黒井鎮守府最強は誰か?
非常に難しい質問だ。
単純な強さならば長門かもしれない。
防御力なら武蔵だろうか?
スピードなら島風。
戦闘速度と智慧ならば時雨。
火力なら曙や睦月型。
魔力なら巻雲。
歌唱力ならみんなのアイドル那珂ちゃん。
ついでにエロさなら鹿島。
勝負とは時の運であるからして、誰が最強なのか論ずるのは無駄だろう。
だがしかし、二人一組になった時、確実に鎮守府最強になるコンビがいる。
それが、古鷹、そして加古である。
古鷹……。
二メートルを超える規格外の大きさの大剣、牙斬刀を片手で振り回し、原子力空母すら一刀で斬り伏せる怪力。
そして雷を自在に操る超力を持つ魔人である。
加古……。
様々な武器に可変する二丁拳銃、ブレストリガーを巧みに操る。
その射撃精度は、10km先の深海棲艦の眉間を正確に貫く。
近接戦闘主体の古鷹、遠距離戦闘主体の加古が巧みに連携して、まるで、手足四本頭が二つの魔人であるかのように動く。
黒井鎮守府最強のコンビ。
また、鼻も利き、2リットルペットボトルに入った1gの塩の匂いすら嗅ぎ当てるような鋭敏な感覚を持つ猟犬でもある。
それが古鷹型だ。
そんな古鷹型の勇猛にして忠犬な二人は……。
「くぅ〜ん❤︎」
「はぁっ❤︎はっ❤︎はっ❤︎はっ❤︎」
俺の前ではただのらぶらぶわんわんに成り下がるのだ!
話をしよう。
艦娘にもタイプがある。
いつも甘えてくる甘えんぼもいれば、遠慮してしまいなかなか甘えられない子もいる。
そんな中、古鷹型の二人は、忠誠度がカンストしているあまり、自発的に甘えることはできないのだ。
だからたまにこうして、俺の寝室に呼んで、可愛がってあげることで、ストレスの発散になるのだ。
かわいがるといってもアタマをよしよしとなでたりたかい たかい とかをするんじゃないぞ、エロいことをするということだ!
「わふぅ❤︎あぅう……❤︎」
「はひぃ❤︎なでなで、きもちいー❤︎」
鋭敏な感覚を持つ二人は、俺の部屋に入った時点で甘い吐息を漏らした。
そして今は、甘ったるい声を上げる発情わんわんになっている。
いつも穏やかな笑みを浮かべる優しい美女の古鷹も。
「ああん❤︎ていとくぅ❤︎」
いつもはふわっと弛緩した雰囲気だが、決める時にはキリッとした表情をするカッコいい加古も。
「ていとくぅ❤︎すきぃ❤︎」
二人とも、らぶりーわんこになってしまっている。
「くんくん……、私の前には金剛さんとシてましたね?」
古鷹が尋ねてくる。
「ああ、匂いで分かっちゃう?ごめんね」
「いえいえ!金剛さんも群れの仲間ですから!群れのボスの提督は、群れのメス全員に種付けして良いんですよ❤︎」
いやいや……。
「嫉妬とかしないの?」
「嫉妬?どうしてですか?提督は私たち全員を平等に愛してくれていますよね?」
「好きな男が他の女を愛するなんてさ……」
「それって、何が駄目なんですか?提督は絶対の王で、私達のボスなんですよ?ボスの決定に疑問を持つ獣なんて、要りませんよね?」
古鷹……。
「古鷹、俺は絶対じゃない。 俺だって人間なんだ、間違えを犯すこともある」
「じゃあ、提督が間違えたら、私達が地獄までお供しますね!」
重い!!!
「その必要はないよ、君達は、例え俺がいなくなったとしても幸せにおなり(からくりサーカス)」
「無理です」
「どうして?」
「提督は私の全てですから。提督がいないならば、帰ってくるまでずっと待ちます」
嫉妬もしない、浮気もしない。
ただ俺だけのために、ある時は敵を狩る猟犬として、ある時は都合のいい女として存在する。
それが古鷹型の二人だ。
古鷹型の二人は、俺の忠実な猟犬だ。
しかし……、よし、と言われない限り、いつまでも待てをしてしまう。
なので、たまには、甘えていいよと言ってあるのだが……。
自発的に甘えてくるようになるのが今後の目標かな。
なるべく平等に艦娘と関わるようにしているが、なかなか難しい。
「じゃあ、今度は、私達が提督を可愛がってあげます!」
「おいでー、提督!」
「えっ何それ、相撲部屋的な可愛がりじゃないよね?」
大丈夫?ビール瓶で頭かち割られたりしない?
いかに生意気なやつをビール瓶で叩き殺すのが日本の伝統文化だとしても、俺は殴られたくないよ?
「相撲部屋?よく分かりませんけど、提督も私達に甘えていいんですよー❤︎」
ほーん?
「それは何かね……?古鷹のおっぱいと加古のおっぱいに挟まれても良い、と言うことかね?」
「「はーい❤︎」」
おおおおおおお。
おおー。
……おっぱいは所詮贅肉の塊に過ぎない。
口の悪い奴はそんなことを言う。
だが、この温かなおもちに包まれて、「所詮贅肉の塊でしょ?」などと言える男がいるだろうか?
いや、いない。
そして何より俺の情欲を掻き立てるのは。
「提督、愛してます❤︎」
「愛してるよー❤︎」
あらゆる敵を、人魔問わずに滅殺する戦鬼である最強の二人の美女が、俺の前でだけ、まるで娼婦のように振る舞い、愛玩動物のように尻尾を振るのだ。
こんなにも良い女が、俺にだけ懐いている。
その事実が、俺の中にある独占欲を嫌という程に満たす。
俺が死ねと命じれば、その場で命を絶つ程に忠誠を誓われて、永遠不滅の愛を捧げられる。
まさに、男冥利に尽きるというものだ。
そして、そんな二人の古鷹型にも、悪癖が一つ。
「「はっ、はっ、はっ、はっ❤︎」」
二人は、散歩が好きなんだ。
ピンクの首輪に鎖のリード。
それで、四つん這いになって道を歩く。
特殊プレイももう慣れた。
俺は既に、この状態のまま鎮守府内部を歩った経験がある。
それも昼間から。
他の艦娘に生温かい目で見られながら、古鷹と加古と散歩をする。
そして、人目のつかない場所に来ると……。
省略されました。全てを読むにはワッフル ワッフルと書き込んでください。
「ふう……」
「「あへぇ……❤︎」」
何にせよ、二人は俺の愛しい人だ。
あらゆる敵意から守り、豊かな生活を与えたい。
二人は俺が守る。
古鷹、加古
わんわんらんど。
旅人
相変わらず艦娘の変態プレイに付き合わされている。