旅人提督の世界征服までの道程   作:ハードオン

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ディエスイレのアニメ化楽しみ。

後は血界戦線と魔法使いの嫁かな。

けものフレンズはたつき監督が降ろされたらしいけど大丈夫なのだろうか。


191話 バブみの殿堂

「オギャりたい」

 

………………。

 

……また変なこと言いだしたぞこの子は。

 

「……どうした望月」

 

「司令官って相当なバブみがある訳じゃん?こう、何と言うか、包容力の塊みたいな……。だから、こう、オギャりたいなぁ、と」

 

ええと、つまり?

 

「赤ちゃんプレイがしたい」

 

うーん変態的。

 

赤ちゃんプレイ……、赤ちゃんプレイか。経験はある。勿論、あやす側でだが。実際に赤ん坊の面倒を見たことだってある。だが赤ちゃんプレイか……。

 

「望月……」

 

「ふはは、知らないもんね、恥なんてもんはとっくに捨てた!後は欲望に向かって突貫あるのみ!」

 

下半身に忠実だなぁ。

 

まあ、白露型に時々言われる「内臓見せて」とか、空母に言われる「食べさせて(物理)」とかよりかは健全、かぁ……。

 

「良し分かった、おいで望月」

 

「イヤッホオオオオオオォゥ!!!!」

 

テンション高いなー。

 

 

 

全力で、そりゃあもう全力で甘えてくる望月。今は俺の膝の上で抱きかかえられている。

 

「パパぁ……❤︎」

 

うーん、この。

 

何の躊躇いもなくパパ呼ばわりか。ある意味で強メンタルではないだろうか。人間ってのはここまで自らの欲望に忠実になれるものなのかね。

 

「パパしゅきぃ……❤︎」

 

「はいはい、よしよし」

 

「んぅ……、もっとなでなでしてぇ……❤︎」

 

全く、猫撫で声で……。可愛い奴め。

 

「良い子だな、望月は。パパに沢山甘えて良いからな」

 

実際、これくらいの歳の娘がいておかしくない歳だしなぁ……。正直、本当に娘ができたような気持ちだ。……でも、時折、ふとした仕草でムラっとさせられたりするから油断はできねえ。

 

「わぁい❤︎」

 

はい、頭を撫でてー、頬に手を当て、唇をなぞる。手入れしてないのにプルプルの唇。良いねぇ、幼いながらも女を感じさせられちまう。畜生、可愛いな本当に。

 

「んー、んむっ❤︎」

 

おお、指に吸い付いて来たぞ。

 

「ちゅうぅ❤︎れる、れろ……❤︎パパぁ、パパぁ……❤︎」

 

口唇欲求を満たすべく、じっくりと俺の指を舐る望月。成人男性の指だぞ、美味しくないぞ。

 

「えへ、えへへへへへへ、パパらいしゅきぃ〜❤︎」

 

……望月が良いなら良いんじゃないかな。しゃぶられてる指を少し動かす。

 

「む、にゃ、はむ……」

 

少しざらついた舌のぬるりとした感触と……、これは、歯か。規則正しく並んだ歯の感触。

 

「あむ、あむ……」

 

あ、甘噛みしてきた。

 

「パパ、パパ、パパぁ、すきぃ、しゅきなのぉ❤︎」

 

「パパも望月のこと大好きだぞー」

 

「結婚すりゅ……❤︎パパと結婚すりゅのぉ❤︎」

 

「そうだな、結婚しような望月。パパのお嫁さんになろうな」

 

「なりゅ、パパのお嫁さんになりゅううう❤︎❤︎❤︎」

 

はっはっは。楽しいなぁ。

 

 

 

「……ん、寝ちゃったのか」

 

望月は安心しきって眠ってしまった。

 

……寝かしておいてあげよう。

 

「……で?赤城もやりたいのか?」

 

「えっ?!あっ、い、いや、私はですね……」

 

気付いていたぞ、赤城!きさま、見ていたなッ!!

 

「赤城も甘えたいのかい?」

 

再度、尋ねる。返答は分かりきっているが、意思確認は大事だ。

 

「わ、私は、私は……」

 

さあ、こうなりゃヤケだ。やぁあってやるぜ!!!

 

「おいで、赤城……(イケボ)」

 

「あ、ああ、お、お父様ぁ……❤︎」

 

堕ちたな(確信)。

 

まあまあまあまあ、これで艦娘の息抜きになるんなら安いもんよ。

 

「よしよし、赤城はいつも良い子だな。パパは嬉しいよ」

 

「お父様、お父様、だいしゅきな私のお父様❤︎お父様の為なら何でもすりゅの……❤︎」

 

何てことだ……。冗談半分で言ったはずなのに、赤城が、赤城が……。幼児退行してしまった!!これはいけない、俺が責任持って面倒を見なければ!!

