旅人提督の世界征服までの道程   作:ハードオン

383 / 593
毎回思うんだけどさ、俺、美人が豚みたいな気持ち悪い竿役にレイプされるエロ本じゃ抜けないのよね。

竿役が不細工なの本当に嫌です。

竿役は顔なしの眉毛だけとか、つーかイケメンにして欲しい。

イケメンにレイプされてるシーンなら、「まあイケメンやしなあ」って思えるけど、不細工なおっさんだと「まず視界に入るな」ってなる。なるのよ。

なので、基本的に俺の書いてるssの主人公はAPP18のイケメンです。

イケメンだから艦娘にセクハラしても絵面が汚れない(心は汚れてる)。


383話 規約変更によってこの話は消えるかもしれないです

「提督大変です!」

 

「どうした明石」

 

「白露型が謎の人体実験によりハートレスを創り出しました!」

 

あの子達は!!規約が変わったからと言って……。

 

「まあ時雨ちゃんなんてアンセムみたいなもんですし」

 

「おっそうだな」

 

言われてみればそうである。

 

「そうなると私はグミシップを作るしかありません。夕張ちゃんとチップとデールみたいなポジションに収まります」

 

そっか……。君らはディズニーの悪役ポジションだと思うが、君がそう思うならそうなんだろう。

 

「時雨は?」

 

「謎の時雨レポートを残して失踪しました」

 

ちくしょうあのリアルアンセムめ、厄介なことをしてくれやがる。そんなところも可愛いな、愛しているよ。

 

「他の白露型は?」

 

「各地に散りました」

 

「はー、XIII機関だろどうせ!」

 

分かってるよ、あの子達は黒幕ポジだ。

 

「誰がキーブレード持ってるの?」

 

「そのですね、そもそも、白露型が探究心の赴くまま、人の心の闇を具現化した化け物を作った訳で、対抗策にキーブレードとか勇者とかそういうのを用意してある訳ではないと思います」

 

ははーん?

 

そう来る?

 

「時雨ちゃんのことですから、モンスターを作って満足して、後は放置してたんじゃないんですかね」

 

「あり得るなあ」

 

「ここにある、断片的な時雨レポートを要約するとですね、『人間の精神を弄って遊んでたら化け物できちゃったんだけど、その化け物が逃げ出しちゃって増殖してるっぽいよ、ごめんねてへぺろ』みたいな感じですね」

 

ふむ、明石の手元にある時雨レポートを読んだ限りでは、確かに回りくどい書き方だが、研究の一環で人の精神を弄ってたら化け物ができて、それが逃げ出した、なお反省はしていない、ということが窺える。

 

おもむろにテレビをつける。

 

……『ご覧下さい!近日、世界各地に謎の黒いモンスターが……』

 

……『モンスターの出現により各国の流通が停滞しています。山手線、東海道線は大幅な遅延、羽田空港は運行を無期限停止……』

 

……『謎の黒いモンスターに襲われた人々が植物状態になる事件が相次いでいます、市民の皆様は外出を控え……』

 

……うん!

 

「やってくれた喃……(虎眼並感)」

 

 

 

取り敢えず緘口令を出す。

 

幸い、今回の事件の黒幕を知るのは元凶の白露型と明石と夕張、そして大淀だ。

 

世界規模で被害出てるからね、いかに白露型の管理がガバガバで不注意ヒューマンエラーであっても許されないことだよ。

 

まあそもそもヒューマンじゃないとか存在そのものがエラーとか色々な突っ込み正論は置いておこう。

 

今回の件はマジでやばいので誰にも言ってない。

 

まあ、世界は色々なことが起こるからね。

 

例えば、何十年か前の未確認生命体『グロンギ』の襲来や、悪の組織『テンプル騎士団』の暗躍、その他にも『ファンガイア』、『オルフェノク』、『ギャラクター』『シャドルー』『新しい血族』『真夜中のサーカス』『マルハーゲ帝国』『オルグ』『悪魔』『天使』『妖怪』……、挙げればキリのない邪悪が、世界を破壊しようとしてきた。

 

あれ?おかしいな、どれも俺が戦う羽目になった記憶があるぞ?

 

……いや、まあ、それはいいとして。このように、今までにいろんな奴らが世界を破壊しようとしてきたからね、今回のハートレスの件も、黙っていれば俺達の仕業とはバレないだろうさ。

 

俺も責任取ったりしたくないしね。

 

勘がいい艦娘は誰の仕業か気付いている節があるので、その子達にも緘口令。艦これだけに(激寒)。

 

バレたらマジで世界中から袋叩きにされちゃうからね、黙っておこう。墓の中まで持っていく秘密のコレクションが増えたよ!やったね旅人ちゃん!

