旅人提督の世界征服までの道程   作:ハードオン

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TSものは別に好きじゃないです。


213話 トランスジェンダー論

「TSビーム!!!」

 

「うおっまぶしっ」

 

な、なんなんだ一体?

 

……ん?身体が、おかしい。

 

「あぐっ、おお、おおおおおおお!!!!」

 

焼け付くような感覚。血肉や骨格を組み替えられる感触。……これは、変異だ!

 

……どうなった?

 

視線が少し低くなって、手足が細くなって、胸が大きくなって、ナニが消えて……。

 

「お、お、女になったのか……?」

 

なん、何で?女?何で?

 

「ふふふふふ……」

 

「明石だな……。これはどう言うことだ?」

 

現れた明石は、笑いながらも口を開く。

 

「私は考えました……。何故、提督は私達を抱いてくれないのか、と」

 

「それは、いつも説明してるけど、子供できたら困るとか、一人抱いたら全員抱く羽目になるとか、鎮守府崩壊の危険性とか」

 

「そんな時、私の中に天啓が舞い降りたのですッ!!」

 

明石は、逝っちゃった目で叫ぶ。

 

「……あー、その、天啓ってのは?」

 

「レズセッ◯スならオーケーじゃないか、と」

 

………………。

 

「………………」

 

何言ってんだ?

 

「レズセッ◯スならば、怒られる心配はないのではないか、とね!」

 

「大丈夫か明石?クスリでもキメてんのか?」

 

「いえ、クスリはやってません。でも恋はしてます!」

 

恋した相手をTSさせるのか。たまげたなぁ。

 

「例によって一晩で戻りますので、安心して私とレズセッ◯スして下さい!」

 

イかれてるよ、お前……。

 

「まあ、良いや。おいで明石」

 

「ヒャッホウ!」

 

 

 

レズなので卑猥ではない。猥褻は一切ない。

 

ただおっぱいを揉まれただけだ。

 

俺のおっぱいを。

 

ボンキュッボン。

 

何でか知らんが、メチャクチャスタイル抜群の女になったのだ俺は。

 

これはノースティリス式の性転換だ。

 

即ち、男性だった頃の魅力がそのまま女性の時の魅力に反転する。

 

つまり、イケメンの俺が女体化すれば、美女になるって寸法よ。即ち今の俺は旅人オルタ!いや、プロト旅人か?分からん。

 

スレンダーながらも肉感的で、活発な雰囲気のナイスバディ。うーん、可愛い。自画自賛だが良い女だ。

 

と言う訳で、圧倒的美女になった俺は、鎮守府を歩き回った。そう言うのもある意味面白いと思ったからだ。

 

「……誰かしら、貴女は」

 

すると、大井っちに呼び止められた。

 

「あら、分からない?俺だよ、俺!」

 

「分かんないわよ!」

 

「俺だよ!俺だよ!」

 

「だから分かんないって!」

 

「俺だよ!!!!」

 

「………………提督?」

 

やっと分かってくれたか。

 

「え?なん、何で?女?何で?」

 

大井は困惑した。気持ちは分かる……。

 

「何で女になってるのよーーー!!!」

 

「知らん。そんなことは俺の管轄外だ」

 

「知らんじゃないわよ!!」

 

おーおー、お怒りだぜ大井っちよぉ。

 

「元に戻るのよね?」

 

「戻るよ」

 

「……なら、良いけど。ずっと女のままなら、どうしようかと思ったわ」

 

「いやいや、俺が女の子でも大井は困らないだろ」

 

「困るわよ!」

 

あれ?大井はレズって聞いたんだけどな。

 

「レズじゃないの?」

 

「……は?はあぁぁぁ?!!何言ってんのよ?!私はレズなんかじゃないわよ?!!」

 

クレイジーサイコレズとはなんだったのか。所詮は風評被害か。

 

「だって北上……」

 

「北上さんは親友で姉妹なだけよ?!同性愛的なアレじゃないわよ!大体にして私が好きなのは提督だけ……、あっ」

 

「そっか、大井は俺が好きなのか。ありがとな」

 

「待って、今の無し、今の無し!!」

 

顔を真っ赤にして首を振る大井。大井はすぐに口を滑らすなあ。

 

「ぐぬぬぬぬぬ……。だ、大体にして何よその身体!下品な胸とお尻!!」

 

これ?いやー、なんかでっかくなっちゃった。

 

「まあまあ、ほら、俺と流行りに乗ってレズールアーンと行きましょうぜ」

 

「お断りよ!!」

 

レズはお好みじゃない?あらそう?

 

「兎に角、早く元に戻りなさい!男の提督の方が、その、素敵なんですから!」

 

 

 

いやー、やっぱり大井っちは可愛い。

 

レズは拒否られたが、まあ、良いだろう。強要はできないからな。

 

ノンケに迫る同性愛者ほど罪深いもんはねえからな。

 

「えい」

 

「おっと危ない」

 

そんなことを考えつつ、廊下を歩く俺の首の後ろに手刀が。

 

「侵入者、駄目……」

 

山風だ。侵入者を排除する、艦娘の基本方針に忠実だな。

 

「山風、俺だよ、俺」

 

「ん、え?提督?」

 

流石山風。脳内の瞳で本質を見抜くか。一発で誰か分かったみたいだ。

 

「提督、何で、女の人になってるの?侵入者かと思って、びっくりしちゃった……」

 

「何でだろうな。なんか知らんけど女の子になっちゃったからな。まあ、なっちゃったもんはしょうがないってことで。ほーら山風、ママだよー」

 

俺自身がママになることだ……!

