テイルズオブヴェスペリア ~転生者は錬装士(マルチウェポン)~   作: 奏

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先週投稿したつもりがどうやら出来てなかったみたいでした。
申し訳ありません。


第九相

 

「ふーん、これかぁ」

 

「この像になにかあるんです?」

 

あの後、エステリーゼの部屋へ行き服を着替えたりなどしながら女神像のもとへとたどり着いたわけだが……

 

「どうやら、秘密があるらしいぞ?」

 

「でも特別かわったものでは……」

 

「ま、王道としては動かしたら下に抜け道があるとかだよな」

 

そう俺がそう言うとエステリーゼは、まさか……と信じた様子はない。仕方ないので俺が女神像を右にずらす。すると下へと続く抜け穴がそこに現れる。

 

 

「……え?本当に……?」

 

「うわ、本当にありやがった……」

 

「それじゃ、抜け道もあった事だし行こうぜ」

 

 

先に俺が梯子から降りていこうとすると突然エステリーゼから静止の言葉がかかる。何事かと思って振り返る。するとユーリがエステリーゼにに腕ををつかまれている。

 

 

「どうした?やっぱり行くのはやめるか?」

 

「いえ、手、怪我しています。ちょっと見せてください。」

 

 

ユーリはエステリーゼがやっぱり城の外に行くのを躊躇っているのかと思ったのかそんなことを聞くが、どうやら引き止めた理由はユーリの怪我についてらしい。

 

エステリーゼにユーリが手を見せる。どうやらいつの間にか擦りむいていたのか少し血が出ていた。するとエステリーゼが呪文を唱え、周りに光が集まっていきその光が集まりユーリの手を照らす。すると先ほどまであった擦り傷がさっぱり消えてなくなっていた。

 

「ん?」

 

すると突然ユーリがエステリーゼの手をつかんだ。

 

「きゃあっ!」

 

エステリーゼが驚いて悲鳴を上げるとユーリはすぐさま手を離す。

 

「あ、悪い………。きれいな魔導器だと思ってつい手が……」

 

「ユーリ、襲うなら俺のいない所でしてくれよ」

 

「襲わねーよ!」

 

「あうあう///」

 

エステリーゼは顔から湯気が出るのではないかというぐらい赤くなっていた。

 

 

「それより……手、ありがとな」

 

「い、いえこれくらい…///」

 

「よし、じゃあさっさと行こうぜ」

 

そう言って俺達一行は地下道へと降りていく。

 

 

地下道に降りた俺達はそのままそこにいた魔物を倒しながら出口に向かって進んでいった。

 

 

 

 

 

 

   =S=

 

 

 

 

 

~ユーリとリオ~

 

 

「そういえばリオとユーリさんはなんで一緒にお城にいたんですか?」

 

「牢屋であって一緒に脱獄したんだよ、な!」

 

「俺が牢屋に入れられたのもユーリのせいなんだけどな」

 

「へぇー、それじゃあ二人は同じ釜の飯を食った仲って事ですね!!」

 

「「いや、それはなんか違う」」

 

 

 

 

    =S=

 

 

 

俺達は地下道を抜けて地上に出る。

 

「うお!まぶし」

 

ユーリは目を細めながら言う。外はもう夜が明け太陽の光が真上からさんさんと降り注いでいた。

 

「いやーやっぱり外の空気が一番だな。もう二度とあの牢屋の空気は吸いたくないな。」

 

そう言いながら俺は両手を上げながら体を伸ばす。

 

「それにしても貴族街に繋がってんのか」

 

「窓から見てるのとは全然違って見えます。」

 

そりゃ大げさだろと苦笑いしながらユーリが言う。

 

「ま、とりあえず脱出成功って事で」

 

そう言ってこちらに手を上げてくるユーリに俺は迷わずそこにハイタッチする。そしてエステリーゼも俺達を見ていて理解したのか手の平をユーリの手に当てる。

 

「そんでエステリーゼはこれからどうすんだ?」

 

「フレンを追ってハルルに向かいます」

 

「お、なら俺もハルル行こうかな」

 

「その話だとリオは結界の外に出た事があるのか?」

 

「ああ、一応、俺はいろんな所を旅してるからな」

 

「へえー、ぜひそのお話聞きたいです」

 

 

そう言って子供のような目で見てくるエステリーゼ。

 

