IS 女神と少年の物語【作者の受験により投稿停止中】 作:シアン
リアルで忙しすぎて書いてる暇がなかった……
今回は短めです。いつもの半分くらいだと思います。
お許しください!
瓦礫の山の中心にそいつは居た。
こちらを確認したようで、ツインアイに怪しく光がともり、胸部の拡散ビーム砲が放たれる。
「っ! 散開!」
全員、散開してビーム砲を避ける。
戦いの幕は上がった。
**********************
???side
部屋と呼ぶには広すぎる空間、ポットの放つ鈍い灯りがその空間を照らす。
その奥に1人の男。
怪しく光るモニターを興味深そうに見ている。映っているのはサイコガンダムとそれと戦う数機のIS。
「くくっ、君達は勝てるのかな? このサイコガンダム……いや、彼女に……」
男は軽薄な笑いを浮かべて、吸っていた煙草を灰皿で潰した。
**********************
「チッ、装甲が厚すぎるな」
ビーム攻撃が効かないサイコガンダムに対しては実弾攻撃でしか攻めることが出来ない。だが、そのほとんどは全身のビーム砲に墜とされ到達できても厚い装甲に阻まれダメージらしいダメージを与えられない。
やはり、Iフィールドを破るしか無いようだった。
「シア、羽は?」
『準備完了。いつでも撃てるよ』
「よし、全員退避!」
号令に合わせて前衛の俺、一夏と凰が攻撃範囲外に退避する。
瞬間、降り注ぐ雨のような閃光。サイコガンダムの黒い装甲に白い羽が突き刺さり、覆われる。そして、羽が爆発する。Iフィールドのエネルギーを利用した爆発。それにより、一時的にIフィールドが破れる。
「一斉射撃!」
遠距離で待機していたブルーティアーズの一斉射撃、クリア・サンクトゥスの雷撃とクレッセントボウの攻撃、そして俺のフルバーストによってサイコガンダムの巨体が揺らぐ。
そして、一夏と凰がそれぞれの得物で斬りかかった。凰のより左腕を半ばから破壊され、一夏の零落白夜によって右肩から大きく袈裟に切り裂かれる。
しかし、サイコガンダムの装甲は伊達じゃない。全身がスパークしており、装甲のほとんどが焼け爛れボロボロであるに関わらずその右腕を持ちあげ、ビーム砲を放つ。
ブレイドドラグーンのエネルギーフィールドによってそのビームを防ぐ。
二対の叢雲、計100発のミサイルでの攻撃。焼け爛れた装甲はそのようを成さず、ミサイルの攻撃を受け入れた。
爆発に覆われる巨体。爆発は連鎖的にサイコガンダムの全身に広がり一際巨大な爆発を起こしてサイコガンダムは倒れた。
『終わった、の……?』
凰の声が聞こえる。未だ爆発が続いているが巨体が動き出すことはない。
『ああ、終わったんだ……!』
一夏の声には隠しきれない喜びが滲んでいた。人を守ることが出来たことが嬉しいのだろう。
それはいい。けれど釈然としない。弱すぎるのだ。オーバースペックの力があったにしても、あっさりとし過ぎている。サイコガンダムはここまで弱くなかったはずだ。
まだ、なにかある。そんな予感がする。
覇眼を使って周囲を確認する。怪しいものは何も無く、燃え上がり黒煙を上げるサイコガンダムのみがその場にあった。
そして、突如炎の中から何かが飛び出す。
「何っ……!?」
それは咄嗟のことに反応出来ていない、凰に襲いかかった。
『きゃぁぁぁあああ!?』
瓦礫の山に吹き飛ばされる凰。
『鈴!? ぐあっ!?』
一夏が助けに向かおうとするが、反対側に吹き飛ばされた。
「やらせるかよ!」
セシリアに向かったそいつを
しかし、そいつは
『あ、ありがとう御座います、夕音さん』
「礼を言うのはまだ早いぜ……セシリア、下がってろ」
『で、ですが……』
「いいから下がれ、死ぬぞ」
その時の夕音の眼は本人は自覚していないが、底冷えするほど冷酷で底の見えない深淵のようだった。
『っ……わかりましたわ』
「シア、皆の防御を頼む。こいつは、俺が本気を出さないとヤバイ」
その赤と黒の装甲、バイザーその全てが先ほどの有人機と思われる機体と同じものだった。
『わかった、無理はしないでね』
「ああ……」
その有人機、仮にアウンノウンと呼ぼうか。アウンノウンに向き直る。
腰から
「よう、さっきも会ったな」
『…………………』
「さて、答えろ。俺達を狙う理由はなんだ?」
『……………!』
そいつは何も言わずに斬りかかって来る。振るわれた凶刃を
「チィ、対話する気は無いってか……!」
更に振るわれる凶刃を躱し、流し、受け止める。
剣を受け止めたときの一瞬の隙を見て反撃する。腹部を蹴り飛ばし、
(貰った……!)
しかし、そいつは僅かに機体をひねり攻撃を躱す。
完全には避けられず、バイザーに
刹那、ふわりと舞う茶色の髪。こちらを睨む双眸。
『っ……!!』
「しまっ……」
驚いていた俺は振るわれた刃に反応出来ず、吹き飛ばされた。
腹部の装甲が破壊されたが戦闘に支障はないだろう。
だが、それよりも頭から彼女の双眸に宿る光が忘れられなかった。
憎悪に染まったその光を。
「……もう一度だけ聞く、お前は何者だ?」
『…………私は守護者。この世界から人類を絶やすもの』
次回は早めに投稿したいと思います……
それでは(。・ω・。)ノシノシ