旅人提督の世界征服までの道程   作:ハードオン

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実は今までハリーポッター見たことなくてですね。

結論から言えばハーマイオニーでシコりました。


264話 未来へダイブ その6

「帰して」

 

「もう、何が気に入らないんですか?可愛い子供達に囲まれて幸せでしょう?」

 

「君の幸せと俺の幸せが同じとは限らないだろう」

 

「そうですかー?でも、たまにはこういうのも良いでしょう?」

 

「たまにって頻度じゃないよね、しょっちゅうだよね」

 

「まあ良いでしょう!さあ、行きますよ!!」

 

 

 

《遺伝情報確認、フルダイブ》

 

 

 

×××××××××××××××

 

「なのです!」

 

「明石ぃぃぃぁぁぁぃあ!!!!許さんからなぁぁぁ!!!!説教、いや、折檻だぁぁぁ!!!!」

 

「ど、どうしたの、パパ?」

 

九歳くらいのショタっ子だ。ショタ……。新台家らしくハンサムだが、電の遺伝か柔らかな雰囲気があり、ふんわりほんわか系。髪はショートカットくらいに伸ばしていて、女の髪型と言っていい。黒の短パンに長い縞々のストッキング、白の英字Tシャツに淡いピンクのフード付きジャケット。

 

「女の子かよてめーはよ」

 

「え?え?だって、この服、可愛いと思って」

 

女児にしか見えん。

 

まあ、骨格や声、匂い、重心移動などで男だと見抜けるが、一見すると美少女にしか見えない。

 

「◯◯ちゃーん!」

 

「あ、ママ!」

 

母親をママとか呼ぶなや!!

 

男が女をママと呼んでいいのは場末のスナックでだけだ!

 

「電は良いのかこれで」

 

「?、今の時代、無理に男らしさに拘る必要はないかと思うのです」

 

「でも、ほぼ女装……」

 

「僕、女の子の格好するのも好きだよ?」

 

「完全に女装してるやんけ!!」

 

何でだ?何でこんなことになった?

 

「スカートとか、ひらひらして可愛いよね」

 

「おいおい」

 

何でこんなナヨナヨしたカマ野郎に?

 

「……ってか、待てよテメエ、これは」

 

上着をめくってズボンを下ろす。

 

「あっ❤︎パパ、駄目だよぉ❤︎僕達、親子なのに❤︎」

 

「お前は……!何で女物の下着とブラを着けていやがる?!!」

 

「えぇ?趣味だけど……」

 

「変態じゃねえか!!!」

 

「ち、違うよぉ、僕はちょっと女装が好きなだけだよぉ」

 

「電は良いのか、変態で!!」

 

「私は、変だと思わないのです。見た目も可愛いので、女の子の格好をするのも良いと思うのです」

 

うおおう。

 

「じゃあ、最後に一つ聞こう」

 

「なあに、パパ?」

 

「お前、ホモか?」

 

「ううん、違うよ」

 

ほっ。

 

「男の人でも、女の人でも、どっちも好きかな」

 

「まさかの両刀でしたぁぁぁ?!!!」

 

えええええええ?!!!

 

「男の人なら、パパみたいな逞しい人が好きかなー。女の人なら、ママみたいに可愛い子が好き」

 

おおおう、おおおう……。

 

「パパって、ハンサムで男らしくって、それで大っきくて、僕の好みのタイプなんだよね❤︎」

 

「キモいわー」

 

「き、キモくないもん!……パパとなら、エッチしても良いよ❤︎」

 

ふん!!

 

「痛あ?!何で殴るのぉ?!」

 

「身の危険を感じた」

 

「大丈夫だよ、攻めるのはパパ、受けるのは僕だから!後ろの穴はいつでも使えるように綺麗にしてあるからねっ❤︎」

 

おらぁ!!!