「機会があったらな。そんじゃ下町まで一緒に行こうぜ」

 

「ああ、でも下町が湖になってなきゃいいがな」

 

俺達は下町にへと足を伸ばした。

 

 

 

 

 

 

下町に着くと白髪白髭を生やした男性がこちらに近づいてきた。ここには俺の知り合いはいないので俺は先に出口の方へ向かう。

 

「よお、ハンクス爺さん」

 

「ユーリ、まーた騎士団と揉めたそうじゃな」

 

「ま、そんなとこだ。それで噴水の方はどうだ?」

 

ユーリの質問をきいたハンクス爺さんの顔に影が差す。自分が修理を頼んで来た人が原因だったせいだろう。

 

 

「コアが無いせいでどうにも動かん。このままでは飲み水が無くなって後は腹壊すの承知で川の水をのむしかないかの……」

 

「騎士団はなにもしてくれねえし、やっぱりコア泥棒本人から取り返すしかないか」

 

「まさか結界の外に出るつもりか?」

 

ハンクス爺さんは驚いたような表情で聞いてくる。

 

「心配してんのか?」

 

「はん。誰が心配なんぞするか。むしろ丁度いい機会じゃ。しばらく帰ってこんでいい。」

 

そう言うとハンクス爺さんは笑いながら言う。けれど先ほどの影は何処にも感じられない笑顔だった。

 

「そんじゃ、じいs「ユーリ・ローウェ~~ル!!共犯者ともども神妙にお縄につけ~!!」ま、こういう事情があるからしばらく留守にするわ」

 

ユーリの声が下町の入り口付近からしたルブランの声によって遮られ、その様子に苦笑いしながら言う。

 

 

「やれやれ騒がしいやつじゃな。のたれ死ぬんじゃないぞ」

 

「そう言う爺さんもな」

 

 

ルブランはそのまま俺達に向かって走ってくるがハンクス爺さんが手を上げると下町の住人が一気に押し寄せルブランをもみくちゃにする。

 

「お?ユーリも行くのか?」

 

出口付近で待っていた俺がユーリに話しかける。

 

 

「ああ、コア泥棒を捕まえにな」

 

「じゃあこれからよろしくお願いしますね」

 

「てか前」

 

 

そう言って前を向くと多くの下町の住人が走ってきていた。そして俺達もルブランと同じくもみくちゃにされる。

その時に地図やら何やらをユーリが受け渡されながらやっとの思いで人の板垣を抜ける。

 

そしてどうやらルブランもあれを抜けてくるが突如脇から出てきた犬によって転ばされ気絶してしまった。

というかあの犬は俺が捕まる前に撫でてた犬、ラピードだった。

 

 

「ラピード、狙ってたろ。」

 

「犬?」

 

「よう、昨日ぶりだな」

 

そういって俺はラピードの頭を撫でる。それを見ているユーリはどこか俺が不思議そうに見えるような顔をしていた

 

「めずらしいな……っとじゃまずは北のデイドン砦か」

 

「最短コースならそうだな」

 

「どこまで一緒かわかんねえけど…ま、よろしくな、リオ、エステル」

 

「ああ、よろしく。てかいいなその呼び方、俺もこれからエステルって呼ぶわ」

 

「エス…テル………はい!こちらこそ、よろしくお願いします。ユーリ!、リオ!」

 

そうして俺達三人は下町の方を見る。

 

「しばらく留守にするぜ」

 

「いってきます」

 

ユーリとエステルそして俺はそれぞれの思いをもって帝都ザーフィアスを飛び出した。

 

 

 

    =S=

 

 

 

 

~はじめまして、ラピード~

 

 

エステル「ユーリ、こちらの犬は……」

 

ユーリ「ああ、俺の相棒ラピードだ」

 

ラピード「ワン!」

 

リオ「お手」

 

ラピード「ワン!」

 

リオ「おかわり」

 

ラピード「ワン!」

 

リオ「よし、昨日の事は水に流そう」

 

ユーリ「なにしてんだ?リオ?」

 

リオ「俺のいうこと聞いたら巻き込んだ事を水に流すってことにした」

 

エステル「ええ!わ、わたしもしたいです!ラピード、お手」

 

ラピード「……」

 

エステル「私の言う事は聞いてくれません……」

 

 

 

     =S=

 

 

 

 

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