結論から言えばハーマイオニーでシコりました。
「帰して」
「もう、何が気に入らないんですか?可愛い子供達に囲まれて幸せでしょう?」
「君の幸せと俺の幸せが同じとは限らないだろう」
「そうですかー?でも、たまにはこういうのも良いでしょう?」
「たまにって頻度じゃないよね、しょっちゅうだよね」
「まあ良いでしょう!さあ、行きますよ!!」
《遺伝情報確認、フルダイブ》
×××××××××××××××
「なのです!」
「明石ぃぃぃぁぁぁぃあ!!!!許さんからなぁぁぁ!!!!説教、いや、折檻だぁぁぁ!!!!」
「ど、どうしたの、パパ?」
九歳くらいのショタっ子だ。ショタ……。新台家らしくハンサムだが、電の遺伝か柔らかな雰囲気があり、ふんわりほんわか系。髪はショートカットくらいに伸ばしていて、女の髪型と言っていい。黒の短パンに長い縞々のストッキング、白の英字Tシャツに淡いピンクのフード付きジャケット。
「女の子かよてめーはよ」
「え?え?だって、この服、可愛いと思って」
女児にしか見えん。
まあ、骨格や声、匂い、重心移動などで男だと見抜けるが、一見すると美少女にしか見えない。
「◯◯ちゃーん!」
「あ、ママ!」
母親をママとか呼ぶなや!!
男が女をママと呼んでいいのは場末のスナックでだけだ!
「電は良いのかこれで」
「?、今の時代、無理に男らしさに拘る必要はないかと思うのです」
「でも、ほぼ女装……」
「僕、女の子の格好するのも好きだよ?」
「完全に女装してるやんけ!!」
何でだ?何でこんなことになった?
「スカートとか、ひらひらして可愛いよね」
「おいおい」
何でこんなナヨナヨしたカマ野郎に?
「……ってか、待てよテメエ、これは」
上着をめくってズボンを下ろす。
「あっ❤︎パパ、駄目だよぉ❤︎僕達、親子なのに❤︎」
「お前は……!何で女物の下着とブラを着けていやがる?!!」
「えぇ?趣味だけど……」
「変態じゃねえか!!!」
「ち、違うよぉ、僕はちょっと女装が好きなだけだよぉ」
「電は良いのか、変態で!!」
「私は、変だと思わないのです。見た目も可愛いので、女の子の格好をするのも良いと思うのです」
うおおう。
「じゃあ、最後に一つ聞こう」
「なあに、パパ?」
「お前、ホモか?」
「ううん、違うよ」
ほっ。
「男の人でも、女の人でも、どっちも好きかな」
「まさかの両刀でしたぁぁぁ?!!!」
えええええええ?!!!
「男の人なら、パパみたいな逞しい人が好きかなー。女の人なら、ママみたいに可愛い子が好き」
おおおう、おおおう……。
「パパって、ハンサムで男らしくって、それで大っきくて、僕の好みのタイプなんだよね❤︎」
「キモいわー」
「き、キモくないもん!……パパとなら、エッチしても良いよ❤︎」
ふん!!
「痛あ?!何で殴るのぉ?!」
「身の危険を感じた」
「大丈夫だよ、攻めるのはパパ、受けるのは僕だから!後ろの穴はいつでも使えるように綺麗にしてあるからねっ❤︎」
おらぁ!!!
