旅人提督の世界征服までの道程   作:ハードオン

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そろそろ連載再開します。

って言うか、艦これ以外の圧倒的ハッピーエンドヤンデレストーリー書きたい。

東方とか書きたい。


177話 風紀校正

『うなじが男子の劣情を煽るので、ポニーテールを全面禁止』

 

……ほーん。

 

まーたPTAだか何だかが頭のおかしい校則を思い付いたんだな。

 

確かにうなじはそそるが、禁止はやり過ぎだろう。

 

そんなん言ったらイスラム教徒並みに露出を禁じないとすぐに欲情ポイントを見つけてしまうぞ。男ってのはそう言うものだ。

 

それだけじゃない、ケモナーやリョナラー対策も必要になってくるだろう。

 

そんなんじゃ、ナチスもびっくりの監視社会待った無しだ。

 

でも……、

 

「いやっほう!提督のシャツ!くんかくんか!」

 

「提督の靴下!!」

 

「パンツもぐもぐ!!」

 

「……風紀ってのは大事だよなあ」

 

「「「?、提督、何か?」」」

 

いや、何でもないっす。

 

 

 

さて、風紀ガバガバな我が黒井鎮守府。このままでは変態鎮守府と噂されてしまうかもしれない。

 

そうなっては一巻の終わりだ。ツイッターとかで叩かれて悲しい思いをする。オフ会0人待った無し。

 

つまり、こう言うことだ。

 

「メルヘンチェーーーンジ!!!風紀委員!!!」

 

取り敢えず、学ラン着てトンファー持った。これで咬み殺すとかなんかかっこいいこと言ったら風紀委員なんじゃね?知らんけど。

 

さ、この調子で破廉恥極まり無い艦娘達をビシバシ注意していくゾ〜。

 

「と、言う訳で島風」

 

「何?提督?」

 

一般通過艦娘、といったノリで目の前を通り抜けようとしていた島風の肩を掴む。

 

「どうしたの?」

 

小首を傾げて此方を見つめるこの島風の、この、ハイパードスケベエロ艤装。どうにかしなきゃ、いけないんじゃないですかねぇ……。

 

「何だその格好は!」

 

「え?艤装だよ?見れば分かるよね?」

 

面積ガバガバ上着、股下0cmスカート、尋常じゃねぇ紐パン。クッソ平和なJAPANにおいても即ハメボンバーされそうな装備。水龍敬ランドじゃねーんだぞ。

 

「そんな服で出歩いちゃいけません!破廉恥です破廉恥!」

 

「もー、分かってるってば。流石に、鎮守府の外ではちゃんとした服を着てるよー」

 

んあ?あー、じゃあ、いい、のか?いやいや、よくねーよ、よくねーんですよ。

 

「よくないんだよ!鎮守府内でもちゃんとした服を着て、どうぞ」

 

「んー、暑いんだけどなあ。でも、提督が言うなら、普通の服着てくるね!」

 

「ああ、そうしてくれ。今は髪型一つで風紀が云々と言われる時代なんだよ」

 

と、さっき見たニュースの件について言及する。

 

「……ふーん」

 

すると、どうしたことだろうか。

 

島風は、頭の上のうさ耳黒リボンを解いて、ポニーテールにしてみせたではないか。

 

「……どう、かな?」

 

「かわいい(食い気味)」

 

「そうじゃないの!その、そうじゃなくって……、提督は、あのね、私のポニーテールで……、えっと、エッチな気持ちに、なる……?」

 

……ここでなりゅうううううう!!!と正直に言い放つのは簡単だ。しかし、下手したら自分の娘位の年頃の女の子相手に欲情しましたなどと言ったらどうなる?(社会的に)死ぬぞ?

