?」
「ついさっき。つーか、あんま都合良い妄想してると後悔するぞ。」
「余計なお世話だ。あと流れる様に心読むんじゃねぇよ」
「えっと、状況が上手く掴めないんだけど・・・確か、洩矢くん、よね?」
「ああ、よろしくな。丹生谷さん。ところで勇太。この部屋にもう一人隠れてるのは気付いてるか?」
「え、どこだ?」
「そこの戸棚閉めてみろ。」
「え?・・・うわぁぁぁぁっ!!」
「ほぉら見ろ。邪王真眼様だぜ。」
「び、びっくりしたぁ・・・」
「お前か、またお前かぁ~!」
「勇太、勇太回る」
「まあ落ち着けや勇太。親からも頑張れって言われたろ?」
「おま、何で知ってんだよ!」
「俺だから。あと、安心しろ。お前、今年中に彼女出来るぞ。」
「ま、マジで!?」
「ああ、大マジだ。俺の占いは外れたことがない。なんなら丹生谷さん、占いとか教えてやろうか?」
「うーん、なんで私に振ったのかはわかんないけど、今度教えて貰おうかしら。」
「よーし、じゃあ教えるついでにこの眼帯が部活作るから、そこに入ってくんね?」
「え、どうして?」
「内容言ったらほとんど脅してるのと変わんないんだけど・・・聞く?」
「そうね、気になるもの。」
「じゃあしょうがないか。じゃあちょいと失礼して。」
俺は耳元で小さく話す。
(あの眼帯、小鳥遊六花って名前なんだけどさ。見るからに中二病だろ?)
(ええ、そうね。)
(そいつのサーヴァントっつって、いつも付きまとってる中学生がいるんだけどよ。)
(その中学生がどうかしたの?)
(お前のマビノギオン持ってるんだよ。)
「入らせてもらうわ。」
「ウィッス。あ、同好会って形になるから、他の部活入ってても大丈夫だから。」
「助かるわ。私、チア部に入りたかったのよ。ところで、放課後屋上ね。」
「分かりましたよっと。じゃあ教室戻りますか。チャイムなるぞ。」
「おい小鳥遊さん、その白衣脱げ。お前のじゃないだろ。」
「六花と呼べ。」
「・・・六花、早く脱げ。今すぐに。」
「・・・今すぐ脱げって・・・」
「おい!絶対わざとやってるだろ!あと勝手に薬に触るな!」
「キメラは現世では魔力の補給が出来ない。故に補給薬を使ってやる必要がある。」
「キメラ?」
「ああ、六花が拾ってきた猫だよ。灰色の。」
「灰色の猫・・・あっ!」
「えーっ、ほんとにどどめん?」
「はい、多分ですけど。大きさとか、こんな感じですし。」
くみん先輩の猫って結局見つかったのだろうか。まあいい。優しい俺が連れてきてやろう。
「あー、違うと思いますよ。主にヒゲの形が。」
「そぅお?残念。」
「ところで、昨日俺もこんな猫を拾ったんですよ。写真どうぞ。」
「どれどれ~。おぉっ!この子はまさしくどどめんだよぉ!」
「じゃあ放課後にでも連れて来ますね。あ、そうだ。」
「ん?どうしたのぉ~?」
「この眼帯が部活作るんですよ。良ければ入ってくれません?」
「え~、でもなぁ~。私も作りたい部活があるしぃ~」
「この部活、一応表向きには昼寝部として活動する予定なんですが、どうでしょう?」
「入る!」
「はい、ありがとうございます。無事出来たら活動場所教えにきますんで。」
「待ってるよぉ~!あ、私はつゆりくみん!五月七日って書いてつゆりって読むの!よろしく!」
「はい、つゆり先輩・・・くみん先輩?」
「くみんで良いよぉ~!」
「わかりました。では」
「・・・紅、お前どんどん勧誘していくな。しかもことごとく成功するし。どうなってんだ?」
「なぁに、簡単だ。都合の良い人だけを誘ってるんだよ。」
「なんで都合良いかわかるのかはもう聞かないことにするわ・・・」
「ところで嬢ちゃん、部活の名前はどうするんだ?」
「私は嬢ちゃんではない。ふむ・・・名前か。このようなものはどうだ?」
「よし、言ってみろ。」
「さっきくみんが言っていた『昼寝』、そして丹生谷の下の名前から『夏』。そして我々の本来の目的、魔術研究をすべて組み合わせて『極東魔術昼寝結社の夏』というのはどうだろうか。」
「へぇ、極東魔術昼寝結社の夏、かあ。良いんじゃないの。顧問はナナちゃんにでもやってもらうか。」
「そして我々の結社の本拠地が設立された暁には、保健室で見たあれの事を全て教えて貰うからな。洩矢紅。」
「ああ、邪王真眼に誓って。」
「お前らー、次の授業遅れるぞー」
おまけ
「くみん先輩ー、どどめん連れてきましたよー」
「うなーお」
「ありがとぉ~!」
テスト近づいて来たからなのかアイデアが浮かびました。
次回は早めに上げるようにしますので許してください