IS 女神と少年の物語【作者の受験により投稿停止中】   作:シアン

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続けて投稿しました!
くどいようですが、下手な文面です。
是非、読んでいって下さい!
展開が急です。


ISの世界、束博士の捜索

「う…ん……」

 

 わずかに目を開ける。

 

「……知らない天井だ…」

 

 この台詞にお世話になる日が来ようとはな…。

 まあ良い、問題は何で知らない天井を見ているのかだ。

 ええっと、昨日俺は…そうだった

 

「死んだんだった」

 

 傍から聞いたら、危ないやつだな。

 だんだんと、昨日の事を思い出してきた。最後、俺は女神様と一緒に光に包まれて……

 そこまで、思い出したとき、横から「うう…ん」と言う声が聞こえた。首を回してそちらを見ると、

 

 

     女神様がいた

 

 

「へっ……?」

 

 俺が間抜けな声を出すと、長い睫毛が動いて、女神様が目を開ける。

 

「うぅ…あ…えっ…」

 

 図らずとも、至近距離で目が合う。

 美しい赤みのかかった金色の目が見開かれて、こちらを見ている。ほんの数秒なのに、永遠にも感じられる間、俺はその目に吸い込まれるように感じた。

 

「な…な…」

 

 どの位、経ったのだろうか。女神様が真っ赤になり、金魚のように口をパクパクさせている。

 

「?」

 

 どうしたんだろ…

 

「な…んで……何で此処にいるんですかぁぁぁぁああああ!!?」

 

「ぐふっ!?」

 

 女神様が放った枕による、渾身の一撃が俺の顔面にクリーンヒットした。

 

 

「ユウ、すみませんでした…」

 

 しょんぼりと、うな垂れている女神様が、此処に1人。

 

「いいって、気にすんなよ」

 

「すみません…」

 

「はぁ…」

 

 さっきから、ずっとこの調子だ。

 俺が気絶している間に状況の整理をしたのか、目を覚ましたら女神様が、申し訳なさそうに謝ってきたのだ。

 このまま、放っておく訳にもいかないので、強引に話題を変える。

 

「なあ、女神様。此処は何処なんだ?」

 

「へっ…?ああ、はい。此処はISの世界です。適当に飛んで、こんな所に着くなんて…」

 

 IS? あの、ラノベのか? マジかよ。楽しそう。

 

 ん、まてよ…此処に来る前に、なんかあったよな…

 

「あー、すまない。1つ教えてくれ。あの連中は何なんだ?」

「あの連中?」

 

 首をかしげる。可愛い…はっ、いかんいかん。

 

「ほら、俺が女神様と初めて会ったところにいた、騒がしい連中」

 

 すると、女神様は目を泳がせる。

 

「あ、あの人たちはですね…えっと…その…な、仲間です!」

 

 めっちゃ怪しい。

 

「正直に答えて欲しいんだが?」

 

「うっ…そのですね、実はユウ、あなたは、あのまま、天国に連れて行かれる予定だったんです。でも、残酷過ぎると思ったんです。まだ16歳なのに、まだ生きてたいだろうにと…。だから、私はあなたを拉致しました。私の力であなたの運命を、変えてあげようと思って……」

 

 言葉が途切れる。

 

「それで、それがどうしたんだ?」

 

「ですが、天界のルールには、特例を除き、死者の復活は禁止されています。私はそのルールを、もちろん知っていました。けれど…我慢出来なかった。貴方が死んだと知ったとき、何で貴方のような善人が、死ななきゃならないんだろうって、思ったんです。だから…私は…貴方の運命を変えたんです。あの方たちは、私と貴方を捕らえようと、他の神が放った天使たちでしょう」

 

「そうか…」

 

「私は、ルールを破ってしまった。今の私は、女神ではありません。既に、神格は剥奪され、少し強いだけの人間です…」

 

「…なあ、俺の為にやってくれたのは、正直嬉しいよ。けど、お前が自分を犠牲にしたのは、嬉しくない」

 

「はい…」

 

「けど、まあ、こうなっちまったもんは、仕方ない。俺にとっては第二の人生、お前にとっては、神から人間になっての第二の人生。楽しんでいこう?」

 

 そう言うと、元女神様は花が咲いたように笑った。

 

「はい…!」

 

 

*************************

 

 

 そんなこんなで、この世界に来て早、1ヶ月。あの後、元女神様は名前を教えてくれた。シアラ・シルバーベルと言うらしい。最初は「シアラ」と、呼んでいたんだが、シアラが「シアと呼んでください」と言うので、今では「シア」と、呼んでいる。そして、なぜか俺はユウと呼ばれている。

 

 今は12月で、日付は元の世界と変わらないようだった。年はきっちり2年戻っていたが。

 それに伴い、俺の年齢もきっちり2年戻っていた。つまり、15歳、中2になっていた。因みに女神様もとい、シアは14歳になっていたが、同じく中2だ。どうしてわかったかと言えば、身長が低かったからだ。俺は、中3から身長が急に伸びたからな。

 余談だが、俺とシアは同い年だった。「女神は、死なないので私は超超若手ですよ」とは、シルア談。

 家は最初にこっちの世界に来た時の家で、2人で暮らしている。これも余談だが、俺達は2人とも朝が弱かった。

 だが、今俺達が居る場所は家ではない。どこにいると思う?

