「ahhhhhhhhhhh!!!!」
暇なので休憩室のど真ん中にエロ本置いて遊ぶっかァーーーーー!!!!
隠しカメラ設置ぃ、マイクおっけい!!!
今日俺は鬼になる。
俺は悪魔に魂を売り渡した。
どのような異端の力であれ従えてみせる(弦一郎)。
行くぜ!
1人目:佐渡
部屋に入る。
『んぅ〜!ノルマは終わったし、暇だなー!何かこの佐渡様を楽しませるようなものはないもん、か、ね……?!!』
机の上のエロ本を見てフリーズ。
ふむ……。
佐渡はペドいからな。
あんな子供の前にエロ本を設置するとは、俺も悪に染まったもんだな。
さて、どんな反応だ?
『あ、あう……』
あら^〜。
真っ赤になっちゃって。
かーわいい。
『えぇ……?鹿島さんのかな?』
ここで鹿島が疑われる辺りね、うん。
『それか……、明石さんのいたずらか……?』
第二候補に出る明石もね、うん。
『ま、まさか司令か?!』
第三候補は俺、と。
『うぅ……、誰のだか分かんねーけど……、うー!』
そのうーうー言うのをやめなさい!
唸る佐渡様赤面フリーズ。
可愛らしい反応だ。
『うー、これ……、素人生写真二十四連発……?素人って……、何の素人なんだよぉ……』
そりゃセッ◯スでしょ。
『こ、こんなの良くないからな!捨ててやる!えいっ!』
あ、ゴミ箱にエロ本がボッシュート。
2人目:叢雲
『ふー、出撃終わり、っと。あとは漫画でも読もうかしら……?何よこれ』
露出美女2019完全版。
『露出……、美女?ってこれ……!』
顔を赤くする叢雲。
『露出ってことは……、大淀さんかしら?こんなところに置きっぱなしにしないで欲しいわね、全く!』
露出=大淀は間違ってないけどそれが黒井鎮守府の共通認識なのだろうか?
まあ、大淀は常に、スカートの下には何も履いてないが。
『何に使うのよ、こんな本……』
自慰行為じゃないかな?
『まさか司令官かしら?!』
そうだよ。
バレてしまっては仕方がない。
『何よ……!私じゃ駄目なの?!やっぱり胸なの?!!』
エロ本を床に叩きつける叢雲。
いやまあ一般的には胸が大きい方が良いとか言うけど、俺はあんまり気にしないんだよねえ。
とある人は男の14割は巨乳が好きだとか言ってるけど。
関係なくない?
オードリー・ヘップバーンだってAカップだけど、あんなに美しい女性じゃないか。キャメロン・ディアスだってBカップだ。けど美人だろ。
胸で女性の価値が決まるかよ。
そんなこと言う奴こそ黙れ(ドン)。
『私だって、好きでこんな小さな身体をしてる訳じゃないわよ!』
まあ……、確かに、叢雲は若干幼いけど、守備範囲内ではある。
そもそも、俺が美人なら守備範囲がかなり広いってのもある。
……慰めに行こう。
叢雲は強がりだけど傷つきやすい子だ。
3人目:ネルソン
出撃から帰ってきて、シャワーを浴びた後に、映画を観に休憩室に現れたネルソン。
恐らくは、映画を見て時間を潰し、飯時になったら嬉々として食堂に現れるだろう。
『……む?』
そんなネルソンの目の前にエロ同人誌が。
『ふむ……?………………なるほど、これがインターネットでよく見る、japanのHENTAIマンガか』
女子高生もののエロ漫画、容姿にコンプレックスがある女の子がラブラブエッチする内容だ。
『ほう……、これは中々だな……。realでかつhardな性行為をしっかりと描いている』
普通にエロ漫画を読むネルソン。
ネルソンは基本的に、そういったことに対して忌避感はない。
流石に、みだりに胸や尻を触られたら怒るだろうが、基本的には俺以外の男性に触れられてもキレることはない。
因みに、羽黒辺りなら、俺以外の男にセクハラされたら本気で殺しにかかる。
実際に、それで闇に葬られたDQNが何人かいる。
あまりに酷いので、外出時には他の妙高型を連れて行くように指示してある。
さて、ネルソンだが。
『おお……、この尻の柔らかそうな描写など、眼を見張るものがあるな。これもまた一種のartだろう』
冷静にエロ本を読んでいた。
『しかし、誰の落し物だろうか?やはりカッシーマか……?』
基本的に、みんな鹿島を疑うのね。
4人目:鈴谷
『ふんふんふーん♪』
あー。
鈴谷は可愛いなぁ!!!!
