ボコボコにした女の子が、処女を捧げるから助けて欲しいと必死に命乞いする姿が見たい。みっともなく泣き喚いて命乞いする女の子を優しく抱きしめて、そのまま丁寧にヤりたい。その後はペットとしてウチで飼いたい。
「んー、やっぱりほら、良いことをやるってさ、小さなことから始めるべきじゃん?」
「え?前回で終わりでは?」
大淀のツッコミ。
いや、まあ。
蛇足編ってことよォ……。
「ヘェァイ!スペシャルアドバイザー嵐ィッ」
オゥイェ。
「おう!」
小さな正義の味方、嵐ちゃんを呼んでおいたぜ!
嵐はねー、前回の偽善作戦で最も活躍してくれたスーパーヒーローだからねー。
スペシャルアドバイザーとしてお呼びしましたよー。
「黒井鎮守府は、前回、一斉に良いことをやったところ、七割の批判と二割の賞賛と一割の困惑、ってな感じだったヨ」
「そうなのか?」
「ソーナンス」
「……俺、頑張ったんだけどな。駄目、だったか?」
しゅんとする嵐。
「いやいやいや、嵐は頑張ったよ、よく出来てたよ!偉いねェー!!」
撫でぇ。
「でもほら、良いことってのはほら、小さなことからコツコツとやるもんじゃないかな?まあ一般論でね?」
「確かに……。ちょっと募金したりとか、そう言う小さな善意の積み重ねが、世界をより良くしていくものだよな!」
はーーー。
嵐はほんっとに偉いなぁ!!!
マジ天使。
「そうなんだよ、嵐は本当に人間ができているな、俺より真人間だ」
「そ、そんなことないって!もう……❤︎」
と、言う訳だ。
それだけじゃないぞ。
「今日は守子ちゃんにも来てもらってるからな!」
あ、因みにこれも労働時間に含まれるやつだから。ちゃんと給料出すよ。受付の仕事抜けてきてもらったんだからね。
「あ、はい」
「守子ちゃん、前回、黒井鎮守府は皆で良いことしまくった訳だけど」
「えっ?」
えっ?とは?
「え?したじゃん、良いこと」
「え?その、テロと連続殺人、傷害って聞きましたけど」
「ウッソだろ?!!ちゃんと良いことしたって!!」
「あの、ちゃんとニュース見ましたか?テレビでは謎のテロとして処理されていましたよ……?」
「クソマスゴミめっ!!あいつら碌なことしねーな!!!」
相変わらず報道ってのは腐ってやがるな。
「あ、あの、でも、黒井鎮守府が大暴れしたのは事実ですし……」
「むむむ……(横山三国志並感)」
それを言われると弱いのである。
「ほ、ほら!募金とかはどうですか?ユニ◯フとか、恵まれない子供達に……」
「ははは、守子ちゃんは純粋で可愛いね!」
「え?」
「募金がそのまま現地の恵まれない子供達に届くと本気で思ってる?」
あんなもん中抜き横領その上で『恵まれない子供達』の親の懐に入って、子供の元へは殆ど届かないのよね。
実際、アフリカの田舎の方とか行ったけど、本当に世界中から募金されてる?って感じの地獄だったよ。
「で、でも……」
「二百兆円くらいだっけ?覚えてないけど……、まあ、守子ちゃんが子供の頃から、募金してくださーいって言われてるよね、恵まれない子供達がー、って」
「そ、そんなに……?」
「まあほら、俺は説教とかするのもされるのも嫌いだからあんまり長々とは語らないけどさ……、避妊もしないで人口を増やして、子供を使い潰すように働かせて、支援されたものは上の人間が総取りする……、そんな社会をどう救うのか?誰を、どこまで、どれだけ救うのか?その辺りをちゃんと考えないと、募金なんて自己満足にしかならないよ」
「……はい」
いや、説教とかではないよ?
