でも、そんなに長くはなりません。
十話以内に終わらせます。
「おぉお」
うぉおぉお。
「どうです?」
「かわええ」
「やりました!」
明石がケモい。
獣人化してる。
因みに兎。
うさ耳。
肉球。
良きかな。
「今度は何したの?」
「はい!白露型のデータを借りて、黒井鎮守府に艦娘が人外化する怪電波を放ちました」
「皆んなの許可とかって」
「ないです」
ないのかー。
「あのね、明石。何かやるときは皆んなから許可をもらおうねってあれほどイワナ、書かなかった?」
「そんなこと言いましたっけ」
「言ったなあ」
「まあ、良いじゃないですか。告知しない方が面白いですよ」
面白いのはそうだろうけど。
「副作用とかは?」
「(知ら)ないです」
ンモー。
君はあれだな?パルプンテを嬉々として使うタイプだな?
「まあ、良いじゃないですか。面白いですし」
面白い試みではあるけど。
「副作用があるかどうか分からないのはちょっと」
「平気ですって。これ、一回自分で試してますから。入渠したら治ることが確認できてますから」
また危ない真似を……。
「戻らなかったらどうするんだよ全くもう」
「その時はその時ですよ。臨機応変にやります」
「あのねぇ、明石。俺は君が本当に大事なのよ。あまり心配をかけさせないでね?」
「んもぅ!提督優しい!大好き!」
もふっと抱きついてくる明石。
「誤魔化されないぞー」
「むー」
「むー、じゃないよ全く。危ないことはやめなさいとあれほど」
「出撃している時点で危ないも何もないですよ」
「そりゃそうだが……、自ら危険に突っ込んでいくこともないだろ。君が苦しい思いをすると俺も辛い」
「……提督って、なんだかんだ言っても、ただ甘やかすだけじゃなくって叱る時は叱ってくれますよね。私、そういうところ好きですよ」
「それじゃあ言うこと聞いてくれると助かるなあ」
「それとこれとは別ですよー!さあ、提督!人外化艦娘を楽しんできて下さい!」
「……取り敢えず、そうさせてもらうよ」
大淀ー。
「大淀、おおぉ」
「はい?」
「エルフか」
「何がですか?」
「耳」
「耳……?あ、あら?何これ?!伸びてる?!!」
「明石が」
「あ、はい、分かりました明石さんが何かしたんですね」
話が早い。
「大淀はエルフかあ」
あまり変化はないな。
「元々、大淀は優しげな美人さんだからなあ。ちょっと凛々しくなったように見えるくらいかな?」
「もう、美人さんだなんて❤︎」
「本当のことだよー」
「照れちゃいますよー❤︎」
………………。
「耳、触って良い?」
「はい、どうぞ?」
触り。
「あんっ」
「えっ、何?気持ちいいの?」
「結構気持ちいいですね。元々、耳が敏感なんで」
あっ、そっかあ。
うん……、この耳、軟骨だな。
コリコリしてる。
………………。
「はむっ」
「ひぃあぁ❤︎❤︎❤︎」
「気持ちいいの?」
「さいこうれしゅ❤︎」
ふーん。
大淀を弄んだ。
エルフらしき種族に会ったことは何度かあるし、耳を触らせてもらったこともあるが、大淀の身体はまた違った良さがある。
ん?
「たたた、大変です司令官!」
吹雪はーっと。
「私、猫ちゃんになっちゃいました!!」
ネ コ ミ ミ。
good。
「そっかー、猫ちゃんになっちゃったかー、可愛いなー」
「いやいや!大変なことですよ?!」
「いや、これは明石が」
「あっはい分かりました」
明石の名前で納得するんだな、皆んな。
「何で私は猫ちゃんになったんでしょう?」
「ランダムらしいよ?」
「うーん、ってことは、普段の私が猫ちゃんみたいってことはないんですね?」
「そうだね」
「そうですよね!私はどちらかと言えばわんちゃんですよね!」
あー?
「そう、だねえ、どちらかと言えば犬かな」
「そうですそうです!私、司令官の犬ですし!」
ん?
