旅人提督の世界征服までの道程   作:ハードオン

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ちょっと皆さんに分かって欲しい性癖があるんです。

その名も、「女の子の料理床にぶちまけたい欲」です。

分かりますかね、こう、女の子が一生懸命作って来てくれたお弁当を、その手を払いのけて地面にぶちまけたいと言う欲求。

それで女の子はまず、払いのけられて、「あ、ご、ごめんね、嫌いなものでも、入ってた?」ってなって、そして段々と押し寄せる悲しみに耐えられなくなって、涙声で「ごめんね、ごめんね」って謝り続けるんですよ。

違うんですよ、女の子を悲しめたくなんてない。でも絶望に打ちひしがれるその顔が一番可愛いんだ。(支離滅裂な思考・発言)


294話 悪質なパクリでは?

俺、大淀、明石がいる、執務室から話は始まる。

 

「黒井鎮守府、目安箱〜」

 

「悪質なパクリでは」

 

バレなきゃヘーキよ、ヘーキ。

 

「え?これは私……、頭巾とか用意した方が?長門さんや赤城さん、島風ちゃんも呼びましょうか?」

 

「私も包帯巻いた方がよろしいでしょうか?」

 

「いや駄目だ、そこまでパクったらKAD◯KAWAに怒られるやもしれん」

 

「そろそろ各方面から怒られてもおかしくないですよね……」

 

「俺達はもう、そういう路線でやっていく方針だから」

 

邪道を往く。

 

「さあて、そんな訳で、見ていこうか……」

 

『提督が私を陵辱レイプしてくれません、どうすれば良いでしょうか?(大淀)』

 

俺は無言でお便りをゴミ箱へ捨てた。

 

「どうしました、提督?」

 

「いや、ちょっと……」

 

「あ!これ私のお便りじゃないですか!捨てるなんて酷いです!」

 

「問題外だったから……」

 

「私を思いっきり露出調教陵辱するだけなのに、何を躊躇っているので?」

 

「せめて普通にエッチしない?何でそんな酷いプレイを」

 

「しゅみです」

 

趣味か……。

 

さて、こっちは?

 

『夕張ちゃんも呼んで3Pなんてどうでしょうか?(明石)』

 

「まあどうもこうもないよね」

 

ゴミ箱行き。

 

「あ、これ、私の!何でゴミ箱行きなんですか?!」

 

「自分の胸に手を当てて考えてごらん」

 

「分かりました!……あっ❤︎」

 

揉めとは言ってないんだがね!!!

 

「気を取り直して次だ」

 

『提督と二人でベットの上でやる格闘技をしたいな。良い汗をかこうじゃないか!(武蔵)』

 

んんー、プロレスごっこかなー?

 

『p.s.勿論セッ◯スのことだぞ』

 

クソが。

 

これもゴミ箱行き、と。

 

次だ。

 

『提督と思いっきりハメ撮りして、海外のアダルトサイトに動画を投稿してみたいです❤︎(鹿島)』

 

駄目に決まってる。

 

ゴミ箱行き。

 

次だ。

 

『ケッコンして大分経つのに、初夜はまだなのかしら?(如月)』

 

ませたロリ娘め、十年早い。

 

ゴミ箱行き。

 

セッ◯スしろ、青姦しろ、調教SMプレイしろ……。

 

「君達はそんなんばっかか!!!」

 

「ええっ、お、怒らないで下さい!どうしたんですか?」

 

「どうもこうもないわ!君達は何を考えているんだ!!」

 

「主に性的なことを考えております!」

 

「分かってた!分かってたけどね!!」

 

畜生、駄目だこの子達は。

 

「まともなお便り、まともなお便り……」

 

『ゴーヤでち。いい加減ろーちゃんにでっちって呼ぶのやめさせてほしいでち。(ゴーヤ)』

 

あった!

 

なるほど、あだ名の変更か……。

 

「よし分かった、行こうか」

 

 

 

「と、言う訳で、でっち呼ばわりはやめようね!」

 

「え?でっちはでっちだよ?」

 

「彼女はでっちではない(無言の腹撫で)」

 

「うきゃー!」

 

わさわさわさわさ。

 

どしたのわさわさ。

 

腹を撫でる。

 

ろーちゃんを膝に乗せ、腹を撫でながら話す。

 

「いいかろーちゃん、でっちというのはな、日本では、丁稚……、つまり弟子や平社員のことを指すんだよ。あまりいい言葉じゃないんだ」

 

「?、ふぁ、あん❤︎」

 

「雑用や使い走りをした存在のことだから、人の呼び名としてはあまり良いものではないよね」

 

「ああっ❤︎イくっ❤︎」

 

「だから今後は、そういう呼び方を控えるようにして欲しいんだ、分かるかい?」

 

「あ、ああっ、駄目っ❤︎イってるのに❤︎」

 

いや、駄目じゃなくて。

 

「ここは俺の顔に免じてさ、どうか頼めないかな?」

 

「イぃ〜ッ?!!!ああああっ❤︎❤︎❤︎」

 

良いの?

 

良かった。

 

「……あの、提督」

 

「何だ大淀」

 

「言いづらいのですが、ろーちゃんは気絶しています」

 

え?

