旅人提督の世界征服までの道程   作:ハードオン

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流行りに乗る。


246話 バニ淀

ふむ。

 

成る程。

 

最近巷では大淀にバニーガールの衣装を着せるのが流行っているらしい。

 

よく分かった。

 

「大淀」

 

「はい」

 

バニーガールの衣装を差し出す。

 

「着てくれ」

 

「了解致しました」

 

話が早い。

 

 

 

俺の目の前で艤装であるセーラー服を消して、全裸になる大淀。

 

「ヒュウ」

 

口笛を軽く一つ吹いて着替えを眺める俺。

 

良いね、バニーに着替えるだけじゃなく、ストリップまでやってくれるのか。

 

「だが、男性の前で急に全裸になるのはどうかと思うぞ大淀」

 

「いえ、提督に私の全裸を見ていただきたかったので」

 

「ヒュウ」

 

情熱的なアプローチだ。

 

燃えるぜ。

 

「どうですか、私の身体は」

 

「ああ、凄くホットだよ。食べちゃいたいくらいに」

 

「ありがとうございます」

 

そして、扇情的な網タイツに黒の肩出しボディスーツ。うさ耳尻尾の小物も忘れずに。

 

うーむ、エロい。

 

「大淀、一晩どうだ?」

 

いかん、あまりにも魅力的だったので、どストレートに誘っちまった。

 

「この大淀、提督に抱いていただけることを夢見ておりました!慰安任務、了解致しました!」

 

その時執務室のドアが開く。

 

「なりませんよ提督」

 

筑摩!!

 

「はい」

 

「なんだその手は」

 

「……え?つまり、私も着ろ、と言うことでは?」

 

んんー?

 

「まあ着てくれるならそれはそれで」

 

緑のバニー服を渡す。

 

「着て来ます」

 

お?ストリップは無しか?

 

「……やっぱりここで着ます」

 

「ヒュウ」

 

俺の期待の目を察したのかどうかは分からないが、ストリップをやってくれるとのこと。

 

良いねえ。

 

「うう、恥ずかしい……」

 

筑摩の艤装であるドスケベ前掛けが光の粒子になって消える。

 

「やっ、やぁ、あんまり見ないで下さい!」

 

駄目だ見る、視線がいく。

 

桜色の頂点から生い茂った芝生まで。

 

「ビュ-ティフォ-」

 

顔を赤くしながらなんとか着替えた筑摩。

 

緑のうさ耳がぴょこんと跳ねる。

 

「どう、ですか?似合ってますか?」

 

「最高にセクシーだ」

 

ヤりたい。

 

「よし今日の仕事はヤメだ、飲むぞ」

 

大淀と筑摩の肩を抱き執務室の外へ。

 

するとどうだろうか。

 

……「成る程、バニー……」

 

……「オー、バニーガールデスネー」

 

……「僕もあの格好をすれば提督に構ってもらえるかも!」

 

「「「「提督ー!」」」」

 

艦娘が続々とバニーに。

 

どう言うことだこれは、夢でも見てるのか?

 

居酒屋鳳翔が高級クラブみたいな装いに?!

 

これはこれは。

 

正に、夢だけど夢じゃなかった、ような。

 

「俺はその、君達の最高にクレイジーなところが大好きだ」

 

「「「「お褒めにあずかり恐悦至極です!!」」」」

 

おお、おお!

 

あっちを見てもうさ耳!こっちを見てもうさ耳!

 

うさ耳うさ耳うさ耳うさ耳うさの耳!うどんげいーん。

 

俺の人生は常にハードモードだったが、ここに来てボーナスステージの嵐か。

 

「これは、何か?注文をしても?」

 

「ええ、お好きに」

 

では、と一呼吸置いてから指パッチン。

 

すると目に眩しい白バニーの速吸が!!

 

「ご注文は何でしょう、提督さん?」

 

「シャンパーニュを。それと、コンテチーズを頼む」

 

「かしこまりました!」

 

今日はエレガントに決めたいところ。

 

服装も取引用の白スーツに変えてある。

 

「……ところで提督さん。似合ってますか?」

 

「ああ、最高だよ速吸。俺のものにしたい」

 

「も、もぅ、速吸は提督さんのものですよぉ〜❤︎」

 

あーーーーーーーーーーーー。

 

クッッッソ可愛い。

 

最高に倒錯的なシチュエーションを堪能する俺。

 

うおっ、暁型までバニーだ。

 

よろしくない。

 

「児ポ」

 

「まあまあ」

 

許されるのか……。

 

流石は黒井鎮守府、格が違った。

 

蒼龍も緑のバニー。

 

良いのかあれ、胸が溢れて……。

 

「あ、出ちゃった。この服、胸が大きいと大変だなー」

 

見えたッ!!!

