ポケモン世界で嫁と生きる   作:夢月一郎

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処女作です。
サンムーン発売間に合った!


プロローグ 色厳選ニモ負ケズ

「相手のパーティは…………ガルーラ、ガブリアス、ファイアロー、ギルガルド、水ロトム、マンムー…………よし! 負けたな!」

 

 ランダムフリーでのオール伝説パとのマッチング5連続に嫌気がさした俺はいっそのことレートの方がましなんじゃないかと思い立ってレーティングの海に揉まれること30戦ほど。レートが1300代まで落ちようやくマイナーポケモンが見られるかと思った矢先、ガルガブアローだ。

 別にガチポケモンを使ったガチバトルを否定しているわけではない…………ないのだがレート1300代をうろついているパーティに1体いればパーティが半壊する強ポケを6体並べられたらこれはもうお手上げなのである。

 俺のパーティはピカチュウ、ラッタ、ドードリオ、ゴローニャ、オムスター、バタフリーというおもいっきり趣味が入っているパーティである。そう、このパーティいわゆるなりきりパというやつである。

 ポケットモンスターspecial、略称ポケスペという漫画の第2章の主人公イエローの手持ちの再現パーティである。

 こういった趣味パで戦うことの多い俺にとってガルーラなどはまさに天敵である。

 

「とりあえず選出選出っと」

 

 このパーティでガルーラを倒すことができる可能性があるのがゴローニャ。オムスターも事前にあまごいで雨を降らせすいすいを発動させるかからをやぶるでガルーラの素早さを抜いていればあるいはといった感じである。

 今回はギルガルド、ファイアローもいるのでゴローニャは確定。

 ガブリアスを倒すためにもこうそくいどうめざパ氷のピカチュウは連れて行きたい。

 最後にロトムにはりきり鉢巻き捨て身タックルを当てるためにラッタ。

 と選出確定ボタンを押したところで気づく。

 

「あれ、誰もマンムー倒せなくね?」

 

 無慈悲にも始まる対戦。

 結果は…………言うまでもないであろう。

 ガルーラはもちろんだけどマンムーも強いね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あー、どうしよっかなー。次なに作ろっかなー」

 

 いったん対戦を切り上げて厳選作業に入ろうとしたが何を厳選するか決めていない。

 厳選するポケモンを決めるためポケモンの画像を検索しているとあるポケモンが目に止まった。

 

「色違いシャンデラ…………」

 

 通常の紫色とは違い橙色の炎を灯したシャンデラ。なぜかそのポケモンが無性に欲しくなった。

 

「しかし色厳選か…………」

 

 当然色違いポケモンは希少だ。その確率なんと1/4096!

 まあひかるおまもりという色違いが出やすくなるアイテムがあるのでそれをもっていれば1/1365。

 国際孵化という海外産ポケモンと国産ポケモンを掛け合わせた方法を併用すればひかるおまもりとあわせて1/512。

 ポケモンのボックスには1ボックス30匹入るのでざっと17ボックスほど卵を孵せば色違いがでる計算だ。

 しかしこれはあくまでも確率であって512個の卵を孵したとしても必ず生まれるとは限らないのである。

 実際に色違いリザードンを使いたくて国際孵化をしたときは難産で2000個近くの卵を孵すはめになったことは苦い思い出だ。

 しかしそれを踏まえたうえで色違いシャンデラが欲しい。

 俺の欲求はもはや止まらないのである。

 

「海外産高個体値ヒトモシ持ってたかな?」

 

 こうして長くも苦しい戦いが始まったのである。

 

 雨にも負けず

 

「よし、3ボックス卵貯まった。ミアレぐるぐるしてくるか」

 

 風にも負けず

 

「あー色違いなしかー。ジャッジ行くか」

 

 雪にも夏の暑さにも負けず

 

「6V来たかーもう採用個体3ボックス分貯まってんだけどな」

 

 丈夫な個体を待ち

 

「いろーいろーいろちがいこたいがーほしいよー」

 

 …………部屋で色厳選を続けていた。

 

「まじでねー。今えーと100ボックス目孵化中だから…………3000!? 確率狂ってるだろ!」

 

 確率的には5、6匹色違いが生まれていてもおかしくないのだが乱数の女神様はなかなか微笑んでくれないようだ。

 

「3000匹目…………こいっ…………お!」

 

 卵が孵ったその画面に映っていたのは通常の紫の炎を灯したヒトモシではなく青白い炎を灯したヒトモシであった。

 

「きっっっっっっったああああああああああああああああああああおわったああああああああああああああああ」

 

 ふと窓の外を見ると夜が明け空が白みがかっていた。

 

「もう外明るいじゃん…………寝みぃわ……とりあえずジャッジ…………H、A、B、C、D、S …………6V!? 6Vでたの!? マジかよ…………」

 

 訂正、乱数の女神様だいぶ微笑んでましたわ。

 サンキュー神様!

 

「とりあえず努力値レベル上げはあとででいいか。ニックネームだけはつけとくか」

 

 厳選中に考える時間はいくらでもあったので色々候補を考えていたが…………決めた。

 この子の名前は――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――はっ! 寝落ち? 寝落ちをしていたのか俺は。

 ヤバい! レポート書いてたかああああああああああああああああ。

 

「おぎゃあ、おぎゃあ」

 

 ん? おかしいな。

 あいうえおかきくけこさしすせそ

 

「おぎゃあ、おぎゃあ、おぎゃあ」

 

 108-130-95-80-85-102!

 

「おぎゃあ、おぎゃあ、おぎゃあ、おぎゃあ、おぎゃあ」

 

 80-100-80-80-80-100!

 

「おぎゃあ、おぎゃあ、おぎゃあ、おぎゃあ、おぎゃあ」

 

 ????????????????

 と、俺が混乱していると20代中頃と思われる女性が俺の視界の中に入ってきた。

 

「あら、お腹すいたの? まっててね、すぐにミルク用意するからね」

 

 ????????????????

 俺が声を出そうとしても

 

「おぎゃあ、おぎゃあ」

 

 ????????????????

 どういうことなの?

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