旅人提督の世界征服までの道程   作:ハードオン

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一応免許は持ってるけど、車乗れません。

仮免で道路逆走して落ちたことあります。

あ、活動報告に設定集上げました。


290話 黒井鎮守府猛レース 後編

「さあ始まりました楽しい楽しい黒井鎮守府猛レース大会!解説はこの俺、旅人こと新台真央がやらせていただきます!よろしくどーぞ!」

 

『旅人の妹の新台花凛だ。アメリカから通信用ドローンで見てるぞ。このレースの技術部を提供している。よろしくどうぞ』

 

さて、と言う訳で。

 

レースだ。

 

レースですよ。

 

某動画サイトで生放送しつつ、レースなのだ。

 

「かーぜに、なりーたいー」

 

皆んなには決して諦めずにウィニングランしていただきたい。レッツエンドゴー。

 

いや、レッツゴーレッツゴーレッツエンドゴーの方が有名か。

 

「さて、トップは島風、サイバスター。次点で菊月、ホワイトグリント」

 

俺はウイスキーで喉を潤しつつ、実況する。

 

『この調子なら私が一番ね!だって速いもん!!』

 

甘いぞ遊戯!!

 

いや、島風!!

 

速いだけではクリアできんのがこの黒井鎮守府猛レース大会よ!!

 

『って、何あれぇ?!』

 

「はい、解説しましょう!あれは!俺が夜なべして作ったプラモデルに、某ケロン人提供の万能兵器化飲料をぶっかけたもの!つまり!」

 

ガンダムバエルの群れです。

 

草バエル。

 

『そんなのありー?!』

 

「はーっはっは、知らん知らん!簡単にはゴールさせないもんね!」

 

こう言う催し物は思いっきり遊ぶべきだと俺は思う。

 

派手に行こうか。

 

『ううう、もー!ディスカッター!!!』

 

剣を抜く島風のサイバスター。

 

続く菊月も。

 

『うおっ?!何だあれは?進行妨害か?……ならば倒す他あるまい!』

 

三日月のガンダムバルバトスルプスレクスも。

 

『……蹴散らします』

 

中には。

 

『えー?!無理無理、相手してらんないよー!と言う訳で、お先にっ!!』

 

タゲを他人に擦りつけて、先行する鈴谷のオーガス。

 

『あっ、鈴谷!!』

 

『待てっ!!』

 

そして予告通り音速で空をかっ飛ぶクラシックカー、とデモンベイン。

 

白露型だ。

 

『島風は速いからね、少しばかり妨害させてもらおうか。……マダラスの笛ッ!!!』

 

『きゃっ?!羽がっ?!!』

 

秘儀の発動により召喚された大蛇が島風のサイバスターの羽を傷つける。これで島風一強から勝負は分からなくなってきた。

 

『それじゃあ、お先に』

 

飛んでいくクラシックカーとデモンベイン。

 

『ぐぬぬぬぬ!後で覚えてなさい、時雨!』

 

『ははは、怖いな。僕はルールに従って行動しているだけなんだけどね』

 

 

 

さあ、第二関門。

 

俺が用意したのは……。

 

「俺が手塩にかけて育てた……!」

 

巨大エロ触手の群れだァーーー!!!

 

……しっかし、ロボにエロ触手嗾けてもなあ。

 

俺は別に。

 

特殊性癖の人は喜ぶんじゃない?

 

世の中にはモビルスーツで射精する人もいるらしいし。

 

『うへえ、気持ち悪っ!』

 

嫌悪感を露わにする霞。

 

乗機はアバレンオー。

 

ドリルとクローでエロ触手を千切るわ抉るわ。

 

名前に違わぬ暴れっぷりだ。

 

『こんなもの、空を飛べば……』

 

空中に逃げようとする菊月。

 

しかし。

 

『ぐおっ、脚を掴まれ……、うおおおお?!!』

 

引き摺り下ろされる。

 

『クソ、ならば、これだっ!アサルトアーマー!!』

 

アサルトアーマー……、ホワイトグリントの周囲に展開されているプライマルアーマーと言うバリアフィールドを攻勢展開、周囲を薙ぎ払う機構だ。

 

