旅人提督の世界征服までの道程   作:ハードオン

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女物のパンツについてなんて知りませんよ。大して調べてもいませんし。木曾はグレーのボーイレッグだと良いなぁ。木曾、パンツくれ。


41話 スカートは捲られる為に存在していると言っても過言ではない

好感度を下げる。

 

……そう、俺は上げすぎてしまったのだ。好感度を。

 

残念ながら俺は、今流行りの鈍感難聴少年ではない。俺は長い旅の途中、沢山の女性と出会った。関係を持ったことだって数えきれない。だからこそ、そう言ったことには敏感なんだよ。

 

……まあ、ここまでストレートに好意を寄せられて、勘違いと思う程イかれてはいないな。うん。

 

で、確かに、艦娘の皆んなにちやほやされるのは嬉しいよ?でもさ、世の中は広いんだ。もうちょっと、色んな人や、色んなものに出会ってから、恋とか、すりゃいいじゃん?……だってよ、あの子ら、生まれてから数ヶ月から数年程度だろ?

 

認めたくはないが、俺よりいい男だって世の中にはいるんだ、軽々しく「提督に全てを捧げる」なんて、言うもんじゃない。

 

だからこそ、親離れ、とは違うかもしれないが、それに近い意味合いを込めて、あえて嫌われよう。

 

 

 

……という名目でイタズラをしまーす!フゥー!!ここまで好感度上げときゃ怒られんだろ!いやー、ちょうど作戦が終わって暇だったし、艦娘の皆んなをちょーっとからかっちゃおうぜ!!イェイ!!

 

さーて、どうすっかなー?……よし、伝統のスカート捲り、スカート捲りをするぞ!

 

 

 

……まあ、龍田さんとか、大井ちゃん、叢雲ちゃんとか、リアルで殺しにかかる艦娘は、この際置いておこう。イタズラが許されそうな艦娘から段々攻めていく感じで。

 

 

 

 

よーし、ターゲット1、吹雪ちゃん!

 

スカート捲りと言えばパンツ!パンツと言えば吹雪ちゃん!吹雪鬼と言えば魔化魍……、うっ、頭が……。な、何が嬉しくて血みどろの戦いについて思い出さにゃならんのだ!!はいやめ!この思考は早くも終了ですね!さーて、スカートスカート!

 

「吹雪ちゃーん?」

 

「はい!お呼びですか?司令官!」

 

「はうあ!!」

 

な、なんてことだ!パンチラ!振り返る瞬間、普通の白いパンツが見えてしまった!!こ、これでは、スカート捲りをする意味が……!!あと普通に児童ポルノ。

 

「?、どうかしましたか?司令官?私、司令官の為なら、いくらでも頑張っちゃいますから!何でも言って下さい!」

 

はえー、今時見ない良い子やんけ!こんな良い子のスカートを、捲る?それは、許されて良いのか?いや、良くない(反語)。

 

「な、何でもないよ!いつも頑張ってくれている吹雪ちゃんにお礼が言いたくてね!」

 

「そんな、お礼なんて!私達は司令官の為なら、どんな敵だってやっつけちゃうんですから!それが当たり前なんです!私達は司令官の為ならどんなことだってしますからね!!」

 

ん、あれ?今一瞬、ハイライトさんが……?いや、気のせいだ、気のせいということにしておこう。

 

さあ、次だ、次!!

 

 

 

ターゲット2、陸奥!

 

多分許される。(確信)

 

「陸ー奥?」

 

「あら、何かしら?」

 

「タンガ!!黒!!」

 

「きゃっ!」

 

よーし、正解!黒色のタンガだ!!まあ、要はティーバックみたいなの。セクシー、エロいっ!

 

「…………ふふ、やっと、その気になってくれた?ずっと誘ってた甲斐があったわ……。こんな時間からなんて、火遊びどころじゃないけど、貴方となら……❤︎」

 

あるぇー?好感度下がらんぞー?どういうこった?