 

「お、おおっ?!何でだ?!」

 

「提督の見事なポルチオマッサージによるものかと」

 

「俺はそんなことしてないぞう!」

 

「いえ、恐らくは無意識下なのでしょうが、下腹部を触っていました。瞬時にポルチオを開発されたろーちゃんは、キャパオーバーの快楽により、気を失った、ということです」

 

「なんてことだ……」

 

無意識って怖い。

 

今じゃ無意識に性感帯の開発をしてしまうのか俺。

 

ってか、これ、どれもこれもスキンシップ=セクハラにさせた艦娘に責任があるんじゃ……。い、いや、やめておこう、俺が悪いんだ。

 

 

 

初の依頼は失敗してしまった。

 

「次こそは、次こそは……」

 

熱く燃え上がる俺。

 

次こそは失敗しないぞ。

 

「はいお便りドン」

 

『アイヌ料理が食べたいです。(神威)』

 

「なるほど」

 

ん?そういや何でアイヌなんだ?名前が神威だから?

 

君、アメリカ出身じゃ……。

 

いや、やめておこう、この辺の事情を突くのは良くない。藪蛇だ。

 

「どうするんですか?」

 

「作るよ」

 

「ではまず材料が必要ですね。本格的なものを、となると、やはり北海道に飛ぶ必要が?」

 

「あるねー」

 

「私も手伝いますよー!ゴールデンカムイ読んだので大丈夫です!」

 

と、明石。

 

「ははは、心強い。じゃあ、北海道に飛ぼうか」

 

帰還の巻物、北海道へ飛ぶ。

 

「さて、熊数匹鹿十匹ってとこか」

 

「では私のギークガンで!!」

 

「威力過多だねー」

 

俺がハンターボウを取り出す。

 

「では、私達は何をすれば?」

 

大淀が問う。

 

「見てて。何にもやんなくていいから」

 

「「はい!」」

 

さてと……。

 

一時間後、目標数を狩り終えた俺は、鎮守府に帰還し……。

 

「今日のお昼ご飯は〜、っと、アイヌ料理?……何で?」

 

「鮭のチタタプって何?」

 

「オハウとは?」

 

作った。

 

「何でアイヌ料理なんて作れるんですか?」

 

「ああ、昔ちょっとな」

 

色々とな。

 

「え!今日はアイヌ料理なんですか!エヤイコプンテク!嬉しいです!」

 

喜ぶ神威。

 

うん、成功だな!

 

 

 

さあ、次のお便りは……?

 

『強者との戦いを楽しみたいであります。(あきつ丸)』

 

「ワァーオ、バイオレンスー」

 

怖いなー。

 

「あ、でも、気持ちはわかります。無性に戦いたい時ってありますし」

 

えぇ、怖っ。

 

「私達は兵器ですからね、戦いたい時があるんですよ」

 

「私もよくストレス発散代わりに出撃してます」

 

そんな健康法みたいな……。

 

兎に角、戦いか。

 

最近、新大陸でイビルジョーが発見されたらしいし、連れてってやるか。

 

「あきつ丸ー」

 

「はい」

 

「ちょっとおいでー」

 

「はい!」

 

さて、転移、と。

 

「クエストを受注してと」

 

「あの、どこへ?」

 

「君の望む戦いになるかどうかは分からないが……、たまにはハンティングなんてどうだい?」

 

「おお、良いでありますな」

 

狩場にて。

 

『ギャオオオオオオ!!!!』

 

「ほう、良きかな、であります……」

 

『ガァアウ!!!!』

 

「ふっ!」

 

『シィィ!!!』

 

「おお、避けるでありますか!勘のいい!!」

 

割と接戦か。

 

いや、あきつ丸が加減してるなこりゃ。

 

戦いを楽しむために手を抜いていやがる。

 

更木剣八みたいな戦い方しよってからに。

 

「ではもう一段上げるでありますよ」

 

『ギガァッ?!!!』

 

イビルジョーの身体に槍の傷痕が走る。

 

『ガァァァ!!!!』

 

「おお、お怒りでありますか?」

 

『ガガガァ!!!』

 

「では、そろそろお開きにするであります」

 

『ガギッ?!!!』

 

「死ね」

 

『ガ、ア……』

 

たっぷり三十分かけて嬲り殺しにしたあきつ丸。

 

闘牛のような魅せプレイを見せてくれた。

 

「楽しめたか、あきつ丸」

 

「はい、中々でありますな」

 

まあ、ストレス発散になったなら、いいんじゃない?

 

 

 

「いやー、中々に解決できたんじゃない?」

 

「ええ、提督のご活躍、素晴らしかったです!艦娘の悩みを解決しようと尽力して下さり、ありがとうございます!」

 

ふふふ、美女から感謝されるのは嬉しい。

 

いいことしたなー!

 

「ですが、まだまだお便りは残っていますよ!」

 

「いや、それはゴミ」

 

「残っていますよ!」

 

「捨てたんだって」

 

「残っていますよ!」

 

だから、八割はセッ◯ス関連だったから!!!

 

 

 

聞けないお願いも、あるのだ。

 




艦娘
基本的に脳内ピンク。

旅人
艦娘の要望は基本聞く。

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