「痛い痛い痛い!!折れちゃう!背骨が折れちゃう!!!」
一旦下ろす。
「痛た……。女の子ならママみたいな子が良いかなぁ。ちっちゃくて可愛い子が好きだよ!」
「お目が高い」
まあ、電が可愛いのは認めるし、共感する。
「でも、ママとエッチしようとは思わないけどね。だってママ、パパにぞっこんだし。もちろん、エッチしてくれるなら喜んで相手するんだけど」
「それは駄目なのです。電の身体は司令官のものなのです」
「……ほらね?」
ああ、そう。
「でも、パパなら誘惑すれば抱いてくれるかなーって!」
「ヤらねえよボケ!!」
「触りっこだけでも」
「気色悪いわぁ!!!」
「おおっと?!あ、危ないなぁ!投げ飛ばさないでよ!!」
「まあまあ、司令官も◯◯ちゃんに優しくしてあげて欲しいのです!」
「電、駄目だ、こいつは変態だ、殺さねば」
「でも、投げ飛ばす時のパパ、力強くってカッコよかったよ❤︎」
「殺す」
《ダイブ終了》
×××××××××××××××
「えぇ……(困惑)」
「どうでした?」
「酷かった」
まさか両刀とは。
「そんなこと言って、結構楽しかったんじゃないですか?」
「いや、全く」
「では次行きましょう!」
ええー。
《遺伝情報確認、フルダイブ》
×××××××××××××××
……グラウンドで剣戟の音。
これは……。
「血の豆が潰れるまで剣を握りなさい。血の小便が出るまで剣を振るいなさい。日々是精進あるのみです」
「はい、母上!!」
「返事だけですか?力と技、そして心がなければ何も出来ないと知りなさい」
「グゥッ!!!」
息子カッコカリの腹部を蹴り上げる神通。
成る程、な。
「やめい、神通」
「はっ!」
「ち、父上、ぐふっ、これは、お見苦しいところを!」
「いや、いいさ」
年齢は十代半ば。俺に似てハンサムな顔。キリッとした眉に意思の強そうな瞳。長い茶髪をポニーテールにまとめて、オレンジの着物を着て帯刀している。
「あー、なんだ、お前は。いつもそうなのか」
「はい!母上に稽古をつけてもらっています!」
そう、か。
「お前は、親に愛されているのか?」
「ええ!それはもう」
なら、いいんじゃないかな。
「神通、厳しそうだけど」
「それこそが愛情かと存じまする」
そうかい。
「お前は……、そうだな、俺の子にしては礼儀がなっているな」
「母上の教育の賜物です」
ふーん。
まあ、聞き分けがいい息子ならいてもいいかも……、いや、やだな。
「母親の教育ねぇ」
「はい、母上のお陰で、拙者は、もののふになれ申した。感謝の極みであります」
もののふ。
「ですかまだまだ甘いですよ。及第点だけしかあげられません。お前にはいつか、私を超えてもらわねば困ります」
と、神通。
「はっ、精進致します」
と、息子カッコカリ。
「なん、つーか、つまらねえな、お前」
「は、つまらない、でありましょうか」
「俺の息子なのに、女遊びも、博打も、酒もやらなそうだ。つまらん。真面目な奴とは話が合わない」
「そ、それは、申し訳ありませぬ」
完全に神通似だなぁ、人として面白くねえや。
「そんな真面目に生きて人生楽しいか?」
「その、楽しいかどうかで人生を評価したことがないので」
「街へ出て、女の一人でも抱いてみろ。人生は楽しいぞ」
「し、しかし」
「なりませんよ。女人に惑わされるなどと」
「勿論でございます、母上。色事に興味はありませぬ」
「神通、ちょっとは遊ばせてやれよ」
「なりません」
うーん、頭が固いなあ。
こりゃ、幸せな家庭なんて夢のまた夢か。
《ダイブ終了》
×××××××××××××××
「神通は厳しいなあ」
「当たり前です、愛すればこそ、厳しくもなります」
「俺には好き勝手やっても怒らないのにな」
「ええ、提督は主君ですから。お叱りするなど、とてもとても……」
俺は怒られないのか。
「女癖とか直さなくても良いの?」
「ええ、勿論でございます。提督はお好きなように振舞っていただきたく存じます」
「そうか……、分かった。でも、俺は神通のこととっても大事に思ってるからな、愛してる」
「ありがとうございます」
と、言う話、だ。
電
なのです。
神通
サムライ。
旅人
男の娘は普通に殴る。