旅人提督の世界征服までの道程   作:ハードオン

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近所のツタヤが潰れたー!

007ってネトフリで全部見れますか?


486話 ポーラ酒浸り日誌

「んへへへへへ……、ていとくぅ、そこペロペロしちゃだめれすよぉ……」

 

「ポーラっ!」

 

「ひゃあい?!」

 

「もう7時よ、起きなさい!」

 

「はあい……」

 

ザラ姉様……。

 

せっかく、夢の中で提督にペロペロしてもらってたのにぃ……。

 

まあいいや、実際に現実世界でペロペロして貰えばOKですよねえ〜。

 

私も提督をペロペロしよ〜っと。

 

っと、その前に朝ごはん〜。

 

 

 

「うわあ……」

 

「「「「むしゃむしゃもぐもぐ!」」」」

 

アカーギさんとか、ナガトさんとか……、朝からお肉ですよお肉!

 

朝にしょっぱいものを食べてる時点で信じられないのに、朝からお肉って……。

 

やっぱり、戦艦空母は違うなあ……。

 

私は、朝はバスケットいっぱいのチョコクロワッサンとエスプレッソって決めてるんで……。

 

「んー!甘くて美味しい!」

 

焼きたてのチョコクロワッサンは、外はカリカリ、中はふんわりもっちりで最高ですねえ〜!

 

そして、あまーいチョコクロワッサンとほんのり苦いエスプレッソのループ!

 

ああ、堪らないですね〜!

 

これでこそ、朝のエネルギーが得られるってものですよ〜!

 

 

 

午前はー、今日はお休みなんで〜……。

 

「朝からお酒飲んじゃいまーす!!!」

 

「「イエーーーイ!!!」」

 

あ、提督。

 

「まあ俺もね、酒の匂いがするとどこからともなく湧いてくるからね。お呼びとあらば即参上、J9J9情け無用だよ」

 

「アステロイドベルトのアウトローも震えだすんですねえ〜」

 

そんなこんなで。

 

「「カンパーイ!!!」」

 

 

 

「ヒヒヒ……、酒、酒ェーッ!!!」

 

「はう〜、おいひいれすねえ」

 

と、昼間からお酒を飲んでいたら……。

 

「コラーッ!!!」

 

「ひゃあ、ザラ姉様!!」

 

「昼間っからお酒飲んでないで、お外で散歩とかしなさい!健康的に!」

 

「うう〜」

 

「よし分かった!ポーラと散歩してくるわ!」

 

と、提督。

 

うー、仕方ありませんねえ。

 

お散歩しますか……。

 

 

 

ザラ姉様に言われたのなら仕方ないですからねえ。

 

「ほら、ポーラ、水分補給用に麦茶だぞー」

 

と、茶色い液体の入ったペットボトルを渡してくる提督。

 

え?別に喉乾いてない……。

 

ん?

 

これは……。

 

「ぐびっ」

 

ウイスキーだぁ!!!

 

やったあ!!!

 

「まあ、『水分補給』しながら散歩でもしようか、ポーラ!」

 

「はあい!『水分補給』は大事ですねえ!」

 

「……?」

 

ザラ姉様は訝しんでいたけれど、ごまかしちゃいます!

 

お散歩!

 

お散歩と言う名の外飲み!

 

最高ですねえ〜!

 

 

 

お散歩お散歩〜。

 

楽しいですねえ。

 

「お、カップアイスだ。食べようか」

 

「はあい」

 

さてこのカップアイスに……。

 

ウイスキーをちょっとかける!!!

 

「「あ"あ"〜……」」

 

染み渡るっ……!

 

「おいひいれす!」

 

「やはり酒とバニラアイスの組み合わせは強い……」

 

美味しい!

 

「因みに野外での飲酒は他人に迷惑をかけるからやめような。この物語はフィックションです、だよ」

 

「はーい」

 

「さあ、昼食にしようか……、居酒屋でね!!!」

 

「わーい」

 

昼飲み用の居酒屋、探すと結構ありますねえ。

 

「「とりあえず生!!!」」

 

ビールですよ〜、とりあえずはビールです!

 

そして二人でメニューを開きます。

 

「何食う?」

 

「う〜ん、肉とかがっつり行きたいですねえ」

 

「この店は昼飲み可のジンギスカン屋だしな、早速ジンギスカン食うか」

 

「そうしましょうか」

 

「ジンギスカン、とりあえず二十人前で」

 

「かしこまりまし……、え?!二十?!!」

 

「二十で」

 

「は、はい……」

 

艦娘の食事量からすると、一般の人間から見れば、化け物みたいに見えるらしいですねえ。

 

そんな艦娘と同じくらい食べる提督とは一体……?

 

「お、お待たせしました、とりあえず四人前です」

 

「お、来た来た。ガーッと焼こうか!」

 

「はあい」

 

「米食いてえなあ……、ご飯特盛、十人前お願いします」

 

「ええっ?!は、はい」

 

………………

 

…………

 

……

 

一時間後。

 

「あ、あの、大変申し訳ないんですが、もう店に食材が……」

 

「「え?」」

 

あー……。

 

小さい飲み屋ですしねえ。

 

「まあ、腹七分目くらいだしね」

 

「私は結構お腹いっぱいですよ〜」

 

「じゃあお会計。経費で落とすから会計は俺がやっとくね」

 

「あ、ありがとうございます〜」

 

「ひゃ、百六十四万八千九百円です……」

 

「はい、魔法の黒いカード」

 

「ア、アメックスセンチュリオン……?!!し、失礼します!!!」

 

提督、実は黒いクレジットカードを持ってるんですよねえ。

 

黒井鎮守府って、林檎の会社より稼いでますから……。

 

ちょっとした国の予算にも匹敵するほどの資金力、精鋭である艦娘百数十人、下部組織、友好組織含めて、世界最大級の大組織ですからねえ。

 

「ありがとうございましたぁ!」

 

「また来るよ」

 

「ごちそうさまでした〜」

 

 

 

さて、散歩も昼食も終わりましたから……。

 

「飲むか」

 

「飲みますよ〜」

 

飲みます!

 

休憩室で映画でも見ましょうか。

 

その最中にも、ビールとおやつを。

 

「ビールっても、麦ジュースだからね。ジュースだから実質ノンアル的な……、ね?」

 

「そうですよねえ、ジュースですから……、身体にも良いですし」

 

とか言いながら、スターウォーズ見ましたー。

 

夜。

 

「じゃあ……、晩酌いっとく?」

 

「いきますよぉ〜!」

 

 

 

「あ〜、今日は充実した休日を過ごせましたねえ!」

 

「酒うめー」

 

 




ポーラ
お酒の香りが香る美女。可愛い。舐めるとちょっとお酒っぽい味がする(旅人談)。

旅人
ハーアーブーのかーおりー、しょーとくたびびとー。

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