『ふう、行くぞ』

 

しかし、その代償として、一時的にプライマルアーマーが消えるのだ。

 

つまり。

 

『隙ありっ!ブロウクンファントム!!』

 

『ぐおっ、しまった?!!』

 

バリアがなくなる。

 

『クソっ、ブースターを……!よくも!!』

 

『油断したなぁ、白いの!このガングートのガオファイガー、先行させてもらうぞ!!』

 

ブースターを吹かすガングート。

 

『ヨグ=ソトースのこぶし!!!』

 

『ぐああ!!!』

 

海風にブースターを破壊されるガングート。

 

いやー、勝負は分からなくなってきた。本当に分からん。

 

ジャガーくらい分からん。

 

 

 

第三関門、四脚スナイパーACの群れだ。

 

「狙撃を回避しながら進むのじゃー」

 

のじゃのじゃー。ってな。

 

初春あたりにユーチューバーやらせるか?

 

リアル和風のじゃロリユーチューバー娘さんだぞ。

 

これは行ける。

 

さて、レースはどうなってるかな?

 

『狙撃ですか』

 

滅茶苦茶な機動で回避する三日月。

 

『効かないねっ!!!』

 

不規則な動きで回避、防御しつつ飛行する木曾。乗機はブラックゲッター。

 

『危ないですわねっ!』

 

華麗に回避する熊野。因みに乗機はオーガスII。

 

『効かないもんねー』

 

『流石です北上さん!』

 

大井と北上はガンバスター。防御力でゴリ押し。

 

皆んな頑張れー。

 

『ううー、私の前を走らないでっ!』

 

島風のサイバスターが剣を振り回す。

 

『チッ、駆逐艦はこれだから。ウザいなあ』

 

『北上さん、バスタートマホークです!』

 

『うんっ!行くよ大井っち!』

 

『『やああああっ!!!』』

 

おー、戦ってる戦ってる。

 

 

 

さあ、第四関門。

 

『な、何だ?!』

 

『あれ?スピードが……』

 

「ふはは、ここでは特別なルールがある!!」

 

『『『『特別なルール?』』』』

 

さあ、スペシャルアドバイザー、幸子カモンッ!!

 

「フフーン!どうもどうも!世界一可愛いボクでーす!」

 

『は?』

 

『何やこいつ』

 

『早く説明して』

 

イライラの艦娘達。

 

「わ、分かりました。ここはですね、カワイイものしかスピードを出せない空間なのですよ!」

 

『『『『は?』』』』

 

「世界一可愛いボクが、皆さんの機体を鑑定して、カワイイ機体だけがスピードを出せると言う設定です!」

 

設定とか言うなや幸子ォ!!

 

「とりあえずその黒いドクロのロボットはダメですね!とても女の子のチョイスとは思えません!」

 

『えっ?』

 

『うわっ、速度が?!』

 

古鷹アンド加古のマジンカイザーsklはスピードを失った。

 

幸子鑑定のお眼鏡にかなわなかったようだ。

 

「黒いクラシックカーはまあまあセンスありますね!カワイイかって言うと微妙なところですけど」

 

『よし』

 

『それなりですね』

 

『うん』

 

白露型のクラシックカーはまあまあの速度が出た。

 

「パラス・アテネ!黄緑がカワイイです!形はちょっと虫みたいで嫌ですけど」

 

『うん、上々ね』

 

サラのパラス・アテネもそれなりだ。

 

「ウイングガンダムゼロカスタム!!天使みたいで綺麗です!行ってよし!!」

 

『やったわ!』

 

五十鈴のウイングガンダムゼロカスタムは加速した。

 

「ガンダムローズ、中々にエレガントな感じですね!」

 

『よしっ!』

 

暁のガンダムローズも加速。

 

さあ、どうなる……?

 

 

 

数百キロのデッドヒート、その勝負の行方は……?!

 




旅人
実況。


解説。

誰が一位になって、旅人に何でも言うことを聞いてもらえる券をゲットしたのか!読者の皆様に決めていただきましょう!

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