 

あ、やべえ、抱きついてきた。捕まったら終わりだな。俺の理性が。

 

「旅人が一人、旅人が二人、ファイナル分ッ身ッ!!はぁっ!!!」

 

「逃さないわよって、?!!、き、消えた?!!」

 

「ふはははは!!それは分身だ!すまんな!!その気は無いのだ!ただのいたずらだよ!!」

 

さっさと逃げよう。そうしよう。

 

 

 

「……もっとセクシーなのが好みなのかしら?今度は、逃さないんだから……❤︎絶対、モノにしてみせるわ……❤︎」

 

 

 

ターゲット3、足柄!

 

もうね、こういう安パイを攻めるべきだよね、うん。

 

さて、扇風機セットオーケー!!

 

「足柄!喰らえっ!!」

 

扇風機スイッチオン!!

 

「青紫!ブラジリアンカット!!」

 

「あら?…………いやーん!提督ったらー!」

 

青紫のブラジリアンカット。お尻の露出度が高いビキニってとこ。スケスケで大分攻めてる感じ。

 

……ええやん。前チラ見した時は安物だったのに。

 

「あら?普段着はちゃんとしたの履くのよ?」

 

あ、そっかあ。……足柄はかなりの戦闘狂だもんな。戦闘時は戦闘の妨げになるお洒落下着とかは身につけないのか。

 

「見直したよ、足柄!」

 

「あら!本当?やったわ!」

 

 

 

ターゲット4、摩耶さま!

 

足柄と同じ重巡なら、いけるいける!

 

まずはこのステルス迷彩で姿を隠して……。

 

今だ!!

 

「そぉい!縞パン!!」

 

「うおっ!だ、誰だ!何し、やが、る………………、!!!、て、提督?!!」

 

はい、縞パンー!もうちょい色気があるやつの方がいいんじゃない?

 

「でも、これはこれで……」

 

「ば、馬鹿野郎!」

 

ヤベッ、お、怒られるかな?

 

「見るんなら見るって言ってくれよ!びっくりしただろ!……全く、はい、これでいいか?」

 

あれれー?自分から捲りあげてくれるのか(困惑)。俺に、どうしろと言うのだ!

 

「……な、なあ、提督?見るだけで、良いのか……?パ、パンツも脱ぐか?あ、あとは、上着も脱いだ方が良いか?ア、アタシ、こういうの初めてでさ、よく分かんないんだよ……」

 

おーっと、不味いぞー?男勝りな幼馴染との初夜みたいになってきたぞー?

 

「は、はは、冗談だよ、冗談!ただのいたずら」

 

「で、できれば、部屋の中でしないか?ここじゃ、誰かに見られるかも……。い、いや、提督がここが良いなら良いけどさ、初めてだし、は、恥ずかしいし……」

 

き、聞いてなーいー!……よし、ほっといて逃げよう!

 

 

 

ターゲット5、五十鈴ちゃん!

 

真面目ちゃんだからなー、結構怒られるんだろうなー。

 

じゃ、この幼い白枝で……。

 

「…………ん?あ、あれ?見間違いかしら?木箱が動たような…………、?!!、木箱が動いてる?!!」

 

「そこだぁー!!青色!レース!」

 

はい正解ィ!!!バックにレースがついてるお洒落なやつ。女子力の高さが伺える一品。

 

「……………………?!」

 

あ、フリーズした。悪いことした感があるな。

 

「じゃあ、俺、もう行くよ、五十鈴。その、すまん」

 

顔を赤くして、スカートを押さえる五十鈴ちゃん。

 

「……も、もう、良いのよ?たまには、息抜きも必要でしょ?」

 

「えっ、何この手は?なんで服を掴んでるの?」

 

「何って、ベッドに行くんでしょ?」

 

おやおやー?

 

「い、いや、ただのいたずらで」

 

「良いってば、気を遣わなくっても。女の園で男一人だもの、そういうこと、したくもなるわよね」

 

お、おやおやー?!

