旅人提督の世界征服までの道程   作:ハードオン

287 / 593
ラーメンなら四玉、つけ麺なら750g、ご飯なら三合くらいまでなら腹減ってりゃ食えます。二郎も小なら食えます。

でも昔、知り合いには大盛りの二郎を食う化け物がいました。

あ、あと、少女終末旅行の女の子が可愛そうだったので旅人を派遣した話を思い付き集の方で書きました。連載してぇ〜。


287話 黒井鎮守府大食い大会

「太平洋大西洋インド洋と攻略しちまって仕事がねえなあ」

 

ウォッカを呷りながら自室でエロゲを嗜む俺。

 

いや別にエロゲやりたい訳じゃないんだけど。

 

はるるみなもに!をオススメされたから。

 

「提督的には誰がお好みで?」

 

「んー、皆んな可愛いしなーって、大淀?」

 

自室なんだがなあ。

 

「失礼しました。ですが、いかがわしいものに興味を持っていただけるのは喜ばしいです」

 

「でもまあアレだな、実妹ルートはちょっと気が引けるな。リアル妹持ちとしては。まあやるけど」

 

「成る程。……提督、お暇ですか?」

 

「まあ丁度今フルコンプしたところだからな。暇だわな」

 

「では、こんなものはどうでしょうか」

 

企画書を渡される。

 

『黒井鎮守府大食い大会』

 

……成る程。

 

 

 

さて、そうと決まったら動くか。

 

開催期間は三日間の昼。

 

空母戦艦、軽空母重巡、軽巡その他、駆逐艦の四部門で大食い早食い選手権。

 

外部の人間も呼んで本格的な大会にすることも考えたが、駄目だ。

 

基本的にうちの子はご飯を残さないが、外部の参加者は残すだろう?

 

大量に廃棄が出たら困るし、食べ物を粗末にされるのは嫌だから、外部から人は呼ばない。フードファイターとかあれ画面で見えないところで吐いたりしてんだぜ。

 

そして、俺も戦艦空母に混じってやるか、と思ったが、早食いなら確実に勝ててしまうのでやめておく。

 

え?どうやって勝つのか?

 

そりゃ、変異して人外になれば、大抵のものは丸呑みできるから。

 

早食い大食いしたら、人外に変異して無尽蔵に食える俺が有利過ぎるだろう?

 

変異しなくても早食いは得意だ、艦娘諸君には勝ち目がないだろう。

 

だから不参加。

 

さあて、やろうか。

 

あ、そうそう。

 

艦娘の食欲についてだが。

 

駆逐艦でも並の大人より食うぞ、って感じ。

 

これが軽巡重巡クラスになると、おっ、ラグビー部かな?ってくらい食う。相撲部屋くらい食う。

 

空母戦艦は人外。ドラゴンボールくらい食う。

 

それもそのはず、艦娘は皆須らく軍人、肉体労働者なのだ。

 

食わねば体が持たんのだよ。

 

 

 

さあてそんなところで一日目。

 

お題は……!

 

「五目チャーハン!」

 

俺と厨房組が大鉄鍋でチャーハン作るよ!して作った大量の五目チャーハン!

 

さあ、食せ!!!

 

駆逐艦には三百グラム。どれくらいかっていうと大体、飲食店の普通の大盛りチャーハンくらい。

 

「はふはふ、うん、美味しいね」

 

あっ時雨、君、大食いする気ないな?

 

「時雨、お代わりして良いんだぞ?」

 

「僕は一皿で十分かな。大盛りだし」

 

そうなの。

 

「タイムも計ってるけど」

 

「急ぐ理由もないからね」

 

そうなの。

 

……なんだか大会を根本から否定された気がするが、美味しそうに食べてくれてるからどうでもいいや。

 

軽巡その他は五百グラム。1.5合くらいか。まあこれくらいなら中高生なら平らげるであろう量。

 

「美味え!具はチャーシュー、エビ、卵、長ネギ、貝柱、人参、干し椎茸、筍か!多数の食感が楽しめるな!」

 

おっ、天龍ちゃん早ーい。

 

「お代わりっ!」

 

「はいよー」

 

結局、天龍は5皿平らげた。タイムは15分。食べるの早いね天龍。

 

重巡には盛りに盛って一キロ。米換算で3合だ。

 