 

はっ、いかんいかん、露骨な下心は隠さねば。あくまでクールに。

 

……オイオイオイオイ、見ろよあれ見てくれよ。

 

黒バニーのサラだ!

 

綺麗な脚、太もも、魅惑のヒップライン、キュッと締まったウエスト、豊満なバスト……。

 

ホットだ……。最高にホットだ。

 

今すぐにでも押し倒したい。

 

あっ、ウインクされた。

 

お次は……、と。

 

情熱的な赤のバニー、江風。

 

江風?!

 

いや、さ、だから児ポが……。

 

手を振る江風。

 

……まあ、ほら、あれだよ。

 

俺、違法風俗で結構若い娘抱いたことあるし……。

 

それを加味すると江風くらいでも全然行け……、いやいやいや、道徳心を捨てるな、お前そう言うとこやぞ、そう言うとこ大事なんやぞ。

 

「お待たせしましたー」

 

そして、艦娘達を眺めているうちにシャンパーニュが。

 

んー、美味い。

 

艦娘達が可愛くて今日も酒が美味い。

 

いつもはこんなお上品な酒を飲まないんだが、こういう時くらい、な。

 

「どんどん飲んで下さいね❤︎」

 

「oh、YEAH……」

 

飲みますよー飲む飲む。

 

ってこれ、これまた良いシャンパーニュを。ヴィンテージものだ。

 

どこにそんな金が?だって?

 

いや、裏の貿易関係で。

 

あんまり詳しく言うと、俺の恩師の先生方に大目玉食らいそうだから、詳しくは言えないが。

 

さあ、そんなことよりバニーだ。

 

バニー艦娘を愛でよう。

 

「アクィラ、ちょっとおいで」

 

「何かしら?」

 

「後ろ向いて」

 

「こう?」

 

引き締まったお尻!

 

「Magnifico!!」

 

「そんな、もう!素晴らしいだなんて!」

 

ガリレオフィガロマニフィコ、なんてな。

 

知らない?

 

あ、そう。

 

俺はファンなんだけどね。

 

古いか。

 

「提督を虜にしちゃいますから!アカーギやグラーフには負けません!」

 

そうだな。

 

「アクィラは彼女達に負けないくらい美しいさ」

 

「本当、ですか?」

 

「本当だとも!提督嘘つかない」

 

たまにしか。

 

「ところで提督、今晩抱いて下さるんですよね」

 

と、大淀。

 

「ああ、勿論だ」

 

「いえ、なりません。抱くならば私を」

 

筑摩が割り込む。

 

んー。

 

これがあるからなぁ。

 

俺もね、いい加減艦娘を抱きたいのよ。

 

その気持ちはある。

 

毎日のように情熱的なアプローチを受けて、燃え上がらない男なんているか?

 

でも流石に、抱く時は必然的に一人ずつになる訳じゃん?

 

いや、セッ◯スするのに分身とかしないわ。

 

まあ、一人ずつになる訳。

 

でも、そうすると、誰が先かで言い争いになるのよ。

 

そもそも、俺は童貞じゃないのにな!

 

初めてじゃないんだから誰が最初でも良いだろとは思うんだけどな!

 

でも艦娘達は誰が一番最初に抱かれるかで日夜鎬を削っている。

 

「俺、別に童貞じゃない訳だし、誰が最初でも良くない?」

 

「ならば私を!」

 

「いいえ、私を!」

 

んー。

 

マウンティング合戦とかじゃない、単純に、自分が一番に愛されたいと言う感情。

 

まあ別に、抱かれなくても一緒にいるだけで満足って艦娘もいるしな。

 

でも、将来的には子供が欲しいって皆んな言う。

 

怖い。

 

そして懸念は。

 

「では、今夜お部屋に伺います」

 

「私が先ですから」

 

逆レ、からの、「◯◯としたんだから私ともして欲しい」のラッシュよ。

 

そんなことが起きた場合、流石の俺も腹上死する。

 

百何十人だぞ。

 

全盛期の加◯鷹でも捌けねーよ。

 

無茶言うな。

 

あと、赤城が、一緒に風呂入っているとき、俺の下半身を見つつ「フランクフルトが食べたいです」とか抜かしやがったのが個人的な今年恐怖を感じたことトップスリーに入る。

 

怖い。

 

まあ、なんだ。

 

つまり。

 

「当分抱けそうにないか……」

 

悲しい。

 

 

 

「おー、漣、メイド服か。似合ってるよ、可愛い」

 

「マ?!えへへぇ、可愛いって言われちゃったー❤︎……ま、まあ、私は美少女ですし!ご主人様がメロメロになっちゃうのも仕方ないですね!」

 

……「「「「メイド服か!!」」」」

 

おっと、今度は艦娘喫茶か……。

 

良いぞ、もっとやれ。

 




大淀
淫乱。

筑摩
バッチリ見られた。

旅人
良い加減に艦娘とヤりたい。

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