「それはなんかちょっと違くない?」
「いえいえ、艦娘は皆、司令官の愛玩動物兼猟犬ですよー」
「あくまで立場は対等だよ」
「そんな!私達艦娘の方が下なんです!部下なんですからね!」
「俺はそんな風に思ったことないなあ。皆んな恋人だと思ってるよ」
「こ、恋人だなんて❤︎えへへ、照れちゃいます❤︎」
さて。
「吹雪にゃーん」
「やぁん❤︎」
もふもふ!
もふもふもふん!
ふもっふ!
たのちい。
いやあ、イイゾー、これ。
もふもふと化した吹雪にゃんをモフる。
「ほら、吹雪ー、舌出してー」
「はい、んあー」
おー、舌も猫みたいにザラザラ。
「はむ」
「ーーーっ❤︎❤︎❤︎」
舌を舐める。
ザラザラだーい。
すると、吹雪はもふもふの腕を俺の後ろに回して抱きついてきた。
「しゅごいでしゅ❤︎いまぁ、ベロがぁ、敏感でぇ❤︎キスぅ、感じちゃいますぅ❤︎❤︎❤︎」
もふった。
良い。
いやー、良い。
……ん?
「司令!」
「雪風……?」
どこだ?
「下です!」
「……うぉおう」
妖精さんになってる!
「妖精さんになっちゃいました!」
成る程、これはこれで。
「可愛いぞ雪風」
「ありがとうございます!……でも、どうしてこんなことに?」
「明石が」
「はい、分かりました!」
凄えよな本当にもう。
この鎮守府での騒動の半分は明石の仕業だと囁かれているが、嘘じゃないね。
「妖精、か」
「どうしました?」
「1s以上の重さのものは装備できないが、各耐性が優秀」
「?」
「因みにノースティリスのあいつはジューアな」
「?」
「あー、えーと、雪風可愛いー!」
「うきゃー!」
「しかしリョナラーに見つかれば酷い目に遭わされてしまう……。妖精さんは隠れててねー」
「そーなんですか?」
「俺の知り合いに妖精ってかエルフがいるんだけど、そいつは相棒と出会うまでは、悪い人たちにナイフ投げの標的にされてたよ。名前はパックってんだけど」
「次は誰かな?誰かな?」
「アカシィー!!!今回ばかりは許さんぞおおお!!!お、あ、Admiral?!!」
「アーーークちゃまではあーりませんかぁ」
「や、やだっ、み、見ないでくれ!頼む!」
アークロイヤルは。
「こ、こんなの生き恥だ!!」
ケンタウロス化してた。
ふーむ、これはこれで。
「アーク」
「見ないでくれぇ、醜い私を見ないでくれぇ……」
「ちょっと、乗っていい?」
乗りたい。
「な、わ、私を馬扱いするのか……?」
「駄目?」
「しょ、しょうがないな、ちょっとだけだぞ」
わーい。
「じゃあこの轡を噛んでねー」
「むぐっ、な、なんという……!だ、だが、貴方になら牛馬のように扱われるのも悪くないっ❤︎」
ははは、ナイスジョーク。
「ハイヤァッ!!!」
「むぐぐーっ❤︎❤︎❤︎」
………………
…………
……
「はい、と言う訳でですね、データが取れましたからね、この人外化光線銃が完成しましてですね」
と、明石。
「おめでとう?」
「これを提督にズドン、と」
お?
「白い狼をベースに鱗の生えた触腕、蝙蝠と烏の羽、猛禽の目、二列の鮫の歯、棘の生えた爬虫類の尾……。平たく言って化け物ですね」
『人間だよ、俺は』
姿形なんて大した問題じゃねえよ。
「そうそう、それと、頼まれておいた異世界転移装置、できましたよ。実験も済ませました、正常に動作します。加えて、良さげな異世界も発見しましたよ」
『でかした』
さて、それじゃあ、次のイベントに備えようか。
大淀
真面目そうな顔しているがドスケベ。
吹雪
割とマゾい。
雪風
邪念はない。
アーク
女騎士。旅人にくっころされたいと思ってる。
旅人
化け物。