 

「痛い痛い痛い!!折れちゃう!背骨が折れちゃう!!!」

 

一旦下ろす。

 

「痛た……。女の子ならママみたいな子が良いかなぁ。ちっちゃくて可愛い子が好きだよ!」

 

「お目が高い」

 

まあ、電が可愛いのは認めるし、共感する。

 

「でも、ママとエッチしようとは思わないけどね。だってママ、パパにぞっこんだし。もちろん、エッチしてくれるなら喜んで相手するんだけど」

 

「それは駄目なのです。電の身体は司令官のものなのです」

 

「……ほらね?」

 

ああ、そう。

 

「でも、パパなら誘惑すれば抱いてくれるかなーって!」

 

「ヤらねえよボケ!!」

 

「触りっこだけでも」

 

「気色悪いわぁ!!!」

 

「おおっと?!あ、危ないなぁ!投げ飛ばさないでよ!!」

 

「まあまあ、司令官も◯◯ちゃんに優しくしてあげて欲しいのです!」

 

「電、駄目だ、こいつは変態だ、殺さねば」

 

「でも、投げ飛ばす時のパパ、力強くってカッコよかったよ❤︎」

 

「殺す」

 

 

 

《ダイブ終了》

 

 

 

×××××××××××××××

 

「えぇ……(困惑)」

 

「どうでした?」

 

「酷かった」

 

まさか両刀とは。

 

「そんなこと言って、結構楽しかったんじゃないですか?」

 

「いや、全く」

 

「では次行きましょう!」

 

ええー。

 

 

 

《遺伝情報確認、フルダイブ》

 

 

 

×××××××××××××××

 

……グラウンドで剣戟の音。

 

これは……。

 

「血の豆が潰れるまで剣を握りなさい。血の小便が出るまで剣を振るいなさい。日々是精進あるのみです」

 

「はい、母上!!」

 

「返事だけですか?力と技、そして心がなければ何も出来ないと知りなさい」

 

「グゥッ!!!」

 

息子カッコカリの腹部を蹴り上げる神通。

 

成る程、な。

 

「やめい、神通」

 

「はっ!」

 

「ち、父上、ぐふっ、これは、お見苦しいところを!」

 

「いや、いいさ」

 

年齢は十代半ば。俺に似てハンサムな顔。キリッとした眉に意思の強そうな瞳。長い茶髪をポニーテールにまとめて、オレンジの着物を着て帯刀している。

 

「あー、なんだ、お前は。いつもそうなのか」

 

「はい!母上に稽古をつけてもらっています!」

 

そう、か。

 

「お前は、親に愛されているのか?」

 

「ええ!それはもう」

 

なら、いいんじゃないかな。

 

「神通、厳しそうだけど」

 

「それこそが愛情かと存じまする」

 

そうかい。

 

「お前は……、そうだな、俺の子にしては礼儀がなっているな」

 

「母上の教育の賜物です」

 

ふーん。

 

まあ、聞き分けがいい息子ならいてもいいかも……、いや、やだな。

 

「母親の教育ねぇ」

 

「はい、母上のお陰で、拙者は、もののふになれ申した。感謝の極みであります」

 

もののふ。

 

「ですかまだまだ甘いですよ。及第点だけしかあげられません。お前にはいつか、私を超えてもらわねば困ります」

 

と、神通。

 

「はっ、精進致します」

 

と、息子カッコカリ。

 

「なん、つーか、つまらねえな、お前」

 

「は、つまらない、でありましょうか」

 

「俺の息子なのに、女遊びも、博打も、酒もやらなそうだ。つまらん。真面目な奴とは話が合わない」

 

「そ、それは、申し訳ありませぬ」

 

完全に神通似だなぁ、人として面白くねえや。

 

「そんな真面目に生きて人生楽しいか?」

 

「その、楽しいかどうかで人生を評価したことがないので」

 

「街へ出て、女の一人でも抱いてみろ。人生は楽しいぞ」

 

「し、しかし」

 

「なりませんよ。女人に惑わされるなどと」

 

「勿論でございます、母上。色事に興味はありませぬ」

 

「神通、ちょっとは遊ばせてやれよ」

 

「なりません」

 

うーん、頭が固いなあ。

 

こりゃ、幸せな家庭なんて夢のまた夢か。

 

 

 

《ダイブ終了》

 

 

 

×××××××××××××××

 

「神通は厳しいなあ」

 

「当たり前です、愛すればこそ、厳しくもなります」

 

「俺には好き勝手やっても怒らないのにな」

 

「ええ、提督は主君ですから。お叱りするなど、とてもとても……」

 

俺は怒られないのか。

 

「女癖とか直さなくても良いの?」

 

「ええ、勿論でございます。提督はお好きなように振舞っていただきたく存じます」

 

「そうか……、分かった。でも、俺は神通のこととっても大事に思ってるからな、愛してる」

 

「ありがとうございます」

 

と、言う話、だ。

 





なのです。

神通
サムライ。

旅人
男の娘は普通に殴る。

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