《沢田綱吉side》
「「「「キャアアアアアアアアアアア」」」」
「「「「チッ」」」」
何なのだろうこの悲鳴の嵐、そして殺さんとするこの視線は。
こう言うのはヴァーリだけなのだから俺は空気に等しいのかね。
これだからイケメンは、スゴいよ。
「はぁい、静かにしなさい。これから用事があって自習にするからその間に質問でもしてなさい」
すると先生は俺達を残して教室から出ていく。
あれ、俺達の席は?
「質問。二人は何処からきたの」
「彼女とかいるんですか」
「二人は顔が似てないけど兄弟なの?」
「それから......」
「」
先生が教室から出ていったとたんに女子生徒から質問の嵐が飛んでくる。
だがどれから答えていくかヴァーリ改めて白龍と迷っていると、クラスの代表?の一言でとまる。
「少しは落ち着きなさい、転入生が困っているでしょ。だから...」
その眼鏡を掛けた女子生徒が質問をしていた生徒達をまとめていく。
でもしばらく時間がかかりそうだったのでそのうちにクラスを見渡す。
一番目立ったのが、学校でエロ本を数冊机に広げこっちに視線だけで人を殺せそうな雰囲気をまとった不思議な男子生徒が二人。そしてその近くに、悪魔の気配がある男子生徒が一人。
だけど、鍛え抜かれた気配が無いから恐らく情報にあった転生悪魔だろう。ヴァーリもその事に気付いたのか表情を気付かれない程度に変化させていた。
そういえばこの学校、予想はしていたけど悪魔の数が多いな。確か朱乃の所にもリアス・グレモリーがいるらしいし。生徒会も全員が悪魔だったからな。
あと今の段階でわかっていることは、四大魔王の妹で駒王町の主リアス・グレモリーと同じく四大魔王の妹のソーナ・シトリーがいるってこと位だったかな。
何で18くらいの若手に保護者もなしに領地を任せるのかな、悪魔って武力だけで実はバカだったりするのだろうか。
だから今のような事態になっても気付かないんだよ。これならまだ旧魔王のほうが良かったんじゃないの......ってあれ、俺も大体同じじゃね。高校卒業したら直ぐにマフィアのボスになって領地運営してたし。
「...つ...くん.....綱....君....綱吉君」
「えっなに?」
呼ばれたので返事をすると、女子生徒達と白龍が心配げにこちらをみていた。
「あ、ごめん。考え事していて気付かなかった」
誤魔化すように微笑みながら、そう言うと女子の大半が頬を染めていた......怒らせるような事しなかな俺。
「もしかして、綱吉君って天然イケメン?」
現在は、放課後で学校の屋上にいる。あの後は、何とか誤魔化して質問に答えていった。
因みに綱吉君とは白龍と紛らわしいから、両方名前を君付けで呼ぶことが考えに耽っているときに決まったらしい。
それと何故だろう、誰かが天然イケメンと言った瞬間ほとんどの女子生徒が嬉しそうになったのだろう。
まあそれらの事は置いておいて、今はここにきた目的を果たそう。
「
すると、両手に七つのボンゴレリングが両手に現れる。
そしてその中のうち、二つある霧のリングの一つを外し句を唱えながら宙に放る。
「現れろ霧の守護者、”六道骸”」
放ったリングから霧の炎が吹き出し、すぐさま等身大まで炎が広がり人影ができる。
そして炎が消えるとそこには俺と同年代位の特徴的な髪をした人物が跪いて現れた。
「クフフ、久しぶりですね十代目」
「そうだね骸、でも時間がないから早く兵藤一誠という人物を偵察してきて」
「久しぶりにあってそうそう人使いが荒いですね。それに偵察ならクロームのほうが向いてるでしょう」
「久しぶりもなにも神器からこっちの光景をみてるでしょ。それと何で骸にしたか?あの変態にクロームを近付けたくないし骸も嫌でしょ」
