旅人提督の世界征服までの道程   作:ハードオン

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結月ゆかりボイスでの読み上げ機能が実装されたらしいので使ってみようの巻。

この話は結月ゆかりボイスでの読み上げ機能を使って読んでね!

最後の一文は東北きりたんで読み上げてね!


472話 読み上げろ!ゆかりんボイス!

「うわああああ!!!結月ゆかりになってるううう!!!」

 

朝、起きたら、ボイスロイドの結月ゆかりになっていた。

 

恐らく、寝ている間に改造されたのだろう。ショッカーかな?

 

「あれ?ちんちんは……、ついてる?!!女の身体なのにちんちんついてる?!!!」

 

ふたなりじゃねーか!誰の仕業だ、こんな業の深いボディにしやがったのは!

 

「いや私、レズではないのでちんちんは付けっ放しですよ」

 

枕元に立つ明石が告げる。

 

やっぱり、オマエノシワザダダノカ!

 

わんわんエンドではなくふたなりちんちんエンドだが。

 

性癖尖ったタイプのエロ漫画でよく見る展開だ。

 

俺は正直、ふたなりはちょっと……。

 

「でもこれ女の穴もあるしちんちんもついてるし……」

 

「お得ですね!」

 

「何が?」

 

「でも提督も声帯が結月ゆかりになったからこれ見よがしにちんちんを連呼しているんでしょう?」

 

「そんな邪念はないよ……」

 

「でもでも、華奢な女の子の身体に特大のちんちんってもう最高に滾りませんか?一部の人大喜びですよ!」

 

「俺は嬉しくないんだけど?!」

 

 

 

そう言う訳で、本日は結月ゆかりとして過ごす羽目になった。

 

「畜生、読み上げ機能を使いたいがためにここまでするか普通?!」

 

ってかどうするんだ、最初の一文でもうオチてるぞ。

 

あまり連続して俺の汚れオチはよろしくないだろ。

 

どうしよ、これ……。

 

まあ、今すぐにでも自己変容の魔法で男に戻れるんだけど……、明石が、「折角改造したので今日はこのままで!」って言ってたしなあ。

 

はぁ、しょうがない。

 

行こうか。

 

ふたなりなのが辛いんだよなあ、女のフリは普通にできるんだけど、違和感とか……。

 

ん?

 

「「あ」」

 

声が重なる。

 

曲がり角で出会ったのは、初雪だ。

 

「どうも、ボイスロイドの結月ゆかりです」

 

名乗ってみる。

 

「おおー!ゆかりんだ。工廠のアンドロイドかな?」

 

お、騙されたかな?

 

「初雪ちゃん、こんにちは」

 

「こんにちはー。明石さんに造られたの?」

 

「大体そんな感じです」

 

「んー?」

 

首を傾げる初雪。

 

戸惑ってるな、ククク……!

 

「えいっ」

 

「おほぉ」

 

いきなり股間を掴まれた?!!!

 

「……むむむ、この感触は司令官!」

 

「何でナニの触感で俺かどうか分かるんだよ?!!!」

 

バレた。

 

ってか、このバレ方何?

 

あもりにも酷すぐるでしょう?

 

まあでもスネークさんもナニの大きさで変装がバレたことがあるって言ってたし、割とありえることなのでは……?

 

んな訳あるかーい!(ノリツッコミ)

 

「この感触とサイズは司令官だよ」

 

「揉むなーっ!」

 

「ってか、結月ゆかりのふたなりって明らかにニッチでは?」

 

「俺に言われても……。明石に言ってよ、朝起きたらこうなってたんだからさあ」

 

全く、俺に効く麻酔を作ったからっておふざけが過ぎるよなー。

 

一度ガツンと言っておくか?

 

 

 

初雪と別れて、次。

 

お、古鷹だ。

 

「どうも、ボイスロイドの結月ゆかりです」

 

と、声をかける。

 

「あら、おはようございます、提督」

 

んんー?

 

バレバレじゃん。

 

「何で分かったの?」

 

「匂いで分かりますよー!」

 

「ハッハー、マジで言ってる?」

 

「特に……」

 

古鷹が俺のスカートをめくって股間に顔を近づける。

 

「ちょっ?!」

 

「ここの匂いは絶対覚えてますから❤︎」

 

「ちょっと待って!コラ!やめなさい!ああっ、この身体、力が弱……、ああーっ!!!」

 

 

 

うう……、あんなことやこんなことをされてしまった……。

 

どんなことが具体的に言うとR18なことだ。

 

ひょっとして俺はATM付きの肉バイブなのでは?旅人は訝しんだ。

 

下半身さえあれば良いってか?デトロイトメタルシティかな?

 

でも、こうして姿が変わってもエロいことをしてくるってことは、俺の外見やちんちんだけが愛されてる訳じゃないんだろうな。

 

っと。

 

そろそろお昼だ。

 

「どうも、ボイスロイドの結月ゆかりです。旅人さんの代わりにお料理の手伝いに来ました」

 

厨房の速吸に言ってみる。

 

「えっ?あっ、はい、そうなんですか?」

 

混乱する速吸。

 

おっ、どうしたどうした?

 

「んー、えっと、ちゅっ」

 

おっと、キスされた。

 

「むむ!この唾液の味は……、提督さんですね!」

 

「味?!」

 

「はい!味覚には自信があります!」

 

隣の鳳翔は……。

 

「ああ、私は雰囲気で分かっていましたよ?」

 

あ、そうなんだ。

 

「自分の夫が、見た目が違うくらいで分からない訳ないじゃないですか」

 

割とバレバレ?

 

やっぱり顔だけじゃないんだな……。

 

「あの、今日はこの身体で過ごす予定でさ、あんまり力もないから、ほぼ任せきりになっちゃうかも」

 

「ええ、構いませんよ……。ふふふ、私より小さな旦那様って、なんだかおかしいですね」

 

鳳翔に撫でられる。

 

 

 

む……。

 

気をつけろ、誰かが見ている。

 

背中から俺を追い詰めてる。

 

振り向いたら負けだな。

 

「て、い、と、く❤︎」

 

大淫婦鹿島のエントリーだ。

 

バーニンハー、貞操だけは渡せないので倒れるまで走るしかない。

 

「きゃー!」

 

逃げよう。

 

「えへへへへへへぇ、捕まえましたぁ❤︎❤︎❤︎」

 

「い、いやですよ鹿島さん!ゆかりさんはボイスロイドなのでセックスとかしないんです!」

 

「なるほどぉ、提督!こちらをご覧になってください」

 

ん?

 

スカートをめくる鹿島。

 

どうし……た……の?!!!

 

「そ、それは?!!!」

 

「明石さんに頼んで付けてもらいました❤︎」

 

ち、ち、ちんちん!!!!

 

「今日はふたなり同士でらぶらぶエッチしましょうね❤︎」

 

「や、やめろ……、マジで勘弁してくれ……!!!」

 

「すぐに女の子の良さを教えてあげますよ❤︎」

 

あ、ああああああああああ!!!!!!!

 

 

 

 

全く、昨日は酷い目に遭った……。

 

ん?

 

何かがおかしい、これは……。

 

 

 

「うわああああ!!!東北きりたんになってるううう!!!」

 




鹿島
大淫婦バビロン。

旅人
かわいそう。

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