「あ」
あー?
今、神のお告げあったよ。
俺の中の何かが言った。
白露型を可愛がれ、と……。
きょーおーかーらーいちーばーん、ロリコンになる。
もうロリコンでいいや。
ってか、戦国基準ならロリじゃないもんね。
白露型とか十四歳くらいだしロリじゃないかもしれない。
かもしれない運転だ。
もしかしたら、駆逐艦はロリじゃないかもしれない。
それを調べる必要があります。
とりあえず、白露型の工房に侵入して、楽器箱に隠れる。
楽器箱は凄いぞ、X線検査されないからな!
楽器箱に入ればパスポートなしでレバノンに行けるって噂だ。
……やめとこ、厄い。
普通に、白露型の工房のソファに座って待つ。
その辺に積んである魔導書を読んで待っていると、ドアが開く。
「あ」
「お」
白露だ。
「どしたの、提督?」
「いや……、さっき天啓が下りてきて、もしかしたら駆逐艦はロリじゃないかもしれないと思って」
「????」
「ちょっとおいで白露」
「うん」
俺が手招きすると、白露は近くに寄ってきた。
ふむ……。
「おっぱい」
「あん❤︎」
ぷにぷに。
……あるな。
確かにある。
幼女のような平胸ではない、性徴が見られる。
「おしり」
「ひゃあん❤︎」
ぷにぷに。
……アリだな。
肉が程よくついている。割と筋肉質かな?
「お腹」
「あはは、くすぐったいよ!」
スマート。
海防艦のような、幼女のお腹じゃない。
割れるほどじゃないが腹筋もある。
匂いはどうだ?
「くんくん」
「やん❤︎」
甘ーい女の子の匂い!
……を、覆すレベルの猛烈な血と臓物の匂い。更にそれを覆い隠す薬品の匂い。
「……ごめん、臭いよね」
白露がしゅんとして言った。
「そんなことないよー」
血と臓物、薬品、そして可愛い女の子の匂い。
それが白露型の匂いだ。
嗅いでいるといい感じに脳が痺れて気持ちいい……、ちょっと待って、本当に大丈夫かなこれ……?一般人が嗅いだら昇天(物理)しない?
「今、出撃帰りだから、汗臭いし、血の匂いもするよね……。お風呂入ってくるね」
「あ、じゃあ一緒に入ろうか」
「良いよー、そろそろみんな帰ってくるし、白露型のみんなでお風呂に入ろっか!」
この気配りお姉ちゃん……、やはりロリではない?大人なのでは?
黒井鎮守府温泉。
24時間営業の、海の見える露天風呂、ジャグジーバス、薬湯、サウナ、マッサージコーナー……、ぶっちゃけ、俺が艦娘のために作った健康ランドだ。
艦娘二、三百人が一斉に入浴してもなお余裕があるレベルで広く、三十種類近くの多彩な温泉があるぞ!
そして何故か俺と首輪付きのみ混浴可だそうだ。
昔は、俺は気を遣って、適当にドラム缶風呂に首輪付きと入っていたが、ドラム缶を回収されて無理やり混浴させられている。
さあ、風呂だ。
風呂上がりに牛乳飲もう。
「よし、風呂だ。バババンバンバン、バババンバンバン」
「……なんか違くない?」
「あーくにそまりしぃ、もーのどもよぉ」
「何故にダイオージャ?!!!」
あ、艦娘は割とアニメとか見てるぞ。
俺が子供の頃、ロボットアニメが大好きだったという話をしたら、何故か沢山の艦娘が「提督が好きなアニメならきっと面白いよね!」と色々見たらしい。
休憩室のテレビには、アニメやドラマのDVDがごっそりとある。
みんなニュースとかあんまり見ないんだよね。
だってどうせ偏向報道しかしないし……。
だから、時事ニュースが気になる子は、自分でネットニュースとか漁ってるみたいだね。
白露型はその辺あんまり興味がないらしく、タブレットで映画とか見てくつろいでるところをよく目にするよ。
時雨は結構時事ニュースも漁ってるみたいだけど、他の子はみんなアニメとか見てるね。
明石とかは、何度も何度もロボットアニメを見てるよ。好きなんだってさ。
よし、それはさておき、白露型全員と入浴タイムだ!
裸の山風を眺める。
「なあに?」
「可憐だ……」
健康的な肌色、滑らかなおしり、控えめながらもぷっくりとしたおっぱい。
白魚のような手指に、引き締まったウエスト、小さめの足、ほどよく肉のついた太もも。
手入れされた綺麗な緑の髪に、控えめな笑顔。
ロリじゃないな。
ロリじゃない。
ロリじゃないからOK!!!
まず自分を洗ってから、山風を洗ってやる。
うおお背中小せえ可愛いぃ!!!
「あんっ❤︎そこは自分で洗えるよぅ❤︎」
「まあまあ」
おっぱいを揉み洗いする。
「提督、私のここも洗って?」
海風が股を開く。
「おーよしよし!洗ってあげちゃう!」
と、白露型とソーププレイを楽しむ。
その後に、湯船へ。
「あー、良い……」
風呂は良いね、風呂は心を潤してくれる。リリンの生み出した文化の極みだよ。
「そう感じないか?春雨君」
「はい、そうですね!」
何が嬉しいかって、風呂より美少女白露型に囲まれてることだが。
全裸の美少女に囲まれるご褒美。
白露型は良いぞ……。
程よい筋肉がスポーティで溌剌とした雰囲気を醸し出しているが、顔は本当に知性的で……。
力と知恵を兼ね備えた、完璧な生命体らしい身体だ。
いや、むしろ神に近いような、ある種の神々しさを感じさせる。
……ってか、白露型は種族が邪神だからな。
さもありなん。
俺は基本的に神が大嫌いだが……、それとこれとは別だな。
邪神白露型の御神体に触れられるとか幸せ者だな俺は!
「ちちー!しりー!ふとももー!」
がはは、グッドだ。
「提督」
「がははー!ん?何だ、時雨?」
「提督は僕達の身体をいやらしい目で見ているみたいだけど、僕らも提督の身体をいやらしい目で見てるよ」
何その報告は。
「なるほど、深淵(白露型)を覗くものは深淵(白露型)から覗かれているんだな?」
「そうとも」
深いな……。
……ん?
「……白露型にエロとかエロくないとかそう言う思考回路あるの?」
定期的に男女問わず人間をバラしてるんだし、見慣れてるでしょ?
と時雨に聞いたところ……。
「……僕だって女だよ?好きな男の身体で興奮したりもするさ」
少しだけ頬を染めて言った。
か
わ
い
い
。
もう辛抱たまらん!
「時雨ぇーっ!!!!」
「あんっ❤︎」
「さてと、怪電波を飛ばして提督を操り、性欲を高める実験は成功、と」
時雨
旅人の性欲を高める怪電波を流していた。
旅人
まんまと怪電波に引っかかり、艦娘にエロいことした。