「クフフ、確かそうです。あれに近付いてクロームに悪影響があってはたまりません。そして何故か貴方が物凄く切れている事も分かりました。ですがその笑顔を私に向けるのは止めてください。怖いですよ」
「何の事かな骸。別に俺は朱乃の事をエロい妄想の題材にするとか平然と口に出してた変態の事でキレてなんかないよ。ただ少しO・HA・NA・SHIしたかったと思っただけだよ」
そう、ちょっとお話がしたかっただけなんだ。だけど何故だか物凄い速さで変態三人組と呼ばれる人物が逃げてお話が出来なかったんだよね。
だからあの三人組の学校でしてきた情報を警察にリークしようとしたんだけど白斗が焦った顔をしながら止めに来たんだ。
白龍がいうには、綱はあいつらの血族もろとも潰す気かって。
そういえば白龍もその笑顔が怖いって言ってたかな。みんなして酷いな笑顔が怖いってなんだよ。
「クフフ、そろそろ無駄話をしている場合ではなさそうなので失礼します十代目」
「ああそうだね、じゃあ頼むよ」
すると骸が槍の柄を地面に突いたその瞬間、骸が徐々に霧となって消えていった。
しばらくし、屋上にある壁にもたれ掛かりながらため息をつく。
「はあ、何で守護者の皆は俺が笑うと顔が引き攣って敬語になるんだろ、昔はリボーンでさえ敬語になったんだよな。そういえば確かそれで二つ名が出来て“微笑みの十代目”だったかな、その二つ名が広がった時から敵対勢力が減ったんだよな」
いまでは忘れることのない黒歴史だ。リボーンが持ってきた噂だと、
ボンゴレ十代目を怒らせるな。
もし怒らせたのならその組織は永久的に滅ぶことになるだろう。
そして、その滅ぼされた組織員達は語る。
あいつは悪魔だ。笑いながら仲間を倒していくんだ、と口を揃えて喋り出す。
たびたび夢を見たらその時の顔が出てきて魘される。
そして最後には全員死んでいた。
死因は大体決まっていて、報告書には揃えて“衰弱死”
もちろんそんな事実存在しない。あっても不眠症にかかるくらいだ。
この噂が流れてからしばらく俺は部屋で悶絶したのが思い出だ。
リボーンも、笑みを浮かべながら戦えとか教えるんじゃなかったとか言ってたな。
そして再度ため息をつく。
「はぁ、帰ろ」
~・~・~・~・~・~
《兵藤一誠side》
「へっくし」
「何だ風邪かい?」
「いや、どうせ誰かが噂してんだろ(お前のせいでな)」
今俺の目の前を歩いているのは木場祐斗。
そしてリアス先輩が言ってた使いのイケメンだ。こいつのせいで腐女子どもがさわぎたてやがった。
クソ、だれがこんなやつと好き好んで歩くかよ。
そういえば、今日転入してきたイケメン二人の沢田綱吉だったっけ。あいつの前でいつもやっていた妄想談義をしていて姫島先輩の事を言った瞬間まるで氷水に入ったような感じになったんだよな。松田と元原もそうみたいだったし。
でな、沢田のほうを見たらやばかった。
なにがって?あいつ笑ってたんだよ。写真撮って女子に渡したら儲かりそうなくらいの笑みで。でもそんな考えは一瞬で吹き飛んだ。
体の芯から凍っていくみたいで動けなかった。
そこですぐにもう一人の転入生の沢田白龍がとめに入ってくれた。
恐らく家でも何回かあったのだろうか。
そこからどうなったかは、覚えていない。すぐに逃げ出したからだ。
そして三人で決めた。あいつの前で姫島先輩のエロ話をしてはいけないと。
そんな事を思い出しながら歩いていると木場から声が掛かる。
「ついたよ。ここが部長が所属しているオカルト研究部だよ」
沢田綱吉の神器の説明って別話でだしたほうがいいのでしょうか?
よければ感想で書いてくださると幸いです。