積みゲーのスパロボVとXと第三次Zとウィッチャー2と3、バイオショック2積んでますねぇ!!
個人的にフォールアウト76とスパイダーマンちょっとやりたい。
隻狼とデビルメイクライ5は買うしやる。
「うりうり〜」
「どうした足柄」
仕事明けのOLみたいなテンションで絡んできたな。
「どうだったの?」
「鈴谷との旅行かな?楽しかったよ」
「ふーん、やっぱり若い子が好き?」
「若いも何も艦娘って年齢とかあんまり関係ないでしょ」
「見た目の話よー、ほら、私なんておばさんでしょ?」
「は?」
どの辺が?
「このおっぱいの張りはお姉さんだねー」
「あんっ❤︎」
この感触は二十代のおっぱいだぞ?
こーんなおっぱいぶら下げといて何がおばさんだコラ。
「えー?でも、艦隊の皆んなはもっと若いでしょ?」
「若いってか、子供は多いよね」
駆逐艦や海防艦を若い女の子とカウントするのだろうか。あれは幼いって言わない?
「提督は小さい子が好きなんでしょ?」
「そんなこと一言も言ってないよね?」
人をロリコンみたいに言うのはNG。
「ぶっちゃけロリコンでしょ?」
「ちーがーいーまーすー!!ロリコンじゃないですー!!」
ロリもいけるってだけでロリコンではないんですー!
「本当?」
「本当だよもう……。で?足柄も旅したいと?」
「あら、良いの?」
「ああ、分かったよ……!連れてってやるよ!!連れてきゃ良いんだろ!!」
「あ、え?」
「どこに行こうかな〜?」
はいドン。
「THAILAND」
「タイね、初めて来るわ」
「因みに、初心者向け旅レギュだからね」
「何よそれ?」
「俺が!海外で!稼ぐ!!!(ビシバシスペシャル風)、説明ッ!!!」
説明した。
「成る程ねえ……。こんな感じかしら?」
すると、足柄は、目にも留まらぬ速さで通行人の懐をスリ、財布から紙幣を取って投げ捨てる。
「お上手、だけど、なるべく一般人からはとらないようにな?」
「ああ、大丈夫よ。今スったあいつ、ヤク中よ?指と指の間に注射痕があったわ。気持ちよくなるクスリを買う金があるなら、私にくれても良いでしょう?」
「やるね、足柄」
足柄は抜け目ないなー。
「足柄、タイはどうだい?」
「そうねー、私、仕事の都合でよく海外に行くけれど、発展途上国にはあまり行かないのよ」
ここで言う足柄の仕事は、要人の暗殺である。
「何で?」
「悪人ってね、大体、先進国の大きな都市にいるのよね」
「へー、そんなもんなの?」
「この前はロンドン、その前はニューヨーク、そのまた前は大阪で、そのまた前は……、ロサンゼルス、パリ、シカゴ、モスクワ、ってところかしら」
「おー、凄いね。世界を飛び回って楽しいでしょ?」
「まさか。妙高姉さんがクソ真面目だから、観光なんてする暇もないのよー?仕事中は碌に景色も見れないしー」
「はぁ、大変なんだねえ」
「そうよー、大変なのよー?だから今回は甘やかして?」
「もちろんだとも、おーよしよし」
「えへへぇ、提督大好きー!」
そっか、仕事大変なんだなー。
「アサシン教団でしょ?あいつら人手不足だから人使いが荒いんだよなぁ」
「分かるわー、あの人達、お金はしっかり払うけど、働かせ過ぎなのよねー」
「え?月にどれくらい休んでる?」
「流石に日曜は休んでいるけど、黒井鎮守府としての出撃と、暗殺者としての仕事があるから、……まあ、週に一日くらいかしらね」
「えー、働き過ぎじゃない?」
「でもほら、こうやってたまにバカンスとかあるから。積極的に旅行だ何だで連れ出してくれると、お休みが増えて嬉しいんだけど」
「そっかー、じゃあ、妙高型を積極的に遊びに連れてってやらなきゃなあ」
「こっちにもブランドものって結構あるのね。普通の服はかなり安いし」
「物価安いからねえ」
「じゃあこれ着て早速旅しましょうか!」
「おう、どこ行きたい?」
「そうねえ、さっきから黙ってたんだけど、この国クソ暑いわね!」
「ほんの40℃くらいだよ」
「ほんの?」
いやまあ、このくらいならヘーキでしょ。
「日焼けが怖いわー」
「でも、入渠すれば日焼けも元通りなんでしょ?」
「そうよー、艦娘って便利よねえ」
日焼けも損傷扱いで、入渠すれば治るらしい。凄いね。
「取り敢えずどこかのお店に入って……、どこに行くか話し合いましょう?」
「良いよ」
スタバへ。
「……スタバ、タイにもあるのね」
「あるよー?スタバは割とそこらへんにあるからね」
マックとかケンタッキーとかもそこらへんにあるぞ。
「って言うか、日本人多くないかしら」
「結構いるねえ」
「何しに来てるのかしらねー」
「風俗とかじゃない?」
「あー。提督もそういうの大好きだものね」
「さあ、何のことやら」
そして、そこらで買った観光ガイド本を広げながらどこに行くかを決める。
「やっぱり海じゃないかしら?」
「この辺は果物がめっちゃ美味いよ。マンゴーとか」
と、色々と話を。
「取り敢えず飯にしない?」
「良いわよー、どこが良いかしら?」
「そろそろ日が落ちてきて涼しくなってきたし、屋台で食べ歩きなんてどうだろうか」
「屋台!そうね、屋台が色々あったものね」
と言う訳で食べ歩き。
「あ、これ美味しいわね」
「ほら足柄、ビール飲もうぜ、飲める時間になったし」
「飲める時間って?」
「タイってさ、お酒を出して良い時間が決まってんのよね」
「え?何それ?」
「タイには、お酒を売ってもらえない時間と、売ってもらえない日があるんだよ」
「へー」
「午後五時くらいからは売ってもらえるから飲もう」
「ええ。……因みに、売ってもらえない日は何の日なの?」
「仏教に関係する日と、選挙の日かな」
「へー、そうなの。これ、タイのビール?……あ、結構美味しい」
屋台で飯を色々と食べる。
足柄も艦娘、更には重巡。
食事量は成人男性のそれを遥かに超える。
「パッタイ?って言うの?これ結構美味しいわ」
「お、良かった。こう言うこところの飯は受け付けないって人もいるからさあ」
「私、そんなにお高くとまってないわよー。にしても安いわねー、日本の屋台はもっと高いのに」
「まあねえ」
「んー、美味えなあこの辺の飯は。昔を思い出す」
「昔?」
「そうそう。今ほど強くもなくて、外国語も覚えてなくて、魔法もろくに使えなかった頃。バックパックと小銭でどうにかしたり、知り合いの家とか女の子の家に転がり込んでさー」
懐かしいなー。
「さて、それじゃあ、宿を探そうかねー。希望とかある?」
「安宿で良いわよ」
「んじゃ、適当なところを……」
さて、つづく、と。
足柄
見た目は二十代半ば。
旅人
二十代後半の年齢を維持しているが、若々しいので二十代半ばくらいに見える。