あと、今回の未来へダイブ編は4〜8人くらいまでなら受け付けます。
ランキングに載ったので更新。
「提督、ちょっと血を貰っても?」
「構わんよ」
「では!これを……、こうして!完成です!」
なんだなんだ。
また新しい発明か。
楽しみだな。
「明石、この、SAOみたいなサムシングはなんだ?」
「これはですね、VRマシンです!フルダイブ式の!」
ほーん。
「つまり、ゲームか」
「まあ概ねそのようなものです。ここに私の遺伝情報を、と。はい、やりましょうか、提督!」
「よーし、良いぞやろうか」
ゲームは好きだよ。
「では、装置を装着してプラグイン!と」
「なんで所々パクるかな?」
未来へとナビを取るのか。
やめようね!
「冗談です!フルダイブ!と宣言して下さい!」
OK。
「「フルダイブ!!」」
《遺伝情報認証、フルダイブ》
×××××××××××××××
ん?
ここは……。
黒井鎮守府?
「明石、黒井鎮守府のVRなのか?」
「はい!」
んー?
どう言うことだ?
俺はてっきり、SAOみたいな、オバロ的なアレを期待していたんだが。
「それに、遺伝情報がどうと、か、………………」
「どうしたんだ父さん」
んんんんんー?
この、ピンク色に白のメッシュが入った餓鬼は誰だー?
嫌な予感がするー、嫌な予感がするぞー。
「きゃー!可愛いです◯◯ちゃんー!!」
「うお、何だよ母さん」
「おい明石」
「何ですかパパ」
誰がパパだコラ。
「何しやがった?」
「ですから、VRですよぉ〜」
ヘラヘラ笑う明石。
まさかとは思うが……。
「シミュレーションしたな?」
「さっすが提督!賢いっ!そのとーりでーす!血液の遺伝情報から、二人の間に子供ができた場合をシミュレートする、VRマシン!名付けて、将来見える君です!」
っはぁー。
「やりやがったなぁ、明石ィ……!!」
そんなことしてみろ、艦娘の反応が……!!
「あ、予約詰まってますから、早く◯◯ちゃんとの日常を体験しましょう!」
畜生、俺のあずかり知らぬところで謎の予定が詰まってる……!!
「ほら、見てくれ父さん!髪の色がピンクになるマシンだ!」
ちっ、この餓鬼が俺と明石の息子だって言うのか。悪い冗談だ。
「はぁ、何でそんなもん作った?」
「若白髪は良くないと思ってな!あ、でももう若くもねーのか?」
あー、こりゃ俺の餓鬼ですわ。
クソ失礼なところとかな!
「もー、◯◯ちゃんったらー❤︎」
明石は俺の餓鬼カッコカリに抱きついている。
明石はサイコパスだが、自分の子供に愛情を向けることはできるみたいだな。
にしても、俺と明石の子供ねぇ……。
ピンク色の髪に白のメッシュ、長髪。瞳の色は緑。背丈は十代前半の年の頃に反して高め、少し華奢で肌が白くインドア派で軟派な印象。藍色の作業着……。
「お前、艤装は出せんのか」
「うん、出せるぜ?てか、あんたの子供は全員艤装が出せるって判明しただろ」
ん?
「待て……、全員?全員って言ったか今?」
「?、ああ。あんたの子供、俺を含めて百何十人。全員だ」
ぐ。
「ぐはぁ?!!」
「う、うおっ!血を吐いた?!」
一瞬で胃に穴が空いた。
「大丈夫かよ、父さん?」
「やめろォ!俺を父と呼ぶなァ!!!」
「えぇ……」
「もー、どうしたんですかパパー?」
パパと呼ぶな明石ィ!!
「そうだ、父さん!どうせあんた暇だろ?俺の警備ロボットの相手してくれよ!花凛姉さんに貰った設計図の、試してみたんだ!試験的にセンサを増設してさ、サーモグラフィーと次元観測装置の安易版を付けたんだ!」
はー、はー、はー。
「テメエこの野郎、親にあんたはねーだろ」
「はぁ?日頃から母さん達を口説いて回って、その辺フラフラしてるダメ人間の癖に親がどうとか言うなよなー」
こーんのクソ餓鬼が。
「やーん、反抗期ー❤︎」
明石 は 嬉しそう だ !
「ママは?ママのことは好き?」
「母さんか?母さんは、まあ、時々ウザいけど、色々教えてくれたし、餓鬼の頃面倒見てくれたし、嫌いじゃない、かな」
「んもー、照れちゃって!可愛いー!!」
「や、やめろよもー!!」
何だ?