 

しかし何でもするとな?何とも男心を擽られる台詞じゃあないか。

 

熱っぽい視線を受けながら、赤みを帯びた頬をつついてみる。おお、ぷにぷに。

 

「お父様、お父様、だいしゅきお父様ぁ❤︎」

 

いつもの凜とした佇まいは何処へやら。完全にキャラ崩壊していらっしゃる。可愛いから許すが。

 

「お父様ぁ……❤︎」

 

抱きついてきたな。興奮してるのか、体温が高い。ぬくぬくもちもち赤城。

 

いやはや、えらいことに、いや、エロいことになってしまった。

 

……にしても、良い感触だ……。

 

油断慢心、一航戦特有のゆるゆるボディの威力よ。

 

お餅のようにもっちもち、綿あめのようにふわっふわ。甘い香りの一航戦。良いぞ、良いぞー!

 

お尻なんてほら、この弾力!ゴムゴムの実の能力者かな?

 

「あんっ❤︎お父様ぁ、お尻なでなでだめぇ❤︎」

 

ふはは、良いではないか良いではないかー。

 

 

 

……意外と楽しいなこれ。艦娘甘やかすの楽しい。

 

思えば、艦娘には親がいないんだよな。甘える相手がいないなんて不憫だ。俺が、甘やかしてやるかぁ!

 

「と、言う訳だ神通。分かるね?」

 

「はっ、いや、それは……」

 

「分かるね?」

 

「で、出来ません!提督に、あ、甘えるなどと……!そんな不遜なことは!」

 

流石は神通。忠義の人だ。

 

だが俺は、普段から大人っぽくある神通のような子にこそ、甘えて欲しいと思っている。もっと肩の力を抜いても良いのよ、と。

 

「神通、たまには甘えてくれよ。前々から思っていたが、君は抱え込み過ぎだ。訓練も出撃も頑張り過ぎるくらいにやっているんだ」

 

「そんなことはありません!むしろ、休み過ぎなくらいです!」

 

どの辺が?一週間ぶっ通しの訓練、連日の夜戦、朝から晩まで戦い尽くめでしょ君。

 

「ほら、おいで神通。遠慮はいらないよ」

 

「で、ですが……」

 

仕方ないなあ。

 

「甘えろ、神通。命令だ」

 

「……は、はい。分かりました……」

 

すると神通は、意を決した、と言う様子で、

 

「あの、その……、ち、父上❤︎」

 

「よし、良い子だ」

 

おずおずと、遠慮しながらも、すっぽりと俺の胸に収まる。

 

んあー、クッソ可愛い!やっぱり美少女じゃねえか!

 

だが駄目だ、ここで焦るな。ここで焦って無理矢理抱きしめるようでは駄目だ。あくまで優しく、壊れ物を扱うように!

 

「神通……」

 

「父上ぇ……❤︎」

 

いつもとは打って変わって、熱に浮かされたような表情を見せる神通。素晴らしいなオイ。

 

「父上ぇ、ちゅー、ちゅーしてぇ❤︎」

 

I.Q.が良い具合に下がってるな、神通。良いんだそれで。女の子なんだ、たまには誰かに甘えとけ。

 

「はい、ちゅー」

 

「ちゅ、ちゅー❤︎」

 

唇を重ねて数十秒。長い長いキス。

 

ムーディーでロマンティックな気分にさせられるな。赤ちゃんプレイと言う前提がなけりゃ。

 

「もっと、もっとぉ……❤︎」

 

「はいはい」

 

せがまれればせがまれるだけキスをする。所謂ラブラブと言うやつなのではないかな?

 

「神通、可愛いぞー」

 

「えへへ、ほんと?」

 

「勿論さ、父上が神通に嘘なんてつく訳ないだろ」

 

嘘ついたことないよ。本当だよ。

 

「うん、うん……❤︎」

 

「俺の可愛い娘じゃないか!」

 

「やぁ!やぁ、やらぁ、お嫁さんなの、お嫁さんが良いのぉ!」

 

そうか、そうか。

 

「お、おう、そうだな!お嫁さんだよな!」

 

「私は父上のお嫁さんなのぉ、一生一緒なの……❤︎」

 

ベタ甘である。

 

 

 

まあこんな調子で、艦娘を甘やかして回った訳だが……。

 

「「「「パパぁ……❤︎」」」」

 

問題は、鎮守府中の艦娘が赤ちゃんプレイにどハマりして、運営に支障が出始めたってことかな!

 

さーて、艦娘を正気に戻す作業の始まりだぁ!!

 




望月
スケベ。

赤城
もちもち一航戦。

神通
鬼の水雷戦。

旅人
大抵の出来事を許容する広い心がバブみに転じた。

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