旅人提督の世界征服までの道程   作:ハードオン

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現在、黒井鎮守府修学旅行編を書いていますが、海外艦を前回の予告通り幻想郷で観光させるべきなのでしょうか?

特に何も言われないなら、旅行先が幻想郷になります。

あと思いつき集の方に、旅人の過去話あげました。


253話 チスイスイってキャラどこかで……、あっ、ボーボボか

「なーんで俺がそんなことやらなきゃならないんですかねぇ?」

 

「お願いします、提督!」

 

美しい髪を床に垂らして土下座する鹿島を見下ろしつつ、お願いを突っぱねる俺。

 

美女のお願いだ、極力聞いてあげたいところだが。

 

「いつになったらDVしてくれるんですか?!」

 

聞いてあげられないお願いも、あるのだ。

 

 

 

「待ってください、よく考えてみてくださいよ、提督」

 

「考えるまでもねえよ」

 

俺は女の子に暴力を振るったりは極力しない。

 

ブスは普通に殺すが、美女には優しくするのだ。

 

当たり前だよなぁ?

 

「私達艦娘は、提督のモノなんです。どんなに酷使しても、無理矢理に犯しても、誰も咎めることはない、そんな『モノ』なんですよ?」

 

「俺は君達をかけがえのない家族のように思っている。そんな酷いことはしないよ」

 

「何故ですか?!男性なら誰もが憧れる、鬼畜陵辱プレイがやり放題なんですよ!」

 

男性をなんだと思ってるんだ鹿島は。

 

「ちゃんと貯金もありますから、無計画孕ませ中出しもオッケーなんですよ?!」

 

「鹿島」

 

「あっ、私ったら、つい品のないことを……。ごめんなさい」

 

鹿島は本当に、俺にどうなって欲しいんだ?

 

「と、兎に角、乱暴して欲しいんです!」

 

「乱暴ったってよぉ」

 

うーん。

 

「えい」

 

「きゃっ」

 

部屋のベッドに優しく押し倒してみる。

 

「鹿島……」

 

「あん、提督❤︎」

 

頬を撫でる。

 

「……はっ?!ち、違います!そうじゃないんです!」

 

違うのか?

 

「例えば、そう、服を破って無理矢理に、とか!」

 

服を、破る?

 

鹿島の服に手をかける。

 

「ん?これ、ビーラディエンスの新作じゃん。可愛いよ、似合ってる」

 

「あ、分かります?そうなんですよこれ、気に入ってるんです」

 

「鹿島は白が似合うなぁ、綺麗だよ」

 

「えへへ、ありがとうございます!」

 

うーん!可愛い!

 

10点満点中100点の可愛さ。

 

「鹿島は大人っぽくて可愛い系だから、今年流行のピンコッタなんて良いんじゃないか?ちょっとシックなところとか似合うと思うぞ。なんなら、これから一緒にショッピングしようか?」

 

「良いですね!丁度靴なんか欲しいなーって思ってたんですよ!」

 

「OK、何でも買ってやるさ」

 

「そんな、悪いですよ!お給料沢山貰ってますし!」

 

「馬鹿言うなって、最近の俺が幾ら稼いでるか知ってんの?」

 

うちの年商うん千億だからな。

 

合法非合法問わず、凡ゆる貿易業に関係しているうちの稼ぎ。そりゃあ、一部上場企業並みですわ。

 

「でも、お給料、月に◾︎◾︎◾︎万円も貰ってるのに……」

 

「もっと渡した方が良いかな?」

 

あんまり渡し過ぎて身持ちを崩しても良くないから、ある程度の金額を渡すようにしてるんだけども。

 

「いえいえいえいえ!!わ、私達は一兵士なんですよ?!佐官どころか将軍並みにお給料渡されちゃって困ってるんですからね?!」

 

「でも、君達は軍隊の将官なんかよりずっと希少だし、役に立っているだろ。スポーツ選手より活躍してるんだから、年俸何億とか渡した方が良いのかなってずっと悩んでるよ」

 

「やめてください!そんなに沢山貰っても、使い道が分かりません!言っておきますけど、艦娘の皆んな殆どが、お給料を持て余してますからね?!」

 

そうなのか?