何なんだこの光景は?
勘弁してくれ。
頭痛がする。
吐きそうだ。
「……まあ、父さんにも一応感謝はしてるよ。沢山の母さん達の間を取り持って、鎮守府運営のための金を稼いでくれてる訳だし。でも好感度は低めだぜー、いい歳なんだからもっとしっかりしろー」
何で俺は自分の餓鬼に説教されてんだ?
死のう。
「おっとあぶねえ!ライアットジャレンチ!」
自害しようとしたその腕を巨大レンチで掴まれる。
「嫌なことあると直ぐに死のうとするからなあんたは!いい加減慣れたぜ!」
「離せやクソ餓鬼、殺すぞ」
「……ひょっとして、父さんって俺のこと嫌い?」
「パパ!駄目ですよ!」
明石にも怒られる俺。
「まー、確かに、あんたを使って勝手に実験とか色々やってきたけどさー、クソ餓鬼ってのは酷いんじゃないのー?ジドーギャクタイってやつだぜ?」
ニヤニヤする餓鬼。
この煽りっぷりは間違いなく俺の餓鬼ですわ。
「子供なんて絶対に作らんぞぉぉぉ!!!」
「んー?でも母さんは二人目が欲しいとか言ってるぜー。あー、俺も彼女作ろうかなー。作ろうと思えば幾らでも作れるしな!俺イケメンだし!イケメンだし!」
うっわ、俺の血筋だ!!
「だ、駄目ですー!可愛い可愛い◯◯ちゃんを他所の子になんてあげませーん!」
明石が反対する。
「はっはっは、大丈夫大丈夫!ちゃーんと可愛い子連れてくるからさ!そうだな、花凛姉さんみたいな!」
花凛……、俺の妹だ。
「妹と仲が良いのか?」
「ああ!あの人はスゲーよ、本物の天才だ!俺の目標は母さんと花凛姉さんなんだ!」
そう……。
《ダイブ終了》
×××××××××××××××
「っぷはー!楽しかったー!可愛かった◯◯ちゃんー!!」
俺は何一つ楽しくなかったがね!
「おーっと、次の艦娘が来てしまいましたね。では、提督、もう一度フルダイブをお願いします」
ああ、もう。
どうにでも、なれ。
《遺伝情報認証、フルダイブ》
×××××××××××××××
「ったく、次は誰だ?」
「どりゃあ!!」
「甘い」
背後からの一撃を弾く。
「くっ、強い……!流石は父上!」
……歳の頃は十歳程。黒の綺麗な長髪。キリッとした相貌に、年頃の割にはかなり高い身長。道着に黒帯を締めている。
………………。
「長門だな?」
「◯◯よ、父親に背後から殴りかかるとは何事か!せめて正面から殴れ!」
「はい!母上!!」
やああ!と、声を上げて殴りかかってくる息子カッコカリ。
成る程、パワーは長門譲りか、なかなかのもんだ。
だが。
「だから甘いんだよ」
長門に似て素直過ぎる。
「う、わぁっ?!」
そのまま、餓鬼を地面に落とす。
俺、男には容赦しないからね。
「ぐうっ?!……流石は父上!御見逸れしましたっ!!」
んー、こいつは俺の餓鬼にしては態度が悪くねえな。
長門の血か。
「ところで母上!武者修行の旅についての話ですが」
「ならん!ならんぞー!」
思い切り息子に抱きつく長門。
「グワーッ!良い加減子離れして下さい!ってか首絞まってる絞まってる!!」
「◯◯を他所になどやるか!私の側にいろ!!」
「しかし!今の俺の年頃には、父上ならば旅に出ていたと聞きます!俺も諸国を渡り歩き、武の真髄を極めたく!」
「ならばこの私を倒してから行くのだ!」
「むっ、無理です!女性である母上に暴力を振るうなどと!」
「では提督を倒すのだ!」
「おっ、お言葉ですが、父上は『負けない、死なない』ことに特化しております!倒すことは不可能かと!」
「不可能なものか!お前は私と提督の子だぞ!誰よりも強くなれる筈だ!」
「は、はいっ!」
《ダイブ終了》
×××××××××××××××
長門との子供はまだマシか?
でもなんかアホそうな面構えだったしなー!
やっぱり子供とか要らねーわ。
「むふー!良かった!良かったぞ提督!あんな風な可愛い子供を作ろうな!」
「え、あ、はい」
長門に肩を叩かれる。
はー、何なんだ一体。
明石
本日もトップスピードの狂人。
長門
概ね狂人。
旅人
完全に狂人。