でも、実際にアフリカの田舎の方とか行くと、平気で子供が使い潰されてるし、働くように教えても子供にやらせたり、盗みとかそういうのも横行してるし。
長年旅してきたけど、救われるべき人間が救われないとか、その逆とか、色々あったよ。そもそも、救われるべき人間、と言うものを人間が決められるものなのかね?
「貧困って言っても、日本にもいるんだよ?ホームレスとか、その日暮らしもできないような人、いっぱいいるよ。日本人にもそんな人達がいるのに、アフリカの人を先に救わなきゃならないのかな」
「……そ、それは」
「まあその辺りは外交とか、外国に良い顔をする必要みたいなのもあるんだろうけどさ。守子ちゃんも見に行ってみる?孤児院とか、ドヤ街とか。割と地獄だよ」
「……すみません、軽率なことを言いました」
「あ、その、責めてないよ?!ご、ごめんね?!でもほら、ドヤ街とかも割と面白いとこあるからさ、今度連れてくよ!」
いやあ、その日暮らしで生きてる人も中々面白いよ?
驚異のクズ率がね!
まあ、俺も旅人でその日暮らし勢のクズだから。
社会に貢献しようって気がないのよねー。
さて。
「黒井鎮守府、ちょっと良いことしようぜキャンペーン!!!」
「またですか?」「構いませんけど」「提督が楽しんでるならそれで良いんじゃない?」
やりますかあ。
「良いか?劇的なことはやらなくて良い、ゴミ掃除とか、害虫駆除とか、小さなことからコツコツとやるんだ!では、解散!」
「「「「はい!」」」」
で。
『115:名無しさん
XXXX/XX/XX ID:◯◯◯◯◯◯
【悲報】黒井鎮守府、追い討ち
116:名無しさん
XXXX/XX/XX ID:◯◯◯◯◯◯
オイオイオイ
117:名無しさん
XXXX/XX/XX ID:◯◯◯◯◯◯
またお前らか』
非難轟々。
まただよ(笑)。
「はい反省会!!!今度は何をやった愛宕ォ!!!」
「私はー、川のゴミ拾いをしてきたわ」
うむ、それは偉い。
「で?この、全治七ヶ月のおっさんは何?どうして怪我人が?」
「ああ、そのおじさん、川にゴミを捨てたのよ。掃除してる横でゴミを捨てるものだから、イラっとしてつい、コツンと」
「コツンの威力じゃないよね?」
まあ良い、次だ。
「足柄!」
「はあい?表彰されちゃう?」
「残念ながら表彰はできないな……」
『野党政治家、不審死!』『親中派、親韓派議員、謎の失踪』『アブスターゴ日本支社、テロ組織により壊滅』……。
「俺は殺すなって言ったよね?言ったよね?ねえ?」
「ゴミ掃除よ?」
「はい?」
「(社会の)ゴミ掃除よ?」
あー、そうくるかぁ?!
次。
「睦月ちゃーん?」
「はーい?」
『◯◯組、壊滅!敵対組織との抗争か?』……。
「なーんでこんなに殺しちゃったのかなー?殺すなって言わなかったかなー?」
「んー、害虫駆除です!」
「え?」
「(社会の)害虫駆除です!」
んんんんんんんんん。
そう来たか?
「村雨ー?」
「なあに?」
『脱税議員、謎の発狂?』『ブラック企業社長、強度の精神障害?』『不良学生、精神崩壊?』
「確かに、殺しはしなかったね、うん」
「偉いでしょー?褒めて!」
「でもね、でもね、全員発狂してるんだわ!植物人間になってるんだわ!!!」
「?」
「殺さなきゃ何やっても良いとかじゃねーから!!!」
……さて。
「えー、諸君らのお陰で、黒井鎮守府の悪名がまた一つ増えました。反省するように!」
「「「「?」」」」
えぇ……、分かってないの?
俺はこの数年間、彼女達に一体何を教えてきたんだろうか……。
虚無りました、完敗です!
旅人
この数年間、艦娘達に色々なことを教えたはずなのに、倫理観がまるで育ってなくて草が生えた。