めちゃくちゃ可愛いし、性格も(比較的)まともな方だし。
賢さは……。
うん……。
で、でも、鈴谷には良いところいっぱいあるんだぞ!
因みに、鈴谷の悩みは、見知らぬ変態おじさん達に援交を持ちかけられることらしい。凄く可哀想だ。
見た目がチャラいし、遊んでそうな女子高生みたいなファッションなので、よく変態に絡まれるらしい。
しかし、本人は毅然とした態度で断るし、無理やり何かされそうになったら骨をへし折るくらいで済ませるので、(黒井鎮守府基準においては)優しい子だ。
それに、見た目に反して清楚だぞ。
『……ほえっ?!』
あ、エロ本発見した。
『じぇ、JKエロエロ全集?!!』
よりにもよって女子高生もののエロ本だ。
『うわ……、うわー……』
鈴谷は、エロ本をゆっくりと手に取った。
『わー……、エロ本だ……。凄い……、ゴクリ……』
生唾を飲み込む鈴谷。
顔を赤くして読み進める。
『うわー……、凄……、こんな感じなんだ……。あっ、でも、このちんちん、提督のよりちっちゃい……』
なーんで僕のちんちんのsizeを把握しとるんですかねえ????
『普通の男の人って、勃起してもこれくらいなんだ……。じゃあ、提督のって大きいのかな……?ゴクリ……』
え?え?あれ?
鈴谷にちゃんと見せた記憶ないよ?
なにそれ、怖い!
『ところで、これ、誰のエロ本?また鹿島さん?』
またって言われるほどエロ本を持ち歩いてんのあの子ったら。
5人目:北上
北上様ですぞ。
崇め奉るのだ。
『はぁー、やっぱりサメ映画は良いなあ、最高だよ』
北上……、趣味はクソ映画を観ること。
三流映画を観るのが大好きで、前回のコミケでは三流映画のレビューをまとめたものを出して、割と売れたという実績がある。
好きな映画監督はエド・ウッド。
好きな映画は死霊の盆踊り。
何が楽しいのか本人に聞いたところ、時間をドブに捨てるのが最高に楽しいらしい。
気持ちは分かるが、実写版デビルマンはもう二度と見たくない。
あれは時間をドブに捨てるってか拷問の一種だ。あれなら何もしないで映画の上映時間中寝てた方が何倍もマシ。
『んん〜?あ、エロ本だ』
エロ同人誌。
内容は催眠もの。
なんかこう、無口系の美少女が催眠でおほぉってなる話。
『……ふーん、催眠ねえ』
北上は興味なさげにエロ同人誌をぱらぱらとめくる。
『なんでエロ漫画の主人公ってこんなにチンコでっかいんだろうね?提督くらいあるじゃん』
だーからなんで君らは俺のナニのサイズを把握してるんですかね?
『でも大きい方が奥まで届くからね〜』
えっ待って、俺、君とした覚えないよ?
ねえ、待って?
え?
北上を抱いた記憶ないんだけど?!
ねえ!
『また今度、提督としよう。今度は昏睡逆レイプじゃなくって、ちゃんと』
昏睡逆レイプ?!!!
そんなことされてたの俺?!!!
え?
待って?
怖い!!!
「怖いわ……、いつだ?いつ逆レイプされたんだ?」
「どうしました、提督?」
「鹿島……、そのさ、なんかさ、俺が艦娘に、意識を失っている最中に犯されたらしいんだけど、なんか知らない?」
「ああ、はい、知ってますよ。提督はたまに、たらふく飲ませて酔わせて、白露型に脳をいじってもらっているうちに犯すものですから」
「……え?」
「黒井鎮守府にいる艦娘は全員、提督逆レイプの経験者ですよ」
「……海防艦も?」
「ええ」
「……死のう」
「ああっ、提督ー!」
旅人
デッドエンド。