旅人提督の世界征服までの道程   作:ハードオン

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次でバイオハザード終わり。

その次は多分、黒井鎮守府テーマパーク作りか、ムシキング(生物兵器)をやろうと思います。


433話 東北バイオハザード その4

俺、クリス・レッドフィールドは、日本政府と、友人のマオの要請を受けて、BSAAチームと自衛隊と共に、日本国内に発生したゾンビを掃討している。

 

迅速な対応により、パンデミックは最低限に抑えられ、広範囲にウイルスが拡散した割には、ゾンビのおおよその数は百万以下らしい。

 

さて、やたらと美味いハムエッグを食べた後は、装備の点検をして、出撃だ。

 

『はい、転移しまーす』

 

マオの声を聞いて、集まった兵士達。

 

次の瞬間には、別の場所に転移していた。

 

魔法とは恐ろしいものだ。

 

「がはっ、ゔぉぇ、あ、あ」

 

『マオ!!』

 

大量に吐血し、目鼻からも血が出ているマオ。

 

『あー、平気』

 

『だが、血が……』

 

『……長距離転移魔法ってのは大体、転移させるものの質量が大きければ大きいほど、距離が長ければ長いほど消耗が激しい。しかも、今回使った転移は、転移する人や物への負担を限りなくゼロにしているため、通常の数千倍の負荷がかかっている』

 

『無理するんじゃない!』

 

『良いんだよ。今回は貴重なポーションや魔法の触媒をたくさん用意してきたから、使っても平気だ』

 

『しかし……』

 

『俺なんかより、もっと助けを必要としている人がたくさんいるぞ』

 

そう言って、怪しげなポーションを飲み、血を拭き取ったマオは、岩のようなタワーシールドと巨大な弓、恐らくは巨大な爬虫類の革や骨で作られたと思われる鎧を装備して、最前線に陣取る。

 

その隣に、艦娘が一人。

 

長い金髪の、ドイツ系の美女だ。

 

『私はビスマルク。基本的に提督の指示に従うから、よろしく』

 

『ああ、助かる』

 

そうして、進撃を開始する。

 

主に、ゾンビが密集している都市部を制圧する。

 

ゾンビが存在しているのは主に、宮城と秋田という地域だ。山岳や風に遮られ、広範囲への拡散は防がれたのではないかと予想されている。

 

宮城と秋田の都市部が目標だ。

 

 

 

『これは、酷いな』

 

街がゾンビで溢れている。

 

『支援要請、頼む!』

 

『了解した、火力支援を行う』

 

日本軍のヘリに上空から火力支援を依頼して、ゾンビの総数を減らす。

 

「ビスマルク、やれ」

 

「ええ」

 

艦娘は、マントの中から、ドイツ製の重機関銃を二本取り出し、弾をばら撒く。

 

通常は車体や地面に固定して撃つ筈の機銃を片手持ちで放つとは、恐ろしい程の腕力だ。

 

マオは、バリケードを張り、近づいてくるゾンビを殴り飛ばして足止めをしている。

 

やがて、大通りが掃討された。

 

後は、俺達も動く。

 

『行くぞ!』

 

『『『『イエスサー!』』』』

 

BSAAチームは、分隊ごとに建物内を掃討していく。

 

俺も五人程のチームで動き、室内のゾンビに弾丸を叩き込む。

 

『クリア!』

 

『クリア!』

 

『ムーブ!』

 

「た、助けてー!」

 

む、人だ。

 

『マオ、来てくれ!』

 

『はいはい……、ん、感染してないね、じゃあ持ってくよ』

 

どこからともなく現れたマオが、人を捕まえて転移する。

 

『進むぞ!』

 

『『『『イエスサー!』』』』

 

このようにして、掃討を進める。

 

『いやー、ゾンビは撃てば死ぬから楽で良いわー。最悪でも食われるだけで済むとか慈悲深慈悲深』

 

『食われるのも悲惨じゃないかしら』

 

『普段の俺はダンガンロンパみたいな死に方してるからなあ。それと比べれば食われる方がマシだわ』

 

『まあ、確かに、いつも酷い死に方してるものね』

 

『もし俺が死んだら、ドッジ弾平の親父みたいな墓を立てといてくれ』

 

『何それ?』

 

『いや、何でもないよ』

 

軽口を叩きながらゾンビを掃討するマオと艦娘。

 

『キシャアアア!!!』

 

『リッカーだ!』

 

『ほい!』

 

『アアアアア?!!!』

 

リッカーの舌を掴み、壁に叩きつけるマオ。

 

『終わりだ』

 

『ゲキョッ』

 

そして、巨大なタワーシールドで思い切り、壁とシールドでリッカーをサンドする。

 

リッカーは潰されて、沈黙する。

 

『そして水分補給』

 

『それウォッカでしょ』

 

『ウォッカスプラッシュ!』

 

酒を吹き出しながら、ライターで着火して火を吹く。

 

それで、ゾンビを焼いて、怯ませた隙に、蹴りで脊椎をへし折り無力化。

 

『そしてこれは俺からのプレゼントだ!メリークリスマス!』

 

『今は夏よ』

 

爆発物を投げながら、盾を構えて押し通る。

 

圧倒的な進行スピードだ。

 

素晴らしいな。

 

 

 

そうして、宮城の制圧と救助活動はほぼ完了する。

 

『やったね!』

 

『ああ』

 

次は秋田の制圧だ。

 

即座に転移で前線基地に帰還し、晩飯にする。

 

『今日は豪勢にイクゾー!!!宮城解放おめでとうなのだー!!!』

 

馬鹿でかい鉄板で分厚い和牛ステーキを焼くマオ。

 

『ガンガン食え!そして働け!』

 

物凄いペースで肉を焼き、特製のオニオンソースをたっぷりとかけて、新鮮な野菜のソテーをお供に提供してくる。

 

『ほら、クリスも食え!うまいゾ!』

 

何故か顎をしゃくれさせながら、1ポンドはあろうかという大きなステーキを勧めてくるマオ。

 

『地球はでっかいフライパンで人生はちゃんこ鍋なんだよ!!!!』

 

『な、なんの話だ?!』

 

こいつ、頭が……。

 

『あー、提督、最近寝てないから、ちょっとおかしくなっちゃってるのよ』

 

笑いながら言う艦娘。

 

『寝ていない?マオ、最後に寝たのはいつだ?』

 

『十日前に五分間寝たぞ』

 

『寝ろ!今すぐに寝ろ!』

 

『しなやすしなやす』

 

クソ、この超人め!

 

無理し過ぎだ!

 

『BSAA補給部隊!マオの仕事を代われ!皿洗いくらいならできるだろう!マオはしばらく寝ろ!』

 

『俺はジャパニーズシャチクだから24時間戦えるんだぜ?』

 

『寝ろ、二度同じことを言わせるな』

 

『おっすおっす』

 

『ビスマルク、だったか?マオを寝せてやってくれ』

 

『ええ』

 

 

 

マオを寝かしつけてから、俺も軽くシャワーを浴びて、ストレッチをしてから眠る。

 

全く、無理ができることは、無理をして良い理由にはならないんだぞ……。

 




クリス
ゴリラではない可能性もある。

ビスマルク
火力担当。因みに今回は、火力と継戦能力が高い艦娘がゾンビの殲滅に出ている。

旅人
キチガイなので寝なくても平気。

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