旅人提督の世界征服までの道程   作:ハードオン

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良く考えたらもう50話行ってるやんけ。

設定集みたいなの作るべきなのかな?


54話 旅人の飲むコーヒーは、甘い

……離島。

 

黒井鎮守府の北側、少し大きめの島。

 

この島には、黒井鎮守府の提督が拾ってきた、深海棲艦達が生活している。

 

ここに住む深海棲艦達は、皆、黒井鎮守府の艦隊に半殺しにされ、提督にこれでもかと辱められ、なんだかんだで調教されきってしまっている……。

 

当然だろう、海を守る為、人類に警告しようと勇んで現れたら、なんかメッチャ怖い女達に囲まれてボコボコにされ、よく分からんイケメンにセクハラされた後、急に優しくされるのだ。

 

……堕ちてしまうのも無理はない(確信)。

 

そんなこんなで集まった深海棲艦達は、たまに現れる提督の指示で、密輸業者への警告や、打ち捨てられた艦娘の保護などのブラックオプス的な、なんかそう言うフワッとしたアレを担当する集団となったのだ……!!

 

 

 

しかし、真面目に働いてはいるが、この深海棲艦達の性癖までは、まともにならなかった……。

 

「提督❤︎見テ?モットワタシノ恥ズカシイトコロ、見テ❤︎」

 

「提督!アタシ、オ仕事頑張ッタ!!ゴ褒美ハ……、オシリペンペンデイイゾ❤︎」

 

「ヲッ!提督?今日ハ何スル?……何シテクレルノ……❤︎」

 

言わば、ナチュラルな調教が生み出した、ソドムの街!

 

露出とコスプレ、SMと緊縛とをコンクリートミキサーにかけてぶち撒けたここは、海上のゴモラ!!

 

今回、『折角水溶性のボディーペイントしたんだし、なんかそれっぽい企画立てようぜ!』

 

本日も、俺と天国に付き合ってもらおう!!

 

「さあ、やってまいりました!『ドキッ!深海棲艦ボディーペイント水鉄砲チャレンジ!!〜ポロリもあるよ!』実況はこの俺、旅人と!」

 

「解説ハワタシ、離島棲鬼デマイリマス!」

 

……ちなみに、離島棲鬼ちゃん、フリフリのゴスロリの下は荒縄で緊縛してる。自分で。……いや、確かに、倒した時に荒縄で亀甲縛りしたけどさぁ?

 

「さあ、今回のイベントのルールは簡単!お互いのボディーペイントを水鉄砲で溶かし合い、最後までペイントが残っていた子の優勝!」

 

「マタ企画モノノAVミタイナ話ネ!」

 

「イメージビデオです!(強調)……さあ、治療が終わり、気絶していた駆逐水鬼ちゃんが目を覚ましたようです!」

 

「エッ、エッ?何?何コレ?!」

 

「はい、スタートォォォ!!!」

 

 

 

 

 

「…………ねぇ?」

 

「…………提督?」

 

ん"ん"っ?!!

 

…………そ、そうだ、うちの艦娘もいたわ……。しかも駆逐艦。

 

そして、目の前には仁王立ちする木曾。

 

……俺より頭一つ分以上小さいはずなのに大きく見えるのは、怒りなのかなんなのか。

 

「いや、違うんすよ、これは」

 

「…………敵と馴れ合うな、とは言わない。だがな!!!」

 

がっしり肩を掴まれる。ひぇぇ。

 

「女の身体が必要なら、俺を使え!!!!」

 

「…………はいぃ?」

 

……お、思わず、知り合いの特命係みたいな声出ちまった。

 

「お前には、特に女の趣味がないことは聞いている!……何故だ!俺じゃ駄目なのか!!!」

 

あ、ああー、成る程!不安にさせちゃったか!!いや、まあ、エロ目的ももちろんあるけどさ!この子達はこう言う変なプレイ好きなんだよ!!

 

「ち、違うぞ木曾!!!これは、彼女達の趣味だ!!!」

 

「な、何だと?!!」

 

「……良いか、木曾、世の中は広い。裸を人に見せて喜ぶ奴だっている!俺はそれに付き合っているだけだ!!善意で!!!!」

 

決して俺の趣味とかそんなんではない!!!

 

「そ、そうなのか?!」

 

「……成る程、ね。世に聞く、変態さん、と言う奴だね?」

 

時雨がなんか真剣そうな顔で言う。

 

「そうだ!!変態さんと遊んでいるだけだ!!!何もおかしくはない!!!!」

 

「変態さんはほっといた方が……」

 

如月、正論はいかんぞ。

 

「いや、この子達は変態だが有能だ。君達にはさせられない仕事を日夜こなしている……。たまにご褒美くらい、な?」

 

「でも……」

 

夕立が不満気に言う。

 

くっ、ならば最終手段だ。

 

「あー、潮風で髪がガシガシだなー。……帰ったら皆んなでお風呂入らな」

 

「提督、遊んであげて?」

 

「うむ、好きにするといい」

 

「なるべく早く終わらせるっぽい」

 

効果覿面である!

