旅人提督の世界征服までの道程   作:ハードオン

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レッドデッドリデンプション2 、あまりにもストレスフル。

内容も登場人物が軒並みクズで辛い。



364話 艦娘探索者 その2

『川内 Age:17

STR:48

CON:54

POW:36

DEX:88

APP:18

SIZ:8

INT:13

EDU:18

 

HP:44

MP:78

SAN:540

装甲:7

 

回避

投擲

剣術

応急手当

鍵開け

隠す

隠れる

聞き耳

忍び歩き

追跡

登攀

目星

水泳

跳躍

変装

忍術』

 

「……ふーん?」

 

ステータス、ステータス……。

 

英語はさっぱり、だけど、多分これは私の能力を数値にしたもの、かな?

 

「そうだよ」

 

と、時雨。

 

「成る程ねぇ……」

 

各数値の説明を受けて、まあそんなものかなー、って納得した。

 

技能も……、確かに私はこれくらいならできる。

 

「けど、紙一枚にまとめられるのはなんかヤダなー」

 

 

 

「神通はどうだった?」

 

「ステータスですか?ええと、川内姉さんよりもSTRが高いですけど、DEXが低いですかね。技能は、『信用』や『剣術』、『居合』、『乗馬』、『制作:料理』、『芸術:能楽』、『歴史』、『説得』、『図書館』などがありますね」

 

へー。

 

「那珂は?」

 

「んー、那珂ちゃんは姉さん達みたいにステータスが高いわけじゃないみたい。あ、でもPOWは上かな。技能は『芸術:音楽』と『芸術:ダンス』、『芸術:エレキギター』、『特大剣』、『ナイフ』、『投擲』、『マシンガン』、『言いくるめ』くらいかなー」

 

うーん。

 

「なんか、こう、さあ……」

 

改めて、技能を見ると……。

 

「これ、何かと戦って来いってことかな?」

 

時雨(GM)は、そうだよ?と言って、私達三人を送り出した。

 

タイトルは……。

 

『手口村の悪意達』、だそうだ。

 

 

 

「……で?」

 

取り敢えず、その手口村に来たんだけど。

 

時雨(GM)は行けば分かるとしか言わないし。

 

こんな辺鄙な村に何があるのよー……。

 

「時雨ちゃんもあらかじめ資料とかくれれば良いのにねー」

 

那珂が言ってるけど、本当にその通りだよねえ。私はNINJAだけど、あらかじめ攻め込む先の前情報は欲しいよ。

 

「それなんですが……」

 

どうしたの神通。

 

「あらかじめ、手口村について、『図書館』で調べたんですよ。しかし、何も資料が見つからなかったのです」

 

「え、何それ?」

 

「『歴史』的な観点からも見てみましたが……、あそこには昔、富豪の別荘と小さな村がある、と小さく記述されているのみで、特に資料は何も」

 

うーん?

 

「怪しい、よね」

 

「怪しいですね」

 

「怪しいねー」

 

よし。

 

「私、偵察してくるね。二人は近くのバス停で待ってて」

 

「はい」「うん」

 

 

 

『忍び歩き』しつつも『隠れる』。

 

そうやって、村に侵入する。

 

村は、小さな商店、十数建の民家、畑、軽トラなんかがある小さな村だ。

 

少し先に、大きめの洋館らしきものが見える。あれが富豪の別荘かな?

 

……にしても、子供が多いような気がする。

 

百人近くの子供が……。

 

……いや、違う!

 

「「「「キシャァオオオ……」」」」

 

『目星』をつけて見れば簡単に分かる。あれは、人間じゃない!

 

形は子供だけど、目がなくて、両手のひらに鋭い牙が生えた口がある!

 

ってことは、それを見て何も言わない大人達もヤバいってことなのかな?

 

 

 

次は洋館を見てみる。

 

真正面からの侵入は流石にバレる、よね。

 

裏門から『登攀』して侵入。

 

んー、えーと、『目星』をつけてみたら、三階の窓が開いているのが分かった。

 

『跳躍』して、『登攀』して、窓から侵入。

 

『忍び歩き』しつつ『隠れる』と同時に、『聞き耳』を立てる。

 

……一階に三人、地下に一人。

 

その辺りは避けて、できるだけ情報を集めよう。

 

 

 

家探ししてから、二人の元へ戻る。

 

「瞳のない、手に口がある子供、ですか」

 

「うん。私の『知識』にはない化け物だった」

 

「これが別荘で盗んできた日記?」

 

「そう。軽く読んでみたけど、どうやら、『イゴローナク様』とか言う奴が関わっているみたい」

 

「聞いたことないね……」

 

うーん……。

 

「考えるのめんどくさいし……」

 

「そうですね……」

 

「そうだねー」

 

 

 

「「「皆殺しにしようか」」」

 

 

 

「「「艤装召喚」」」

 

そして、村に真正面から入る。

 

「あ、あの、何かご用ですか?」

 

男の人が話しかけてくる。

 

「勘違いなら謝るけど。貴方達、悪者なんじゃないの?」

 

「いえ、そんなことはありませんよ?」

 

「あの子供みたいな姿の化け物、危なくないの?」

 

「あれは……、この村では奇形の子供が生まれやすくてですね」

 

ふーん。

 

「じゃあ、イゴローナク様とかって言うのは?」

 

「………………どこで知った?」

 

「さっき、あそこの洋館に忍び込んだの」

 

「………………それを知られては、生きて帰すことはできないなぁ………………」

 

すると、男の首がゴロリと転げ落ちた。

 

男の身体はみるみるうちに膨れ上がり、両手のひらに口が現れる。

 

『シネ!!!』

 

村中の人間が同じような化け物の姿になり、子供の姿の化け物と共に襲いかかってきた!

 

「那珂ァ!!」

 

「はーい!タクティカルアームズ、『マシンガン』!!いっくよー!!」

 

那珂のタクティカルアームズがマシンガンに変形し、そこら中に弾丸をばら撒く。

 

これで相手の出鼻は挫けた。

 

「よし、攻めるよ!」

 

「はい!」「うん!」

 

『シネエ!!!』

 

相手の手のひらの『噛みつき』を『回避』して、手裏剣を『投擲』する!!

 

『グゥ?!!』

 

相手の大きなお腹に突き刺さって(2D6)怯ませた。

 

そこに神通が『居合』で胴体を斬り裂く。

 

『ガアッ?!!』

 

胴体が真っ二つ(2D10+ダメージボーナス3D6+10)になり、死んだ。

 

『バカナ?!!』

 

「余所見しちゃダメだよっ!アイドルの那珂ちゃんから目を離しちゃ……」

 

那珂が、『特大剣』に変形させたタクティカルアームズの、特大の質量を叩きつけるように振り抜く。

 

「ダメなんだからねっ!!!」

 

『ペギャ?!!』

 

袈裟斬りに斬られた(3D10+ダメージボーナス3D6+15)化け物は真っ二つになった後、グズグズの黒い油の塊のようなものになって消える。

 

騒ぎを聞きつけて、館の方からさらに沢山の化け物達が。

 

「「「かかってこい!!!」」」

 

 

 

十分後。

 

「これで、終わりっ!!」

 

『ギィヤァァァ!!!』

 

最後の化け物を両断した後。

 

『館からイゴローナクの手を回収してね』

 

と、時雨(GM)の声が。

 

「これかな?」

 

言われた通りに、口に手がついている腕の石像が館の地下室にあったので、それを回収。

 

仕事はこれで終わりかな?

 

出張かあ。

 

これも良い経験になった、かな?

 




川内型
戦闘向きではない。

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