後半のあの、友奈ちゃんの日記のシーンで、甘酒を飲んで美味しかったけど、家帰って辛くて吐いたって自供で勃起。勃起が止まらん。いやちょっとエメトフィリア拗らせてて。
どうせなら吐いたシーン放映してくれれば良かったのになあ。
友奈ちゃんみたいな子が呪いに苦しんでゲーゲーしちゃうところをよしよししてあげたいあー可愛い。
待ってくださいエメトフィリアは一般性癖ですよ。弱ってる女の子にキュンとするだけですからね。
同じ理由でウロフィリアとリョナと人外も一般性癖。
太陽の畑にて。
「うわあ!綺麗よ!とっても綺麗!」
夏、という事で、咲き誇る太陽の花。
「ははは、おっと、摘んだりするなよ」
「そんなことしないわよ」
「死ぬぞ」
「摘んだら死ぬの?!!」
振り向いて驚愕するビスマルクに。
「ええ、殺すわ」
緑髪が綺麗な彼女が話しかける。
「あら、貴女は?」
「ここの管理人、ってところかしら」
日傘をさして、優雅に歩く。
「彼女は、花妖怪……、風見幽香。ここいらで最強の存在だ」
「最強……」
実際、ビスマルクでどこまでやれるか?
んー、硬さは戦艦以上、火力も要塞並、速力は超人……、あれ?これ結構いい勝負しそうじゃない?
「やあ、幽香。ご機嫌麗しゅうございまっす」
「貴方に会ったせいかしら、少し虫の居所が悪いわ」
はっはー、酷〜い。
「……確かに、強さは魔物のそれだけど、形は人と変わらないのね」
ん?そうだね。
「……これも、艦娘ってやつかしら?」
「ああ、そうだよ」
「そう、中々楽しめそうね」
サディスティックな瞳で見つめてくる幽香。
「おやおや、弾幕ごっこなら俺が相手になるぞー」
「嫌よ、貴方、当たらないじゃない」
まあね。怒首領蜂大往生をクリアする程度の能力だから。弾幕避けるのとかヨユー。
「でもまあ、その子の目の前で貴方を甚振るのも悪くないかもね」
おやおやおやおや、サディスティックー。
「……提督に暴力を振るうなら、私が相手になるわ」
おっと、一触即発?
「大丈夫だ、ビスマルク。幽香はただ、構って欲しいだけだから」
その瞬間飛んでくる超高速のストレートパンチ。
吹き飛ぶ俺。
「は、はぁ?馬鹿言ってるんじゃないわよ。貴方なんて眼中にないわ」
「て、提督ー?!」
「ツ、ツンデレ……」
「死ねっ!!!」
「あぎゃあ」
頸椎を砕かれた。
ははは、致命傷で済んで良かった。
さて、今は寺。
まずは豪族に会ってこよう。
「貴女が、聖徳太子様なのね?女の人だとは思わなかったわ」
と、着いてきたウォースパイトが言う。
「そうか?アーサー王も女だぞ?」
「あら、本当?びっくりね」
「ところで太子様」
「何だい、真央」
「送った青のジャージ、着てくれないんですか?」
「……何で外の世界の服を渡されるのか分からないんだが、デザインが気に食わなくてね」
「飛鳥文化アタックは?」
「何だいそれは」
「ハーブの香り〜、聖徳太子〜♪モテモテ過ぎて〜、困っちゃうな〜♪とか歌わないんですか?」
「ひょっとして馬鹿にしているのかな?」
いえいえいえいえ、馬鹿にしてるなんてとても。
「……にしても、君の欲はとてつもないな。良い女を抱きたい、美味い飯を食いたい、酒を飲みたい、賭け事をしたい……、と、実に俗なことから、世界を征服したい、自然を守りたい、文化を守りたい……、など、大それたことまで。面白い男だよ、本当に」
「まあね、女性を楽しませるのは得意なんだよ」
特に太子様みたいな美人は。
んー、良い女だな太子様。一晩お相手できないかな?
「……おや、私を抱きたい?過ぎた欲望だね」
そうかな?
「ならば、ふむ、君が道教をしっかりと信仰し、私の部下になると言うならば、考えてやらないこともないよ?」
「マジで?!」
なりゅー!!
と、言おうとしたところ。
「Admiral」
微笑むウォースパイト。
………………。
はい、ごめんなさい。
次も寺。
ひじりんに会いに行くのだ。
着いて着たのはテスト。
「日本のmonstre、気になるわね」
「ほら、見ろよ見ろよー。あれが船幽霊だ」
「あら、キソに似てるのね」
そこにつっこんではならんぞ。
「あれが鵺」
「ヌエって何?」
「キマイラ」
「……私には女の子にしか見えないけど」
女の子だよ?
「あれは入道」
「ニュウドウ?」
「坊主頭の妖怪のことさ」
「隣の子は?」
「入道使い」
「ニュウドウ使いって何よ……」
何なんだろうな、俺にもわからん。
「そして、彼女がここのボス、ひじりん」
「聖です」
「あら、私はコマンダン・テストよ、よろしくヒジリン」
「聖です!貴方と言う人は……。また女人を誑かしているのですか!」
「ひじりんも俺に誑かされてみるかい?」
「お断りしますっ!」
「そんな寂しいこと言わないでくれよ?俺は聖が好きだよ?」
「………………貴方が正式に仏門に入り、悪戯に女人を誑かすことのないよう自制を覚えたら、その時は」
「その時は?」
「………………こ、交際、するのも、吝かではありませんよ?」
よっしゃ!俺、仏門に入っちゃうぞぉ!