 

「まあ黒井鎮守府はね、ディスティニーアイランドみたいなもんだからね」

 

「どちらかと言うとホロウバスティオンですよ」

 

そっか。

 

大淀に突っ込まれながらも俺は頭を捻る。

 

ハートレスにやられたら心が持ってかれる、それは原作通りだ。

 

時雨レポートを読む限りでは、ハートレスは人の心の闇から生まれたモンスターらしい。

 

それと、心の闇がやべーやつからはやべーハートレスが生まれるっぽい。

 

え?やばい。

 

うちの子は大半が闇属性だぞ?

 

闇との親和性があり過ぎて不味いのでは?

 

「そもそも、艦娘はその程度の化け物にやられる程弱くはありません。基本的に物理的に殴り殺せるのであれば、大半の艦娘は問題がないと思いますよ」

 

そうね、そうですよねはい。

 

俺は下手すると普通にやられる恐れがあるんだけど、艦娘は平気っぽいね。

 

「えーと、じゃあどうすんだ、俺は何をすれば良いんだ?」

 

「取り敢えず、失踪した時雨ちゃんを捜索してみては?」

 

「そうだね、そうしようか」

 

勇者でもなんでもないけどね、世界、救おうか。

 

 

 

日本、黒井鎮守府の周りを周る。

 

まあここはチュートリアルみたいなもんだろうし、平気平気。

 

『………………』

 

オッ、ハートレスやん。

 

「ぬぅん!」

 

長門がハートレスを縊り殺す。

 

お、ターザンかな?

 

ゴリラに育てられてそう。

 

いや悪口とかではないですよ?けどあのパワーはもう本当に……、ゴリラを素手で殺すから……。

 

「ターザンさん?」

 

「む、長門だが」

 

違ったか、良かった、うちにターザンがいたらどうしようかと。

 

まあ、別にその気になればゴリラとも話せるし問題はないのだが。

 

「ええと、それで?」

 

「ああ、この黒い化け物が黒井鎮守府の庭にも出るようになってな」

 

ほう。

 

「私室とか、建物の中には出てないの?」

 

「そうだな、今のところ建物の中にはあまり出ていないようだ」

 

そっか、その辺も原作通りか。

 

それで?

 

「それで、その、大丈夫?」

 

「む、問題はない。何事かは分からんが、黒井鎮守府の警備は任せてくれ。街の方にも、何人かの艦娘が自主的に化け物狩りをしに行ったぞ」

 

「そう、怪我だけはしないでね」

 

「分かった」

 

良し、と。

 

 

 

そうして、世界を回る。

 

そして。

 

「記憶したか?ロクサス」

 

「江風ェ……!!」

 

ノリノリで現れる白露型。

 

何が記憶したか?だよこら!アクセル気取りか?

 

「誰がロクサスだよ全くもう」

 

「えへへ、その、ごめンな?今回の件をどうにかするために、白露型全員で世界を回ってるンだけど……」

 

「どうなの?大丈夫そう?」

 

「うン、大丈夫。そのね、そこら辺にいるボスっぽいのを倒せば発生は抑えられるみたいだから、強そうなのを倒して回ってるンだよね」

 

「手伝おうか?」

 

「いーの、いーの!」

 

そう言って江風は自分達でなんとかすると言い残して、闇っぽいのに包まれて消えた。XIII機関ムーブやめろや。

 

 

 

一週間後。

 

「よし、ハートレスはいなくなったな」

 

復興が始まる世界。

 

良かった、大した被害は出てないらしい。

 

さて……。

 

「時雨」

 

「何かな?」

 

俺は時雨の頬っぺたをちょっと抓る。

 

「何やってるんだよ君は」

 

「いひゃいよ、ていとく」

 

今回は流石に許さんぞ。

 

「大丈夫だよ、ハートレスに心を奪われた人々は皆、心が戻ってきて元どおりになったからね」

 

「結果論でしょそれは。そもそも変なもん野放しにしちゃ駄目でしょ???」

 

「それは……、まあ、済まなかったよ。ごめんなさい。今回は僕の管理が甘かったからね」

 

「よし、素直に謝ったなら許す。次から気をつけるように」

 

「うん」

 

はあ、疲れた。

 




時雨
アンセムみたいなもん。

旅人
「俺はほら、キングダムハーツで例えたらゼペット爺さんみたいなポジだから」

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。