 

「しゃあ!じゃあ行くぞ!!!離島棲鬼ちゃん!!バトル開始の宣言をしろ!!!」

 

「バトル開始ィ!!!」

 

「エッ、エッ?エッ?!チョ、待ッ、キャァァァァ!!!!」

 

たのちい。

 

 

 

「いやー、良いもんが撮れた。永久保存版ですわ」

 

「ウフフ、マタ来テネ、提督?」

 

「ウゥ、モウヤダ……」

 

あんなこと言ってるけど、結構楽しんでた駆逐水鬼ちゃん。いやぁ、楽しかった。詳しく言うとR18タグが付いてしまうから言わないけど、凄かったぞ。……また来よう。下手な風俗よりよっぽどいい。

 

さて、残る問題は……。

 

「よし、終わったな、提督」

 

「帰るよ」

 

「お風呂にするっぽい!」

 

艦娘ソープランドですかね。

 

 

 

×××××××××××××××

 

約束通り、お風呂だ。

 

「いや、服くらい自分で脱げるって」

 

「僕が脱がしたいの。……駄目かな?」

 

「構わんよ(寛容)」

 

よし、許可を得た。協定違反にはならない。

 

……他人のベルトを外すのはちょっと難しいな。でも、いつかやることだし、今のうちから練習しなきゃね。

 

さて、パンツを、と。

 

……むう、反応無し。

 

「何で?やっぱり、魅力が足りない?おっぱいが大きい方がいいの?」

 

「いやいや、常に勃ってたら病気だから。……そう言う気分じゃないだけで」

 

成る程、そう言うものなのかな。

 

「どうやったら、そう言う気分になるっぽい?」

 

夕立が聞くけど……、

 

「男の口説き方は自分で学ぶもんさ。ま、まだまだこれからさね」

 

はぐらかされる、か。

 

「あら、じゃあ、こんな感じかしら?」

 

如月がしなだれかかるけど、優しく肩を抱かれて、

 

「そうだな、上手じゃないか。可愛いよ、如月……」

 

「あんっ……❤︎」

 

髪を撫でられる。……僕も、アレをやられたら骨抜きにされる自信がある。

 

……やっぱり、段々と、僕達の誘惑に慣れてきている。

 

相手が駆逐艦だから、とかじゃない。艦種に関係なく、僕達のアプローチを悉く躱す。

 

でも、断り方はかなり絶妙で、絶対に相手を傷つけない。

 

さっきみたいに、逆に相手を口説いてノックアウトすることも多々ある。

 

……そもそも、女性の扱いが異様に上手いのだ、提督は。

 

まず、僕の贔屓目で見ても、顔とスタイルは最高。強くて優しくて仕事もできる。

 

その上、言葉にせずとも気持ちを汲んでくれて、マメに気に掛けてくれる。けど、子供っぽくて可愛らしい一面もあり、いつも笑顔でいて、話しかけやすい雰囲気。

 

…………こんな人、ほっとかれる訳ない。

 

多分、今までに、沢山の女と付き合ってきたんだろう。そうじゃなきゃ、説明がつかない。

 

提督が、僕以外の女と…………!!

 

 

 

「あら?どうしたの時雨?怖い顔しちゃって?……よしよし」

 

「あぅ……」

 

だ、駄目だ、こうして撫でられると、さっきまで考えていたことが凄くどうでもよくなってくる!

 

「何か悩み事?……ああ、いや、無理に話さなくても良いよ、詮索するような無粋な真似はしないさ。……でも、人生の先輩から一つだけアドバイス!」

 

「な、何だい?」

 

「人生を、楽しめ!」

 

人生を、楽しめ、か。提督がよく言う言葉。

 

すると提督は、僕の手を握り、しゃがんで、僕と目線を合わせてこう言った。

 

「時雨、俺のこと好きかい?(イケボ)」

 

「う、うん、もちろん!」

 

「そっか、俺も時雨のこと、好きだよ。……だからね、そんな怖い顔はしないで欲しいんだ!(イケボ)」

 

そ、そんなこと言われると……。

 

「う、うん、ごめんね、なんでもないんだ!」

 

うぅ、もう、嬉しくって……。

 

「そうかい?……俺はね、大好きな時雨と同じ時間を過ごせて、とっても幸せだよ?もし、時雨を不幸にする何かがあるなら、俺が必ず何とかしてみせるから!(イケボ)」

 

も、もう駄目!

 

「提督❤︎ぼ、僕もね、提督と一緒にいれてとっても幸せだよぉ❤︎❤︎❤︎」

 

幸せ過ぎて、どうにかなっちゃいそう……!!

 

……そもそも、誘惑なんてしなくて良いんじゃないかな?態々エッチなことをしなくても、こうして、提督と一緒にいられるだけで、目的は達成されている訳だし(混乱)。

 

 

 

この後は、普通に、一緒に温泉で過ごした。

 

その、普通に、一緒に、と言うのが、女の子にとって、何物よりも代え難いものだって、提督は良く知ってるから。

 

やっぱり、提督には敵わないなぁ……。

 

 

 

……でも、僕は今、幸せだ。

 

 




出撃組
意外と世間知らずで、騙されやすい。

深海棲艦
離島で集まって暮らしている。

離島棲鬼
たまたま離島に立ち寄った旅人に敗北、以降ドMのお姉さんにジョブチェンジ。

駆逐水鬼
調教完了。普段着がミニスカメイドのエロメイドに。奇しくも、自分が小間使いになった。

特命係
二人の刑事の頭脳担当の方。キレるとプルプル震える。

旅人
適応力S。大体のことにすぐ慣れる。歯の浮くような口説き文句は命を削り放っている。
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