 

俺には金を持て余すと言う感覚が分からん。基本的にあると使っちゃうから……。

 

「貯金だってもう家が一括で買えるくらいあるんですから!」

 

そんな程度、あぶく銭だろう。俺なら酒と風俗とギャンブルで一晩で溶かせるぞ。自慢じゃないが。

 

「大体、衣食住が保証されているのに、その上で基本給◾︎◾︎◾︎万円、出撃手当に夜間手当まで諸々全部付くなんておかしいですからね?!」

 

「いやー、妥当だろ」

 

「今では音成の艦娘にまでお給料出してるんですから!」

 

「出すでしょそりゃ」

 

俺は何にもおかしなことはやってないぞ。

 

君達はそれだけ働いてる。

 

確かに、実働時間は短いかもしれないが、それはひとえに、君達が有能だからだ。

 

「その上で、こうして一緒にショッピングしようって話になったら、買い物代から食事代まで全部出すんですから!」

 

「出すよそりゃ」

 

可愛い女の子と一緒に出かけた時は、経費という経費は俺が負担するでしょそりゃ。ブスには一銭も出さないけど。

 

「ーーーッ!!提督は私達に甘過ぎですっ!もっと鬼畜になってください!」

 

鬼畜になってくださいと来たか。

 

生まれて初めて言われたかもしれん言葉だな。

 

長い人生、全てが既知であるとか黄金の獣さんみたいなことを言うつもりはないが、大抵のことは体験して来たこの身。

 

しかし鬼畜になってくれと懇願されたのは初めてだ。

 

鬼畜、鬼畜かぁ。

 

すうぃーっと。

 

「あっ❤︎あっ❤︎あっ❤︎」

 

鹿島の内股をなぞる。

 

ふーっと。

 

「あんっ❤︎」

 

鹿島の耳に息を吹きかける。

 

びくびくと痙攣する鹿島。

 

「?、さ、最後までやってくだしゃい……❤︎」

 

「駄目ー」

 

懇願する鹿島を切り捨てる。

 

「な、何でぇ?」

 

「鬼畜になって欲しいんでしょ?だから、鬼畜らしく、お預けにしようかなーと」

 

「それは鬼畜じゃなくて単なる意地悪ですよぉ!」

 

え?そう?

 

違いが分からん。

 

「良いから、もっと激しくしてください❤︎」

 

「まあ、了解だ」

 

それじゃ、触ってあげようか。

 

「あっ❤︎イクッ❤︎」

 

 

 

「はぁはぁ……、良かったです、提督❤︎」

 

鹿島に セクハラを しました。

 

お互いに楽しめたからwin-winじゃん?

 

「それじゃあショッピングに行こうか」

 

「はい!……その前に下着替えて来ますね」

 

と、部屋に戻った鹿島がまた戻ってきて。

 

「はい、着替えてきました!行きましょう提督!」

 

「おうよ」

 

よーし、誤魔化せたな。

 

「……って、違いますー!提督ー!誤魔化さないでくださいー!」

 

ちっ。

 

「何がだい?」

 

「鬼畜になってくれるって話です!!」

 

なるとは一言も言ってないよなぁ?

 

「そんな話した?良いからショッピング行かない?」

 

「ショッピングには行きます!けど……」

 

その前に鬼畜になれってか。

 

「なあ、良く考えてみろよ鹿島。優しい俺の方が好きだろ?」

 

「そ、それは、優しい提督はもちろん大好きですけど!」

 

なら、それで良いじゃん。

 

「無理矢理されるのが良いんですよ!お願いします!一回だけ!お願いします!!」

 

しょーがねーなー。

 

まあ、SMプレイとか言葉責めとか、そう言うプレイの範疇だと思えば。

 

「じゃあ、一回だけな」

 

「はい!」

 

「何しようか……」

 

「そう言えば、提督は血を吸うことができるんですよね?私は提督の血を口にしたことがありますけど、提督は私の血の味を知らないんですよね……」

 

「そうだね」

 

「じゃあ、私の血を吸って貰えませんか?」

 

「……まあ、良いよ」

 

さて、フィート:あなたは血を吸うことができる、と。

 

「がぶり」

 

「あんっ❤︎」

 

少し、血を吸う。

 

吸血の牙だ。

 

「っぷは、これで満足?」

 

「は、はい……❤︎凄かったです……❤︎」

 

頬を赤らめた鹿島は、満足そうに崩れ落ちた。

 

 

 

 

 

「で?この行列は何?」

 

「献血です」

 

鹿島とショッピングを楽しんだ次の日。

 

俺の部屋の前に行列ができていた。

 

「何でも、ゴネれば提督に血を吸ってもらえるとのことで」

 

目の前の大淀が言う。

 

「俺のスタミナ消費とかは?」

 

「頑張ってください」

 

えっ、酷くない?

 

「では、提督、どうぞ❤︎」

 

ちっ、ったく、吸えば良いんだろ、吸えば!!

 




鹿島
マゾ。

旅人
どちらかと言えばサディストだが、女の子には優しくしたい。

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