 

「そう、海の上だっ!!」

 

「何やってるんですか、ユウ」

 

 シアの呆れた声が聞こえてきた。

 

「いや、何となく気分でな」

 

 まあ、そんなわけで海の上にいる。簡単に言ってしまえばボードに乗って、探し者をしている。

 

「あ、もうそろそろですよ。ユウが言ってた束博士の隠れ家の場所候補」

 

 まあいい、話しは一昨々日まで遡る。

 

 

*************************

 

 

「束博士の隠れ家?」

 

「ああ。この世界に束博士って言うISを開発した天災がいてな、その人の隠れ家があるはずなんだ」

 

「それを、捜すと?」

 

「うん」

 

「探してメリットはあるので?」

 

「当然。そもそも、ISを開発したんだぜ? そんな人とコンタクトが取れれば、俺達のISの改良なんかもやって貰える。IS学園にも入りやすくなるだろうしな」

 

「なる程…確かにそうですね。隠れ家の場所は?」

 

「大体目星は付いてるよ」

 

「そうですね、なら探した方が良さそうです。行きましょうか」

 

「ああ、探し出すぞ」

 

 

*************************

 

 

 と言うわけだ。束博士の隠れ家の場所なんぞ、知るわけない。

 でもまあ、世界の国が自国の隅々まで探して見つかってないんだ。

 束博士のことだから、たんに、ラボに迷彩つけてあって見つかってない、なんてことも有り得るのだが……

そんな時、俺だったらまず、海に出る。国の事だし、海も捜索したんだろう。けどそれでも見つかってない。これだけ、条件が揃えば、おのずと場所は分かってくる。それは……

 

「見えたよ」

 

 そう言って俺は指をさす。それは、海から少し突き出た岩だ。

 

 さっきも言ったが捜索しても見つからなかったのだ。なら、それは、自然風景だからなのではと、俺は考えた。

 人間はどんなに血眼になって探しても、有り得ないと考えた場所は、目に入らないものなのだ。なら、こんな海面から少し顔を出している岩なんて目に入ら無くても可笑しくない。因みに今日で16回目、一昨日から通算59回目の傍付けだ。候補の場所が、お☆お☆す☆ぎ☆た☆ぜ☆(ゝω・)………うん、我ながら気持ち悪ぃな。

 

「これで、よしっと」

 

 シアがボートをその岩の傍につける。もう、手慣れてきたなぁ…59回もやってりゃ当然か…

 

「こい、夜雪!」

 

 俺は、自分のISを展開して、海の中に潜る。

 

「あ、待ってよぅ」

 

 シアも慌ててISを展開して後に続く。

 さて、これは当たりかな? 

 そろそろ当たってくんないと、さすがに厳しい。こう、精神的にも体力的にも。

 俺は腰にマウントされたビームサーベルを抜くと岩に斬り掛かる。

 

「せいっ!」

 

 果たして……岩は切れていなかった。傷1つ着いていない。

 

「ビンゴだ…シア!」

 

「うん、当たりみたいだね…じゃあ、やるよ!」

 

「ああ、ぶっ壊すぞ…!」

 

 言うが早いか俺ビームサーベル(白月)を高速で振るう。

 

「はぁぁああ!!」

 

 だが、流石と言うべきか、傷は付かない。後からシアも支援砲撃をしてくれているが……。なら…

 

「シア、この位置に『羽』を頼む」

 

 俺は、覇眼でビームシールド発生装置の場所を見つけると、その場所をシアにを送る。

 

「了解。フェザー──!!」

 

 シアが背中の翼から、6枚の羽を放つ。羽は、岩に6角形を組むように突き刺さる。この羽にはビームを阻害する効果があるのだ。

 

 俺は、後退しながら、武装をビームサーベル(白月)から、バススロットから取り出した、対艦刀(神白)に切り替える。

 そして、ある程度距離をとったら、光の翼を展開。スラスターを全て解放し、対艦刀を構え岩に突撃する。「羽」によって脆くなった場所に、スピードを全て乗せた対艦刀を突き刺す。

 

「うぉぉぉおおおお!!」

 

 暫く拮抗していたが、岩の壁面は遂に刃を受け入れた。すると、壁面を覆っていたビームシールドが消失したようで、抵抗が急に無くなった。ビームシールド発生装置を破壊したからだろう。

 

「よしっ…せいっ!!」

 

 俺は対艦刀で岩を切り、侵入径路を作る。PICで海水の侵入を防ぐと内部に侵入する。

 シアも入った事を確認すると、PICで切った岩を元に戻す。内部からビーム兵器で若干、岩を溶かして溶接する。

 

「よし、それじゃあ束博士を捜すとじすか」

 

 俺とシアは警戒しながら奥へと進む。

 

─────────────────────────

 

 

束side

 最初は気のせいかと思ったけど間違いない。ここを攻撃してきてるね。しかも、普通のISじゃないな。このシールドをここまで消耗させるのは、既存のISじゃ不可能だ。

 

「見たことのないISだね。しかもこの出力……束さんが少し本気を出さなきゃ作れないような出力を、凡人が作り出した……?」

 

 有り得ないね、凡人が作れるわけがない。でも、だとしたらこれらは……

 

ビービービー

 

 思考がアラーム音に現実に引き戻される。シールドが破壊された?

