旅人提督の世界征服までの道程   作:ハードオン

477 / 593
エロで書けばよかったと後悔。


477話 わんころ

黒井鎮守府最強は誰か?

 

非常に難しい質問だ。

 

単純な強さならば長門かもしれない。

 

防御力なら武蔵だろうか?

 

スピードなら島風。

 

戦闘速度と智慧ならば時雨。

 

火力なら曙や睦月型。

 

魔力なら巻雲。

 

歌唱力ならみんなのアイドル那珂ちゃん。

 

ついでにエロさなら鹿島。

 

勝負とは時の運であるからして、誰が最強なのか論ずるのは無駄だろう。

 

だがしかし、二人一組になった時、確実に鎮守府最強になるコンビがいる。

 

それが、古鷹、そして加古である。

 

古鷹……。

 

二メートルを超える規格外の大きさの大剣、牙斬刀を片手で振り回し、原子力空母すら一刀で斬り伏せる怪力。

 

そして雷を自在に操る超力を持つ魔人である。

 

加古……。

 

様々な武器に可変する二丁拳銃、ブレストリガーを巧みに操る。

 

その射撃精度は、10km先の深海棲艦の眉間を正確に貫く。

 

近接戦闘主体の古鷹、遠距離戦闘主体の加古が巧みに連携して、まるで、手足四本頭が二つの魔人であるかのように動く。

 

黒井鎮守府最強のコンビ。

 

また、鼻も利き、2リットルペットボトルに入った1gの塩の匂いすら嗅ぎ当てるような鋭敏な感覚を持つ猟犬でもある。

 

それが古鷹型だ。

 

 

 

そんな古鷹型の勇猛にして忠犬な二人は……。

 

「くぅ〜ん❤︎」

 

「はぁっ❤︎はっ❤︎はっ❤︎はっ❤︎」

 

俺の前ではただのらぶらぶわんわんに成り下がるのだ!

 

話をしよう。

 

艦娘にもタイプがある。

 

いつも甘えてくる甘えんぼもいれば、遠慮してしまいなかなか甘えられない子もいる。

 

そんな中、古鷹型の二人は、忠誠度がカンストしているあまり、自発的に甘えることはできないのだ。

 

だからたまにこうして、俺の寝室に呼んで、可愛がってあげることで、ストレスの発散になるのだ。

 

かわいがるといってもアタマをよしよしとなでたりたかい たかい とかをするんじゃないぞ、エロいことをするということだ!

 

「わふぅ❤︎あぅう……❤︎」

 

「はひぃ❤︎なでなで、きもちいー❤︎」

 

鋭敏な感覚を持つ二人は、俺の部屋に入った時点で甘い吐息を漏らした。

 

そして今は、甘ったるい声を上げる発情わんわんになっている。

 

いつも穏やかな笑みを浮かべる優しい美女の古鷹も。

 

「ああん❤︎ていとくぅ❤︎」

 

いつもはふわっと弛緩した雰囲気だが、決める時にはキリッとした表情をするカッコいい加古も。

 

「ていとくぅ❤︎すきぃ❤︎」

 

二人とも、らぶりーわんこになってしまっている。

 

 

 

「くんくん……、私の前には金剛さんとシてましたね?」

 

古鷹が尋ねてくる。

 

「ああ、匂いで分かっちゃう?ごめんね」

 

「いえいえ!金剛さんも群れの仲間ですから!群れのボスの提督は、群れのメス全員に種付けして良いんですよ❤︎」

 

いやいや……。

 

「嫉妬とかしないの?」

 

「嫉妬?どうしてですか?提督は私たち全員を平等に愛してくれていますよね?」

 

「好きな男が他の女を愛するなんてさ……」

 

「それって、何が駄目なんですか?提督は絶対の王で、私達のボスなんですよ?ボスの決定に疑問を持つ獣なんて、要りませんよね?」

 

古鷹……。

 

「古鷹、俺は絶対じゃない。 俺だって人間なんだ、間違えを犯すこともある」

 

「じゃあ、提督が間違えたら、私達が地獄までお供しますね!」

 

重い!!!

 

「その必要はないよ、君達は、例え俺がいなくなったとしても幸せにおなり(からくりサーカス)」

 

「無理です」

 

「どうして?」

 

「提督は私の全てですから。提督がいないならば、帰ってくるまでずっと待ちます」

 

嫉妬もしない、浮気もしない。

 

ただ俺だけのために、ある時は敵を狩る猟犬として、ある時は都合のいい女として存在する。

 

それが古鷹型の二人だ。

 

 

 

古鷹型の二人は、俺の忠実な猟犬だ。

 

しかし……、よし、と言われない限り、いつまでも待てをしてしまう。

 

なので、たまには、甘えていいよと言ってあるのだが……。

 

自発的に甘えてくるようになるのが今後の目標かな。

 

なるべく平等に艦娘と関わるようにしているが、なかなか難しい。

 

「じゃあ、今度は、私達が提督を可愛がってあげます!」

 

「おいでー、提督!」

 

「えっ何それ、相撲部屋的な可愛がりじゃないよね?」

 

大丈夫?ビール瓶で頭かち割られたりしない?

 

いかに生意気なやつをビール瓶で叩き殺すのが日本の伝統文化だとしても、俺は殴られたくないよ?

 

「相撲部屋?よく分かりませんけど、提督も私達に甘えていいんですよー❤︎」

 

ほーん?

 

「それは何かね……?古鷹のおっぱいと加古のおっぱいに挟まれても良い、と言うことかね?」

 

「「はーい❤︎」」

 

おおおおおおお。

 

おおー。

 

……おっぱいは所詮贅肉の塊に過ぎない。

 

口の悪い奴はそんなことを言う。

 

だが、この温かなおもちに包まれて、「所詮贅肉の塊でしょ?」などと言える男がいるだろうか?

 

いや、いない。

 

そして何より俺の情欲を掻き立てるのは。

 

「提督、愛してます❤︎」

 

「愛してるよー❤︎」

 

あらゆる敵を、人魔問わずに滅殺する戦鬼である最強の二人の美女が、俺の前でだけ、まるで娼婦のように振る舞い、愛玩動物のように尻尾を振るのだ。

 

こんなにも良い女が、俺にだけ懐いている。

 

その事実が、俺の中にある独占欲を嫌という程に満たす。

 

俺が死ねと命じれば、その場で命を絶つ程に忠誠を誓われて、永遠不滅の愛を捧げられる。

 

まさに、男冥利に尽きるというものだ。

 

 

 

そして、そんな二人の古鷹型にも、悪癖が一つ。

 

「「はっ、はっ、はっ、はっ❤︎」」

 

二人は、散歩が好きなんだ。

 

ピンクの首輪に鎖のリード。

 

それで、四つん這いになって道を歩く。

 

特殊プレイももう慣れた。

 

俺は既に、この状態のまま鎮守府内部を歩った経験がある。

 

それも昼間から。

 

他の艦娘に生温かい目で見られながら、古鷹と加古と散歩をする。

 

そして、人目のつかない場所に来ると……。

 

 

 

省略されました。全てを読むにはワッフル ワッフルと書き込んでください。

 

 

 

「ふう……」

 

「「あへぇ……❤︎」」

 

何にせよ、二人は俺の愛しい人だ。

 

あらゆる敵意から守り、豊かな生活を与えたい。

 

二人は俺が守る。

 

 




古鷹、加古
わんわんらんど。

旅人
相変わらず艦娘の変態プレイに付き合わされている。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。