 

やっぱりロリコンじゃないか……(憤怒)と思われるかもしれない。が、違うんだ。

 

例えば幻想郷。

 

あそこは凄かった。外見年齢が俺の半分位の歳の癖に、何百歳も歳上とかザラで。

 

そんな子達を口説き口説かれてると、相手の女の子の見た目が子供っぽくても、アプローチされると反応する悲しい身体になってしまっているのだ俺は。

 

正直、艦娘に手を出してないこと自体を褒めて欲しい。

 

それに、恋愛という物は難しい。慣れている俺なら、艦娘相手になら簡単にイニシアチブを握ることが可能だ。しかし、いつひっくり返されるか分からん。

 

ここは……、そうだな。こうしよう。

 

「そうだなぁ、そんな風に誘われると……」

 

「あ……❤︎」

 

軽く抱きしめて、

 

「釣られちゃう、かもね」

 

耳元で囁く。

 

「えへ、えへへへへへへ……❤︎」

 

堕ちたな(確信)。

 

やっぱり子供ですわ。艦娘なんてちょろいもん。敗北を知りたい。

 

抱きしめるついでに尻でも撫でとくかァー。

 

「あん❤︎もー、提督ったらー❤︎」

 

foo!楽しィ!!!

 

「兎に角、なるべくちゃんとした格好をするんだぞー」

 

「はーい❤︎」

 

顔を赤くして去って行く島風を見送りながら一息ついた。

 

その時である!

 

「青葉、見ちゃいました!」

 

「アオバワレェ?!!」

 

気配はしてたが、出て来るとは。

 

「ポニーテールにすれば、司令官にセクハラして貰える……?」

 

意味不明だ。

 

まーた訳の分からんこと言い出したぞー。

 

「司令官!青葉はポニーテールですよ!」

 

「いや、ちゃうねん。ほら……、イメチェンして可愛かったから、こう……、なんつーか……」

 

しどろもどろ。

 

「じゃあ髪下ろしてみました!」

 

するり、と髪を下ろす青葉。可愛い。

 

「可愛い」

 

「はい!……で、セクハラの方は?」

 

「えっ?えっ、あっ、じゃあおっぱい揉むわ」

 

「どうぞ!」

 

何だこれ。え?何?何だ?これ?

 

どういう状況?

 

まあいいや、分からんけど、揉めるもんは揉んでおけ。

 

「はあん❤︎あっ、ああっ❤︎」

 

あっ、凄い。鍛えてるから張りと弾力があるわ。あと迸る若さ。そんで色白だな青葉。

 

「し、司令官、しれいかん❤︎あ、青葉は、もう……❤︎」

 

はっ、いかんいかん。これ以上はフランス書院。

 

フランス書院美少女文庫。

 

流石にフランス書院美少女文庫はヤバイ。

 

「はい終了」

 

「え、あ、も、もうちょっとだったのに……!」

 

何がもうちょっとなのかは秘密だ。

 

「さ、青葉、俺は行くからな」

 

「い、何処へ?」

 

「鎮守府の風紀を守りに」

 

決意は固い!初志貫徹!今日の俺は一味も二味も違うぜ!今日こそはこの鎮守府の風紀を正してみせるッ!!!

 

「協力してくれ、青葉!!」

 

「じゃあ私は、イメチェンするとセクハラして貰えるって言いふらして来ます!」

 

はっはっは、お願いだから話聞いてくんねぇかなー?

 

 

 

はい、と言う訳でー。

 

「提督さん、どう?リベ、ポニーテールにしてみたの!可愛い?」

 

グループラインで報告、からの艦娘一斉イメチェンの流れ。つまりはセクハラを強要されてる俺氏。風紀こわれる。

 

そして、今は通りすがりのちゃおに絡まれてる。

 

「おー、可愛い可愛い」

 

「リベ、可愛い?えへへ、やったー!」

 

そして朗らかに笑うリベは、両手を開いて待機する。

 

「はい!良いよ!」

 

……え?何これは。やれってこと?このちゃおにセクハラしろって?

 

いやいやいやいや。

 

それは良くない(ミスターモハマド)。

 

「何のことかな」

 

とぼけよう。

 

「リベ的にはお尻とか触って欲しい感じ!」

 

ガッデム。

 

「ほら、そう言うのはさ、リベにはまだ早いんじゃないかな」

 

言いくるめ。

 

「……何で、そんな事言うの?提督さんはリベに意地悪しないよね!ね!」

 

はいファンブル。

 

うーん、この。結局セクハラさせられるのか。もう半ば諦めている。

 

「分かったよ、分かった!する、するから!」

 

しかし、しかしだ。

 

……リベのどこを触ればセクハラした事になるんだ……?

