旅人提督の世界征服までの道程   作:ハードオン

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ああ!

また遅れてしまった!

ナドレを敵に晒したティエリアくらい反省してます!許して!

今ちょっと魔法使い学園もの書いてて、楽しくてつい……。

もちろん、本編である旅人提督も楽しいんだけど、やっぱり、書いてる側とすると、最初の物語とかキャラ、世界観を構築している最中が一番面白いんですよ。


425話 性癖ひん曲がり御殿

性癖。

 

性的な趣味趣向のことだ。

 

俺はそういうの特にないんだけど、世の中には人に言えない性癖を抱えた人が沢山いるだろう。

 

リョナラー、ケモナー、ふたなり、ホモ、SM……。

 

何故そんなものに性的興奮を覚えるのか分からないようなものにまで欲情する人間もいるし、一般的に悍ましいものや禁忌とされていることに対して歓びを見出す人間もいる。

 

俺は俺に実害がない限り、そういったものは差別しないし、相手の女の子が要求するプレイには極力応える方針だ。

 

だが。

 

「どうしてこんなになるまで放っておいたんだ!」

 

黒井鎮守府の変態性癖が止まることを知らない!!

 

 

 

ケース1:望月

 

「ぱぱぁ……❤︎」

 

ファザコン、である。

 

「はいはい、パパだよー」

 

駆逐艦の何名かは、たまに幼児退行して甘えてくることがある。

 

何でも、俺にはバブみがあるのだとか。

 

そうなの?

 

「しゅきぃ……❤︎」

 

「よしよし、俺も望月がだーい好きだよー」

 

「ちゅーしてぇ❤︎」

 

「はいはい」

 

だるんだるんに力を抜いた望月を抱き上げ、甘くとろけるような口付けを……。

 

あーあ、何で俺はこんなことをやっているんだろう。恩師達に顔向けできねえなこれ。

 

もう本当にすんません。

 

「ぱぱすき」

 

「それは良かった」

 

「ぱぱー」

 

「よしよし」

 

望月はもう完全にフルバースト。涎掛けにおしゃぶり、そしてオムツも添えて変態バランスも良い(?)。

 

……ちょろろ?

 

「ぱぱー、オムツかえてー?」

 

オムツよりオツムをどうにかしてくれねーかな……。

 

まあ、可愛いので許す。

 

 

 

ケース2:鹿島

 

「では、提督。この鞭で思い切り叩いて下さいね」

 

ドM。

 

「鹿島、そういうのはやめよう?」

 

「駄目です」

 

んー。

 

「早く打って下さい、早く、早くぅ❤︎」

 

「分かったよ、ほら!これで!良いかな!」

 

「あんっ❤︎良いっ❤︎凄いぃ❤︎」

 

もう勘弁してくれぇ……。

 

「もっと打ってぇ〜❤︎」

 

「鹿島、この辺でやめとこう?お尻真っ赤だよ?」

 

「鹿島はぁ、お尻の赤いスケべなメスザルなんですぅ❤︎もっと虐めてくだしゃい❤︎」

 

「はぁー」

 

鞭で叩く。

 

「あひぃいん❤︎❤︎❤︎」

 

まあ、あれだよね。

 

女の子殴って喜ぶような性癖はないからね。

 

楽しく、ないね。

 

でもまあ、終わった後は普通にイチャイチャするし。

 

可愛いから良いかな。

 

 

 

ケース3:古鷹

 

「………………」

 

あ、古鷹だ。

 

俺の部屋に入った。

 

追う。

 

「くんかくんか、すーはー……❤︎」

 

俺のベッドの上で枕を抱いて匂いを嗅いでいる。

 

匂いフェチ……。

 

「何やってんの」

 

「ていとくぅ……❤︎いい匂いしますぅ……❤︎」

 

とろんとした目で匂いを嗅ぐ古鷹。

 

可愛いので全てを許す。

 

「提督、来てください❤︎」

 

「おっ、どうしたどうした」

 

すると、ベッドに引きずり込まれる。

 

「くんくん……、あふぁ、生の提督の匂い……❤︎」

 

まあ、古鷹は匂い嗅いでくるだけだからマシな方か、なあ、あああああ、ちょい待っ、そこは駄目、そこはやめよう?なっ?」

 