「やっぱり料理人の腕で違うわね、チャーハンって」

 

と、足柄。

 

「んー!お代わり!」

 

「はいよー」

 

足柄が7皿、か。

 

足柄も食うんだよね。まー、前線で剣振り回す訳だから腹も減るかね。

 

そして空母戦艦。

 

驚愕の三キロや。8合ぐらいか。

 

「がぁつがぁつ……、お代わり!!!」

 

赤城食うねえ、いい食いっぷりだ。

 

たくさん食べる女の子は好きだぞう。

 

赤城は結局10皿平らげた。

 

俺も10皿食った。まあ腹八分目かね。

 

 

 

二日目。

 

メニューは……!

 

「とんこつラーメンだ!!!」

 

替え玉式。

 

個人的にはハリガネが一番美味いと思う。なんかこう、歯応えがあって、麺食ってる感が増していいよね。

 

ニンニクは沢山入れるし角煮もチャーシューも明太子も味玉もキクラゲもネギもメンマも全部乗せるのが俺のジャスティス。

 

さて、麺の重さだが、茹でる前で大体百グラム。茹でると百何十グラムといったところか。

 

さあ、何玉いけるかな?

 

食せ、艦娘よ!

 

まず駆逐艦から見ていこう。

 

「わー、美味しい!本場の味ってやつだね!」

 

睦月がどんどん食べ進めていく。

 

「替え玉ちょうだい!やわめで!」

 

「あいよー」

 

3玉くらいか。

 

結構食べたな。

 

軽巡その他。

 

あきつ丸もここに含まれる。

 

「おおう、明太子の辛さが濃厚な豚骨スープに絡んで……。そしてこのスープ!本場の味を踏襲しながらも嫌な臭みが全くないでありますな!」

 

そして謎の食レポ。

 

「おまけにトッピングも無制限で飽きがこない!角煮がとろけて脂の甘みが口の中にひろがるでありますぅ!」

 

ズズーっと麺を啜るあきつ丸。幸せそうだ。

 

二十分で8玉くらい平らげていた。その上、角煮が気に入ったらしく、角煮も六個食べていた。

 

そして軽空母重巡。

 

「ズズーっ」

 

おおう、食うねえ、利根。

 

小さい体につるっと入る。

 

「もぐ、もぐもぐ、んん、チャーシュー美味っ!」

 

美味そうに食うなあ。

 

「はふはふ、あっつ、美味っ」

 

かなり食ってるな、20は行ったか。

 

「このトッピングの紅生姜が憎いのう!酸味がアクセントになって美味いのじゃ!」

 

最終成績25玉。三十分程だから、ペースもかなり早い。

 

そして、空母戦艦。

 

「ズルズルーッ!!!」

 

おお、凄え。

 

グラーフが凄い勢いで麺を啜っている。

 

「替え玉ハリガネお代わりだ!!!」

 

豚骨ハリガネお代わりだだだだだ、と。

 

めっちゃ食うな。

 

スープを注ぎ足しつつ、340玉。三十キロそこらか。まあまあ食うなー。

 

その上でチャーシューも一個、一枚じゃないぞ、一個だ。それと角煮も六十程、キクラゲボウル一杯分とメンマ、ネギ、そして卵四十個。ニンニクもがっつり入れていた。

 

更にビールも飲んでた。

 

グラーフも割と飲む方だ。

 

俺もビールをお供に350玉くらい食べた。チャーシュー二個と角煮百程。卵明太子なども百くらい。適量適量。

 

 

 

さあ、三日目。

 

「三日目はやはり……、カレーだ!!!」

 

海軍といえばカレー、カレーといえば海軍。

 

甘口から激辛まで。トッピングはご自由に。

 

市販のカレールーより美味いカレーを作るのは難しいとだけ言っておこう。

 

市販のカレールーはね、あれって研究されて完璧な配合になってる訳で。

 

まあ俺もある程度は料理を極めた身、市販のカレールーより美味いスパイスの配合なんて訳ない。

 

そして今回作ったのは、厨房組と研究の末作り出した、黒井鎮守府スペシャルカレー。レシピは秘密だ。

 

これを、大鍋数百個単位で作った。

 

さあ、おあがりよ!

 

まずは駆逐艦!