 

真っ平らなつるぺたロリボディ。どうすれば……?

 

いや、怯むな俺。俺はこんな所で立ち止まる男じゃねぇ筈だ。俺は、止まらねえからよぉ……!

 

「よーしじゃあリベの可愛いお尻をナデナデしちゃうぞー!」

 

「きゃん❤︎提督さんのエッチ〜❤︎」

 

だからよ、止まるんじゃねえぞ……!!

 

 

 

さて、気をとりなおして次だ。

 

セクハラセクハラ、と。

 

あ、いや、違う違う。風紀校正だよ馬鹿野郎。

 

「と言う訳だ。頼むから服を着てくれ、潜水艦の皆んな」

 

「水着じゃ駄目なの?」

 

いかんでしょ。

 

最初に会った時なんて、イメクラかな?って思ったもんよ。旧スクとかヤバイヤバイ。

 

「そう言えば、髪型を変えればセクハラして貰えるって聞いたのね」

 

「マジでちか」

 

「……ほら、提督。はっちゃんの貴重なポニーテールですよ。ほらほら」

 

「……分かった、セクハラするから。せめてスカート履こう?ね?」

 

旧スクにセーラー服の上だけ着てるのとか、マジで危ない格好だと思う。そう言う風俗店ですって言われたら納得するレベル。

 

「分かったわ。スカートを履くわ。だから……」

 

「はーい!ろーちゃん、スカート履きます!」

 

「はいオッケー、スカート履いたな。じゃあ俺はこれで」

 

逃走。

 

「何よ、司令官……。イムヤのこと、嫌いになった……?」

 

あ、ヤバイ、泣いてる。

 

勘弁してくれ、女の子の涙なんて、あらゆる男共通の弱点じゃないか。

 

「嫌いになんてならないよ、大丈夫大丈夫」

 

「本当に?」

 

「ああ、勿論。じゃあ俺はこれで」

 

「う、うう、グスッ。やっぱり、司令官は私を嫌いに……」

 

ああ逃れられない!(カルマ)

 

「よ、要求は?」

 

「セクハラ」

 

ヒェ〜。

 

セクハラしないと泣かれるのか。全く以って意味不明だな!

 

だがまあ、しゃあねえな、見せてやるか。

 

風紀を正す為の、正義の鉄槌ってやつをな。

 

「せいやーーーっ!!!」

 

「あ、あれ?これ、何だか、身体が暖かくなって……?!き、気持ち良いっ!!!気持ち良いよ!!!あああ!!あへああああ❤︎❤︎❤︎」

 

いろんな液体でそれはもうびしょびしょに濡れたイムヤが崩れ落ちる。

 

「なっ?!イ、イムヤに何をしたでち?!」

 

「房中術の応用だ。触れるついでに気を送り込んだ」

 

対魔忍が如く感度3,000倍とは言わないが、感度数倍の愛撫だ。せめて痛みを知らずに安らかにイクがよい。

 

「セクハラを強要するような悪い子には良い薬だろう。さあ、君達もだ……!」

 

「ふえっ?あああっ!!イ、イク、イクのぉおおおお❤︎❤︎❤︎」

 

「ま、待つでち、ゴーヤは無実で、でちいいいいいいいい❤︎❤︎❤︎」

 

「や、やめましょう?はっちゃんのアヘ顔なんて誰も得しないひいいいいい❤︎❤︎❤︎」

 

「て、提督?ろーちゃんにもするの?その、えっと、や、優しくね?んああああああ❤︎❤︎❤︎」

 

ミッションコンプリート……!!

 

これで黒井鎮守府の風紀は守られた!

 

 

 

そう思いたい。

 




島風
ナチュラル水龍敬ランド。

リベッチオ
ちゃお。

潜水艦
イメクラかな?

旅人
対魔忍の竿役レベルの性技。

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