「ここの匂いが一番濃いんですよぉ❤︎」

 

「あっ、駄目、脱がせないで、コラやめなさい、あ、アッー!!!」

 

 

 

ケース4:サラ

 

「提督ー❤︎」

 

「サラ!好きだァー!サラ!愛しているんだ!サラァー!エクソダスをする前から好きだったんだ!好きなんてもんじゃない!サラのことはもっと知りたいんだ!サラのことはみんな、ぜーんぶ知っておきたい!サラを抱き締めたいんだァ!潰しちゃうくらい抱き締めたーい!」

 

「もう、提督ったら❤︎」

 

サラは良いぞ。

 

口説いても罪悪感が湧かないからな。

 

見た目成人してる感じだから、セーラー服着てる重巡軽巡駆逐の皆んなみたいにロリみがないからな。

 

口説いてもカルマが下がる感じがしないのよさ。

 

「サラ、おいで」

 

「はい❤︎」

 

サラを抱き上げる。

 

「うん、可愛いぞ、サラ」

 

「かぶっ」

 

食人癖……。

 

「あ、あら?sorry、つい」

 

俺の肩の肉は、サラの小さな口の歯型に、肉が食い千切られている。

 

「美味しそうだったから……。ごめんなさい、提督」

 

「可愛いから許す」

 

だが痛い。

 

俺にも一応痛覚はある。

 

生きたまま食われるのは痛い。

 

でもやめろとは言えないよなあ、サラは可愛いからなあ。

 

ついつい甘やかしちゃうんだよなあ。

 

「俺以外は食べないようにね?」

 

「そ、それって、告白ですか?俺以外を見ちゃ駄目だぞ、みたいな?!もちろんですよ提督❤︎」

 

いや、どこが告白なのか分からんけど。

 

まあ、道行く人に齧り付いたりしないなら、それで良いよ。

 

「あーん❤︎」

 

「あああああ!あーーー!!!」

 

 

 

ケース5:大淀。

 

「スカートぴろーん」

 

「あら、提督」

 

「……何で穿いてないんですかねえ?」

 

露出癖……。

 

「決まっています。穿いていない方が気持ちがいいからです」

 

ヒューッ!

 

流石は大淀、一味違うのね。

 

「折角ですので、裏山の方で野外プレイなどいかがでしょうか?」

 

「オホホホ、いやですわ奥さん」

 

「提督が大好きな大自然と一体になっての性行為です」

 

「青姦を大自然と一体になると表現するのは、やめようね!」

 

困るゥ……。

 

「良いじゃないですか。アダムとイヴだって青姦してましたよ」

 

「無神論者のくせに……」

 

「いえ?神はいますよ?」

 

「いや、いるけど……」

 

「提督が神様です。私の神様です」

 

んー。

 

まあ、実害は無いし(無いとは言ってない)、可愛いから許すよ。

 

 

 

ケース6:時雨

 

「メス」

 

「っぽい」

 

「鉗子」

 

「っぽい」

 

「鋸」

 

「っぽい」

 

リョナ……。

 

「ああ、ああ、実に美しい……。見てごらん、この血の色を!夕闇の紅だ!美しい……、本当に美しいよ、提督!」

 

「そ、そう、ありがとう?」

 

麻酔なしでメスを入れられて、バラバラに解体される。

 

そして、心臓に直接口付けをされる。

 

「古典的なヤンデレかな?」

 

血にまみれて包丁持たせとけば取り敢えずヤンデレ、みたいな雑なの、先生は認めませんからね!

 

「愛しているよ、提督……」

 

動脈から血液を抜き取られ、時雨は、自分の首に俺の血を注入した。

 

「キヒッ、はは、は……!ああ、ああ、来た、来たよ、見える、素敵だ、愛している、好きだ、大好きだ!あはははは、あははははははは!!!!」

 

元気いっぱいで可愛いね!

 

 

 

……このように、俺は、黒井鎮守府の艦娘達の歪んだ性癖に付き合わされている。

 

あらかじめ言っておくが、俺はノーマルだ。

 

なのに、常軌を逸するような変態プレイをやらされる。

 

まあ……。

 

可愛いから許すよ。

 

 




旅人
基本的に加害者か傍観者だが、黒井鎮守府においては被害者。

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