 

「内部に侵入されてる…!!」

 

 ビームシールドを破ったISだ、ガードロボットなんて意味が無い。出来れば使いたくなかったけど……

 

 

─────────────────────────

 

 

千代紙 夕音side

 さて、束博士はどこだろう……

 さっきから、ガードロボットが出て来てるし、ここのどっかには居るはずだよなぁ…

 

 また、1体のガードロボットが鉄屑に変わる。ただ、ガードロボットはもうほぼ品切れだろう。反応が両手で数えられるほどしか無くなってる。

 

 頃合いだな…

 

 俺は、ISを解除すると歩き始める。

 

「えっ…ちょ、ちょっと!」

 

 シアが慌てた声を上げるが、コアネットワークで、話し掛ける。

 

『落ち着け。ここらで束博士に敵意が無いことを、示して起きたいんだよ。ガードロボットも殲滅したし大丈夫だろ……多分』

 

『そう言うことなら、まあ』

 

 そう言って、シアもISを解除する。

 

「さ、進「ユウっ!」っ──!」

 

 とっさに、横に跳ぶ。が、右足に激痛がはしる。

 

「ユウっ! 大丈夫ですか!?」

 

「油断した、まさかステルス機までいるとはな……!」

 

 用意周到すぎんよぉ、束博士ェ。

 けど、拙いな。跳んだから右足ですんだが、跳んでなかったら、あの位置は心臓を貫いてた。俺達がISを解除するのを、狙ってたのか?

 

 考えつつも、腕部だけ夜雪を展開してライフルで、ステルス機を撃ち抜く。しかし、奥から足音が聞こえてきた。

 人の足音ではない。まさか、これは…!?

 

「「っ──!」」

 

夜雪を展開、ビームシールドを発生させる。シアも気付いたようで、ISを展開、エネルギーフィールドを発生させる。

次の瞬間、エネルギーの奔流が俺達を襲った。

 

─────────────────────────

 

 

束サイド

 罠のステルス機で仕留められなかった。生身で無人機の攻撃に耐えられるはずがないけど、多分防がれてる。

 でも……違和感があるな。そもそも、あそこの場面でISを解除する必要無いよね、連行するならそのままの方が安全だし。

 ……少し話しを聞いてみるかな。ここに来たって事は、私が居ることはばれてるだろうし、凡人にしては、やるみたいだしね。逃げるのはそれからでも遅くない。

 

『あーあー、てすてす。もしもし、そこの2人』

 

 

─────────────────────────

 

 

千代紙 夕音side

 

『あーあー、てすてす。もしもし、そこの2人』

 

「「っ───!!」」

 

 何だ!?コアネットワーク通信!?

シアの声じゃない、国に居場所を探知された!?このステルスを見破って!?

 

『束さんだよー。君たちに質問が有るんだけど、一体何者なのかな』

 

「「し……」」

 

『し?』

 

「「心臓止まるかと思ったわーーーーーーーー!!!!」」

 

『っ────────!!?』

 

 束博士が驚いているのが、分かった。

 

 

*************************

 

 

 あれから、1時間後。束博士と話してる。足のけがは束博士が治してくれた。流石だなぁ。

 

「ふむふむ、つまり君達2人は異世界から来て、君の方は元女神だと」

 

「そう言うことです」

 

「ふ~ん、嘘みたいだけど、汗のにおい、動悸ともに正常。嘘じゃないみたいだね…」

 

「分かって貰えたようで、何よりです」

 

 シアが、ほっとしたように言う。

 

「それで、君達は私に何のようで来たの?」

 

「それはですね……(省略)……というわけなんですよ」

 

「ふーん、簡単に言えばISを強化して欲しい、そう言うと?」

 

 何か、不機嫌そうなんだけど。

 

「はい、まぁ、俺達も手伝いますよ。足手まといになるかもですけど」

 

「…………(ポカン)」

 

 あれ、俺なんか拙いこと言った? 束博士がポカンとしてる。アイコンタクトで、シアに聞いてみるが、彼女もよく分からないらしい。

 

「た、束博士? どうし「いい…」んです…は?」

 

「うん、いいよ! 君達の為なら、とびきりのISに仕上げるよ!」

 

「へ、あ、ありがとうございます」

 

 あるぇ、さっきまでのシリアスムードは、何処へ?

 

「うんうん! あ、その前に名前教えて」

 

 おっと、俺達が名前を知ってるから、つい忘れる所だった。

 

「千代紙 夕音です」

 

「シアラ・シルバーベルです」

 

「それじゃ、ゆーくんとシーちゃんだね。2人とも、よろしくね!」

 

「「はい」」

 

 なぜか、妙に機嫌がいい束博士だった。




どうでしたか?
是非、感想をお願いします!
それでは、また次回ノシノシ
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