 

ご飯一合にカレーをかけて食うッ!!!

 

一合は350グラム、大盛りだ。それにカレーをかける訳だから、結構な量になる。

 

更にその上、トッピングをする訳だから……、成人男性がお腹いっぱいになるくらいの量だ!!

 

暁はカレーにハンバーグをトッピングしたようだ。

 

「ハンバーグ美味しい!毎週金曜はカレーの日だけど、色んなトッピングがあって飽きないのよね!」

 

そして勿論甘口。

 

黒井鎮守府の甘口は本当に甘い。小学校のカレーが如く甘い。小辛で辛さ控えめ、中辛で普通。辛口で、まあ、ちょっと辛いくらいだ。激辛からは、何というか、とても辛い。激辛の上は超激辛、超超激辛と続く。

 

そもそも辛さを口で説明することは出来ないよね。まあ、ココイチで例えると10辛くらいまでは要求に応えられるよ、ってことで。

 

俺は辛いの結構平気。

 

他の子はどうだ?

 

軽巡その他には三合出した。

 

ゴーヤは、と。

 

「目玉焼きとソーセージが合うでち!」

 

色々とトッピングを試しながら中辛でカレーを食う!

 

「んー!鎮守府のカレーは最高でち!多くの艦娘の記憶から作られた海軍カレーを厳選して、皆んなが納得する奇跡の味を作り出したっ!正に奇跡のカレーでち!!!」

 

確かにな。それぞれ秘伝のレシピを持つ艦娘達全員に完璧に美味しいと言わせるカレー作りは難航した。

 

しかし、厨房組とのたゆまぬ努力の結果、最高のカレーができたと思う。

 

トッピングも色々、こだわってるしな。

 

結局ゴーヤは3皿食べた。

 

さて軽空母重巡。

 

五合だ。

 

飛鷹はほうれん草や揚げナス、蒸しさつまいも、オニオンリング、レンコンチップスなどをトッピング。

 

「んー!カレーとお野菜、よく合うわ!」

 

カレーをたっぷりつけた、揚げたてサクサクオニオンリングに齧り付く。

 

「んんんんんー!おーいしー!!」

 

頬を押さえて美味しさを噛み締める飛鷹。

 

そのままご飯を一口二口、そして、

 

「やっぱりカレーには牛乳よね!」

 

牛乳で口内をリセットする!

 

辛口の辛味が洗い流された後、すかさずご飯を口に運ぶ。箸休めにトッピングの野菜を齧る。

 

その無限ループで十合つまり一升、平らげた。

 

一時間程だ。

 

そして最後は空母戦艦。

 

「辛いッ!美味いッ!止まらんッ!!!」

 

超激辛のカレーを頬張る武蔵。

 

直径30センチ程の皿に山盛り十合、3.5キロのご飯に超激辛カレー、そしてサクサクメンチコロッケチキンカツトンカツ全部のせ。

 

カロリーの暴力をガンガン食らう。

 

「このカツがまた……!サクサクの衣に超激辛のカレーをつけて齧り付けば……!うん、うーまーいーぞー!!!」

 

大阪城を破壊しそうなリアクションだ。

 

十升くらい、一時間半で食べた。各種カツは30個くらい。

 

俺は八升ほど、辛口で、カツも60個くらい。その他トッピングも5キロ程。

 

カレーは飲み物。

 

 

 

「さて、優勝者は……」

 

大食い部門、赤城!

 

早食い部門、武蔵!

 

また、艦種別だと。

 

駆逐艦部門、嵐。

 

軽巡その他部門、天龍。

 

軽空母重巡部門、足柄。

 

空母戦艦部門、赤城。

 

まあ、概ね予想通りだ。

 

赤城は無尽蔵に食う。

 

武蔵は丸呑みしてんのかってほど早い。

 

でもまあ、美味しかったとのことで、良かったよ。

 

各員にはトロフィーを作って渡した。

 

喜んでた。

 

うーん。

 

何やってんだろうな俺ら。

 




駆逐艦
普通の成人男性くらい食べる。

軽巡その他
肉体労働者の男性、水泳選手並に食べる。

重巡
相撲部屋から大食い選手並。

戦艦空母
少年漫画の主人公並。

旅人
下手したら黒井鎮守府一番の大飯食らい。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。