と、言おうとしたら。
「提督!もう、駄目よ!宗教にハマるのはよして頂戴!」
「えー」
テストに怒られてしまった。
ちっ、コマちゃんめ。
神社。
今は山の方の神社に来ている。
山の方の巫女、やまみこに会いに行くぞ。いや、実際は風祝だが。
「早苗」
「ああ!真央さん!お久しぶりです!!」
「ああ、久しぶり!元気だったかい?」
「ええ、とっても!真央さんも元気そうですね!」
「提督、知り合い?」
プリンツに問われる。
「あ、ああ、知り合いさ」
「いえ!真央さんは私の大切な人です!」
「は?」
ああ、いや……。
「一緒に現人神になって、守矢の信仰を集めていく約束をしました!」
し、したよーな、してないよーな。
「何言ってるの?提督は私の王子様なんだよ?」
ん、んん。
「私のです!」
「わーたーしーのー!」
「おやおや、いかんな、喧嘩しちゃ」
「真央さんは私と現人神になるんですよね?」
「ああ、いずれね」
「私とドイツに帰るんです!」
「そのうちね」
「「早苗はやらんぞーーー!!!」」
グワーッ!神二柱!!!
神二柱から有り難い蹴る殴るの暴行を受けた俺。
酷い、なんてことだ。世も末だ。
俺はただ美少女を口説いて回っているだけなのに、何故怒られなきゃならないんだ!!
「どう言うことなんだにとりッ!!!!」
「ひゅい?!!!し、知らないよぉ〜!盟友の女癖が悪いんじゃないかー!!」
そうか?
「俺は悪くねぇ!!」
「何で自信満々なのさ?!悪いからね?!」
「そうね、Admiralが悪いわ」
と、アイオワ。
声を大にして言いたい。俺は一片も悪くねぇと。
「ところで貴女、本当にカッパ?ネットで見たのと違うわ」
「?、河童だよ?」
「ちょっと失礼……」
にとりから帽子を取るアイオワ。
「頭にお皿、ないじゃない」
「ないけど……?」
「……ただのengineer?」
俺も思ってるけど、言うな、アイオワ。
「じゃあなにとり、今度デートしような」
「え、えぇ?だ、駄目だよぉ、雛に悪いし」
「まあまあ、そう言うなよ、一晩だけ!お友達から!」
「わ、悪い気はしないけどね?」
「にとり愛してる」
「もー!」
「……ほら、Admiral!帰るわよ!!」
あいたたた、引っ張るな、アイオワ。
今はにとりを口説くのに忙しい。
夜。
博麗神社で宴会。
酒と料理は俺と紅魔館、白玉楼、博麗神社が提供した。他にも、皆ちょこちょこと持ち寄って来たみたいだ。
「真ー央!」
「よお、萃香」
「飲んでるかー?」
「おう」
「……で?いつ本格的にこちら側に来るんだ?」
「まだ人でいたいかな」
幻想郷にいると様々な派閥から勧誘される。
萃香からは鬼にならないかと誘われている。
「なんだよぅ、待ってるんだぞ私はー。お前が私達のものになるのをなー!」
「むうう!提督はやらんぞ!悪魔め!」
と、ウォッカ片手にガングート。
「悪魔じゃないよー、鬼だよー」
「どちらでも変わらん、悪しき者だろう」
「むっ、何だい何だい、横から急に。真央は私と一緒に鬼になって、長い長い時を共に過ごすんだぞー!」
「舐めるなよ貴様!!」
「やるかー!!」
「「弾幕ごっこだ!!!」」
「あーあーあー」
喧嘩すんなっつったんだがねー。
さあ、宴もたけなわ。良い感じ。
「Admiralは渡さない!!!」
「提督は私のものだ!!!」
「Amiralは私の旦那様よ!!!」
乱痴気騒ぎはいつのまにか弾幕ごっこ会場に。
光弾飛び交う博麗神社で、俺は酒を飲みながら弾幕ごっこを眺める。
まあ、弾幕ごっこだし、死にはしねえだろ。
ん?
「どうしたもこたん」
「あ、ああ。いや、お前、また新しい女を誑し込んだんだな」
「人聞きの悪い、皆平等に」
「愛してるってんだろ、はいはい。まあ……」
ん?
「いずれお前には、蓬莱の薬を飲んでもらうからな。私と、永遠の時を生きてくれるんだろう?それまで死ぬなよ?」
あ、ああー、そんな約束もしたっけか。
覚えてねえわ。一々自分の言う口説き文句を覚えてると思うか?俺が。
まあ良いや、もこたんが一緒にいたいって言うなら、いてあげよう。
でも。
「今はまだその時ではない」
「そう、か?なら私は待つさ。ふふ、待つのは得意なんだ……」
俺の人生の終着駅は、もこたんと永遠の時を共に過ごすこと、らしい。
なんか知らんがそう言うことになった。
さて、次の日。帰還日だ。
飲み過ぎと弾幕ごっこで倒れた艦娘達を回収して、と。
片付けを手伝ったところで。
「んーーー、それじゃあ俺は帰るわぁ」
「ん、そう」
寝ぼけ眼の霊夢に告げる。
「また、異変があったら遊びに来るわ」
「口説きに来るの間違いじゃないかしら」
ははっ、そうとも言う。
「でも、まあ……、異変がなくても、暇なら遊びに来なさいよ」
「……ああ、分かった」
俺は霊夢にそう言って、艦娘達を連れて鎮守府に帰って行った……。
海外艦
弾幕ごっこ開始。
旅人
ヘリウムより軽い男。女の子に手を出す。