旅人提督の世界征服までの道程   作:ハードオン

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忘れてた、すまんこ。


520話 デリバリーHELL

うーん、暇だなあ。

 

なんか面白いことしたい。

 

そうだ、黒井鎮守府にデリヘルを呼んでみるか!

 

たまには人間を抱きたいしな。

 

「もしもし?デリバリーヘルスの『ララバイ』さんですか?このレイナちゃんって子を、Y市の……」

 

『はい、分かりました』

 

 

 

「どうも!デリバリーヘルス『艦隊これくしょん』のスズでーす!」

 

うーん?

 

んんんんんー?

 

んー?

 

学生服風の服装、グリーンの長髪、女子高生らしい態度。

 

ニコニコ笑顔の可愛い君は。

 

「鈴谷じゃん」

 

鈴谷じゃん。

 

「やだもー!私はスズだよー?鈴谷なんて娘知らなーい!」

 

お、そうだな。

 

「もう一つ質問いいかな?俺が呼んだデリヘル嬢、どこに行った?」

 

「君のような勘の良い提督は大好きだよ」

 

そう言って俺に抱きつく鈴谷。

 

えっ、ま、まさか。

 

「消して、リライトしちゃった?!」

 

「殺してはいないよ、お金渡して帰ってもらった」

 

「あ、それなら良いんだけどね。殺していたら怒っていたよ」

 

「まさかぁ、殺すほどではないよ〜」

 

うん。

 

「やっぱり鈴谷じゃねーか!」

 

アイドルマスターかな?と思ったら鈴谷じゃねーか!

 

「くっくっくっ、バレてしまっては仕方がないね!ほれほれ〜、脱いで脱いでー!」

 

俺の服を手慣れた手つきで脱がして、自分の服もスルスルと脱ぐ鈴谷。

 

うーん、下着が可愛いっ!エロいっ!

 

「デリヘル嬢が良かったんだけど……」

 

「だから、デリヘル嬢でしょ、私」

 

「せやろか?」

 

「今だけ、提督専属のデリヘル嬢だよ!」

 

うーん?

 

うーん……?

 

いいん、ですか?

 

「いや、たまには人間を……」

 

「は?」

 

「え?」

 

「なんで?」

 

「なんでとは?」

 

「人間なんていらなくない?だって、私達艦娘がいるんだよ?人間の売春婦なんていらない。そうだよね?」

 

「そうなの?」

 

「そうだよね?」

 

「い、いやほら」

 

「そうだよね?」

 

おお、怖。

 

そうだよねと訊ねられる度に、鈴谷の目からハイライトが失われていく。

 

「たまには良くない?」

 

「良くない。私達の全部、髪の毛の一本一本が、指の先から爪先までに留まらず、資産が、知恵が、能力が。全部、全部、全部……、提督のものなんだよ」

 

「そうなの?」

 

初耳〜!

 

「そう。私達艦娘の全ては提督のものなの。でも、それと同時に、提督も私達艦娘のものなの。分かる?」

 

「わかり哲也」

 

鈴谷は、俺の顔を掴んで、無理矢理に目を合わせてきた。

 

「分かる?」

 

おお、有無を言わせないってやつか?

 

ドキドキだな。

 

まるで文芸部みたいに。

 

俺も、鈴谷の顔を横から掴んで……。

 

「んー」

 

「んにゃ?!」

 

思いっきりキスをした。

 

「っぷはー。いいか鈴谷?俺のものは俺のもの、鈴谷のものは鈴谷のもの。カエサルのものはカエサルのものなのさ」

 

「っぷはあ。や、やだよ、提督、提督。鈴谷の全部をあげるから、提督の全部を頂戴よ」

 

うーん、難しい話だな。

 

「どんなことでもするよ、靴も舐めるよ、土下座もする。全裸で犬の真似でも、豚の真似でもするよ。だから、だから」

 

しかし……。

 

「良いか鈴谷?人はものじゃない。そしてνガンダムは伊達じゃない」

 

「やだ、やだ、やだ」

 

おお、駄々っ子鈴谷ちゃん。

 

ンモー、しょうがにゃいにゃあ。

 

「なら、この瞬間だけ。この瞬間だけは鈴谷を一番に愛するからさ。それじゃ、ダメかい?」

 

「……分かった」

 

 

 

俺は、次の日の朝に、鈴谷に250ドル渡してやった。

 

すると、鈴谷は、洗面台の鏡に、手持ちの口紅で「NO SALE」と書き残した。

 

おお、中々に教養があるようだな。

 

さあ、今日も一日頑張ろ……。

 

ん?

 

電話だ。

 

「はい、もしもし?」

 

『もしもし?こちら、デリバリーヘルスの『艦隊これくしょん』です!』

 

「……頼んでないです」

 

俺は電話を切った。

 

デリバリーHELLじゃないか!まともなのは僕だけか?!

 

プルル、プルル、電話が鳴った。

 

「はい、もしもし?」

 

『デリバリーヘルス『艦隊これくしょん』です!可愛い子いますよ!』

 

デリヘルの押し売り……?!

 

新しい、惹かれるな……。

 

「因みにオススメは?」

 

『クマノちゃんなんてどうです?』

 

ふむ……。

 

「お値段は?」

 

『タダです』

 

なるほど……。

 

「やっぱりお断りします」

 

電話を切る。

 

そして、自室のドアが開く。

 

「デリバリーヘルス『艦隊これくしょん』のクマノですわ!」

 

「え?あの、呼んでないです……」

 

「クマノですわ!!!」

 

アッ!ゴリ押す気だな?!

 

足掻くな、運命を受け入れろ、ってことか。

 




鈴谷
ヤンデレだけど旅人からすればチョロッチョロのチョロQである。

熊野
熊野ですわ!!!!(クソデカボイス)

旅人
艦娘に取り憑かれた男。
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