旅人提督の世界征服までの道程   作:ハードオン

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遅れちゃった。


518話 まずうちさぁ……

「丁型駆逐艦、松型一番艦、松です!よろしくお願いしますね、提督っ!」

 

意識が覚醒した。

 

うふふ……、ここの提督、とっても強く私を呼んでくれてた。

 

多分、男の人。

 

艦の頃には出来なかった恋愛とかってのをしてみちゃったりして!うふふふふ!

 

「……あれ?提督ー?」

 

どこだろう?周りを見回す。

 

あっ、あの人かな?

 

そこには……!!!

 

「ウワーッ!ウワーッ!ウワーッ!!!」

 

「さあ、提督……、一つになりましょう……♡」

 

変態的なコスプレをしている……、そう、鹿島さん!鹿島さんに提督が襲われているっ?!!

 

「へ、変態だーーーッ?!!!」

 

私は思わず悲鳴を上げた!

 

具体的にどう、とは言えないけれど、少なくとも、私ならあんな格好をするくらいなら自刃するレベルの痴態を晒す鹿島さん。

 

「ざけんなよ……、そんなカッコにならなくてもな……、一つにはなれんだよ! なあ……、そうだろ、松ッ!!」

 

「えひっ?!ええっ?!あっ、はい、そうですね?!!」

 

い、いきなり話題を振られた?!

 

ど、どうすれば良いの私は?!

 

「どう思う、雲龍?」

 

そしておもむろに、隣の雲龍さんに話しかける提督。

 

「今日はいい天気ね。絶好の散歩日和だわ」

 

「Oops、話が通じにくい」

 

「外を歩いてくるわね」

 

「アッハイ」

 

そしていなくなる雲龍さん。

 

「こうなれば古代バビロニアから巨大ロボットを発掘しないと……!と言う訳で古代バビロニアの専門家をお呼びしました!」

 

「ハァーッハッハッハ!!我、参上!!!」

 

だ、誰?!あの金ピカの人誰?!

 

「AUOさん、やっぱり、古代バビロニアに巨大ロボットとかって……?」

 

「うむ、あると言えばあるな」

 

「マジすか?!」

 

「我の蔵は、人類の思い描く全てがそこにあるからな。そもそも、巨大ロボットと言えるような存在は、我の歴史よりも後のトロイア戦争で……」

 

「えっ、マジ?トロイの木馬って巨大ロボットだったの?!」

 

「そうだ。全く、このたわけが。それくらい把握しておけ」

 

 

 

「えっ……、あの、これは……?」

 

「ヒトミ、イヨ、松、早霜、浜波、磯風、綾波、敷波……、の!着任を祝いまして!!!」

 

「「「「かんぱーい!!!」」」」

 

あっ、そっかあ(完全理解)。

 

わざわざ歓迎会を開いてくれたんだ!

 

えっ……、いや、さっきのやりとりは?!

 

さっきの鹿島さんは?!!

 

さっきの金ピカの人は?!!!

 

どうなってるのこれ?何で誰も突っ込まないの?!

 

私は、小声で、隣に立つイヨちゃんに訊ねた。

 

「あの、これ……」

 

「空気を読むのよ……。多分、これは突っ込んでもスルーされるやつよこれ……」

 

なるほど……、奥が深いわね……。

 

「よっしゃー!煉獄さんが三百億の男になるんなら、うちの吹雪も三百億の女になれるだろ!!!なぁ、吹雪?!!!」

 

「え?あー、そうですかね?」

 

「まあほら……、劇場版は良かったから……」

 

「提督……、アニメなんてなかったんですよ。良いですね?」

 

「ウス」

 

よく分からない話をする提督。

 

分かるのは、本当にヤバいレベルのハンサムだってことだけ。

 

あぁ^〜。

 

顔が良いっ!

 

そして、提督は、立食パーティとなっているところを周り、新入りの艦娘に挨拶をした。

 

「そうだろ、松ッ!!」

 

「えっ、あっはい?!」

 

「ああ、いや、すまないね、癖みたいなもので。こんにちは、松ちゃん。俺は提督の新台真央。みんなからは旅人と呼ばれているよ」

 

「よろしくお願いします、提督!」

 

「ああ、よろしく!」

 

そう言って、握手した。

 

おおっ、分厚いゴツゴツの手!

 

男の手って感じ!

 

良いなぁ、かぁーっこいいなあ〜っ!

 

そして、胸元!

 

胸板分厚ゥい!

 

男らしい……、最高!

 

ああ、私って、「良い男」が好きだったんだな……。

 

「あの、提督?」

 

「ん?なんだい?」

 

「胸板触っても良いですか?」

 

「構わんよ」

 

えいっ!

 

ぺたぺた……。

 

「あぁ^〜(浄化)」

 

違うのよ……。

 

ほら……、艦娘って、艦の乗組員の記憶がゴチャッと混ざったような状態で生まれてくるのね?

 

私の場合、その……、男が好きな男の人の記憶を色濃く受け継いでしまったみたいで……。

 

うん、その、筋肉最高!

 

「はぁはぁ……、素敵よ提督……♡」

 

「お、おう」

 

やーん!お尻カッチカチ!最高ーーーッ!!

 

あとは逸物を……ッ!

 

どうする?事故を装って……!!!

 

「はい、そこまで」

 

「ひゃあ?!!」

 

あ、えっと……、吹雪ちゃん。

 

「松ちゃん、手つきが完全にセクハラおじさんだったよ」

 

「え、えへへ……、ごめんなさい」

 

「乗組員さん達からどんな記憶を受け継いだのかは知らないけれど、いきなりエッチなことは駄目だよ?」

 

「いきなりじゃなければ良いのっ?!」

 

「まあ、良いけど……。松ちゃんは本当に良いの?女の子の初めては大事にしなきゃ」

 

「え?提督相手なら別に……。みんなも、乗組員さん同士がああしてこうして……、って記憶、あるでしょ?」

 

海の上は男しかいないからね!

 

「い、いや、まあ、あると言えばあるけど……。艦娘なんだよ?松ちゃんは、ちょっと、男の記憶に引っ張られ過ぎてるんじゃない?」

 

「そんなことないよ!私、ネコだもん!」

 

「普通の艦娘はネコとか言わないからね?!」

 

あっ、そっかあ……。

 

 





ガチホモ軍人の性癖を受け継いで艦娘になってしまったガチホモ。女には一ミリも興味ない。ネコ専。
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