 

「違う!本当に違う!」

 

「ふふ、恥ずかしがらなくても良いのに。私と提督の仲でしょ?……むしろ、私は、私のことを選んでくれて嬉しいと思ってるんだから」

 

だだだだだ駄目みたいですね!!(焦燥)

 

「すいませんでしたぁ!!!」

 

「あっ……」

 

服を手刀で切り裂きパージ、ダッシュで逃げる。マジかよ、五十鈴ちゃんは建造されたばかりだろ?!五十鈴ちゃんとしたことなんて、デートを数回、出撃の時盾になったこと数回、相談に乗ったり、艤装の整備を手伝ったり、髪をとかしてあげたり…………、それか!!

 

えっ、でも、こんなに早く堕ちるもんか?嘘だろ?

 

 

 

今日はもう寝よう、何も考えたくない。……願わくば、明日は何にもありませんように……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ちゅっ❤︎……おはようございます、提督!」

 

「……ああ、おはよう、大、淀?大淀?なんでスカートを捲り上げてんの?」

 

……空色、飾り付きのローライズ。結構エロい。

 

……おい、まさか、

 

「はい!なんでも、提督が下着を見たがってるとの噂で!皆んな、提督の為に勝負下着を!!」

 

ハッハー!神は死んだ!……いや、生きてるけども!立川で会ったけども!!

 

その時、寝室のドアがノックされる。気配は複数人。嫌な予感しかしない。

 

そして、ドアが開かれ……、

 

「おはようございます!司令官!パンツ見たいって本当ですか?よ、良ければ、私のも……」

 

春雨ちゃん、ビビットピンク、普通の。年相応のかわいらしさ。

 

「ぱんぱかぱーん!」

 

愛宕さん、黒のリオカット。超セクシー。

 

「もー、司令官も好きなんだから……❤︎」

 

如月ちゃん、紅色、際どい紐。おい、まだ早いぞ!!そういうのは!!

 

「パンツ見放題と聞いて!!薄い本が厚くなりますねぇ!!」

 

何しに来た秋雲ちゃんェ!!!

 

「や、やめろ!お、俺のそばに近寄るなァーーー!!!」

 

 

 

……こうして俺は、今日一日かけて、鎮守府中でスカート捲りをする羽目になった……。だ、誰か助けて……、助けてクレメンス……。

 

「あら〜?提督〜?天龍ちゃんのを見に来たのかしら〜?駄目よ〜?私ので我慢して〜?」

 

龍田さん、黒色、花柄刺繍入りシースルー。セクシーでありながらもかわいらしさを演出。

 

「こ、これは、北上さんを守る為ですから!北上さんを、提督の毒牙から守るんです!!」

 

大井ちゃん、白、普通の、サイド部分がレース。意外にも結構かわいい系。

 

「わ、私は、ほ、ほら!あんたが駆逐艦の皆んなに手を出さないように!そ、そうよ!私にするんなら黙っててあげるから!!な、何?私じゃ不満なの?!」

 

叢雲ちゃん、薄いピンクのフルバック。白い服に白いパンツは透けるからね、仕方ないね。

 

 

 

……いや、君らが俺を叱ってくれないとなると終わりだろ!!鎮守府の風紀こわれる!!に、逃げる!鎮守府から逃げる!!

 

「あら〜?提督〜?どこへ行くつもり〜?逃さないんだから〜」

 

「ちょっと!!もっと見なさいよ!折角良いの履いてきたのに!」

 

「な?!ひ、人が勇気を出して見せたのにぃ〜!!逃すかーー!!」

 

 

 

……逃げよう、どこか遠くへ、逃げよう……。

 

 

 

 

 




陸奥
監禁も辞さない構え。実力的に旅人が捕まえられないことを理解しているので行動には移していない。

足柄
こう見えて、命令さえあれば命を捨てる覚悟がある。

オータムクラウド先生
鎮守府で出回る旅人の薄い本の出所。

吹雪鬼
日本各地に出没する魔化魍を退治する鬼の一人。寿退職した。

旅人
この後、ドイツまで逃げる。


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