 

「えっ?提督、あたしのママなの?」

 

今日はママだ。いつもはパパの気分だが。

 

「甘えて、どうぞ」

 

「うーん?わ、分かった」

 

いまいち納得してないようなしているような、そんな様子で俺に抱きつく山風。

 

俺の胸の谷間に山風の顔が押し付けられる。あら^〜、良いですわゾ〜。

 

「……おっぱい、大きい」

 

「んー、アレだね、男性の時の性的魅力が今の魅力に転換されてるからね。つまり、俺はイケメンだったってことさ」

 

「なる、ほど?」

 

これまた、頭の上に疑問符を浮かべながらも、俺に抱きつく山風。細かいことはいい、今の俺は超絶美女ってだけだ。

 

「んん、落ち着く」

 

「よしよし、良い子だな、山風は」

 

なるほどな、この気持ちが母性か。

 

山風は俺が守る。守護らねば……。

 

 

 

山風は俺の胸の中で眠った。安心して眠くなっちゃったみたいだ。可愛らしいもんだな。

 

そんな山風を俺の部屋のベッドに寝かせて、俺は鎮守府の徘徊を再開する。

 

……いや、そろそろ晩飯時だな、食堂に行かなくては。

 

「さあ、鳳翔!料理を作るぞ!」

 

「……え?誰ですか?」

 

と、鳳翔。

 

「提督さんのお知り合いですか?」

 

と、速吸。

 

「「?」」

 

と、間宮と伊良湖。

 

「俺が……、旅人だ!」

 

と、キメ顔で言ってみると、

 

「旦那様が、女の人に?」

 

「はえ〜、すっごい」

 

「スタイルが凄いですね……」

 

「美人さんですねえ」

 

割と受け入れられた。

 

なるほどな、俺が女になっても、愛は変わらないのか。素晴らしいな。

 

ってか、皆んな、適応が早くない?

 

「いつものことですから」

 

なるほどな、突然獣化したりしてるしな。

 

俺の性別が変わるくらい、黒井鎮守府じゃ日常茶飯事ってことか。

 

「因みに、いつ男の人に戻るんです?」

 

「明日には戻るってさ」

 

「良かった」

 

ホッとした様子の速吸。

 

戻れば変異していいのか(困惑)。

 

「って言うか、私より大っきいですねこれ。どうなってるんですか」

 

と、間宮に胸を触られる。

 

「狡いですよ、提督!」

 

何故か伊良湖に怒られる。

 

まあ、どこがとは言わないが、特盛りの間宮より更にデカイからな、これ。

 

並盛りの伊良湖が怒るのも無理ないかもしれん。

 

「愛宕さんクラス……、反則です!」

 

伊良湖よ、そんなに気に食わないかね。

 

「私が提督を悩殺したいのに、提督の方がセクシーってどう言うことですかぁ!」

 

「まあまあ、伊良湖ちゃん……」

 

間宮に窘められる伊良湖。

 

まあ、仕方ないよね、伊良湖の気持ちも分かる。

 

好きな男が超ウルトラセクシーボインボイン姉貴になったんだもんな、お察ししますわ。

 

「でも本当に……、大きいですね」

 

「外国の女優さんみたいです」

 

鳳翔と速吸に褒められる。褒められてんのかなこれ。

 

「その、触っても?」

 

「鳳翔?!」

 

どうした!トチ狂ったか?

 

「いえ、その、私自身、あまり大きい方じゃないので……。ちょっと、触ってみたいなあ、と」

 

ん、あー、なるほど?

 

「まあ、良いよ、減るもんじゃないし」

 

許可しちゃう。あ、減るもんじゃないしってのは俺個人の意見だからな。普通の女の人の胸をいきなり揉んじゃ駄目だぞ。同性でも駄目だぞ。

 

「あ、私も触って良いですか?」

 

「いいよぉ」

 

速吸も触りたいらしい。

 

確かに鳳翔も速吸も並盛り……、平均か、それ以下かだもんな。いや、俺が巨乳美女ばかり口説くからおっぱいに関する評価基準が高くなってるだけなのかもしれんが。

 

別に巨乳好きって訳でもないんだけどね。

 

兎に角、揉みたいなら揉んでいいよぉ。

 

「……なるほど、これが巨乳」

 

「うわー、でっかいですねえ」

 

いやん、揉まれてしまった。

 

もうお嫁に行けないわ。行く気はねえけど。

 

 

 

鳳翔達は気の済むまで俺の胸を揉んだ。

 

風向きがおかしい。

 

エロい流れはロクでもない結果になる。

 

エロは駄目だ、エロは駄目だ。

 

「て・い・と・く❤︎」

 

「お、大淀……」

 

あちゃー、終わりだ。

 

「くふふ、女の人になった提督も素敵ですねぇ」

 

「や、やめろ大淀。レズだぞ、同性愛だぞ」

 

「関係ありませんよぉ、提督が提督であれば、私はそれで良いんです。……提督、今晩はですね、折角女性になられた、と言うことなので、女の悦びを知っていただこうと!」

 

「や、やめてくれ」

 

や、やめろ!そのブルブル震えるあれを近付けるな!ウィンウィン動くあれを近付けるな!!

 

「さあ、遠慮せずにメスアクメキメて下さいね!」

 

「あ、あ、あ、アッーーー!!!!」

 




大井
レズではない

山風
守護らねば。

食堂組
皆んなのママ。

大淀
スケベ。

旅人
無事メスイキする。
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